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【無謀と言われた8年前】ひとつの通過点を経験した今、新卒フリーランスの私が思うこと

これまでの私の講演会やブログ、取材、お会いした方には個別でもお伝えさせていただいたことですが…。気持ちを新たにするためにあえてnoteでも。

先日、フリーランス歴が丸8年を突破しました。現在はコピーライター業を主軸に、コミュニティの運営や各種イベントの企画や運営登壇、大学や高校で講演の機会もいただくようになりました。

20歳になったことを機に始めた、この仕事、この生き方(働き方)も気付けば8年。アラサーにさしかかっています!

22歳、大学卒業時に企業に就職することなくフリーランスという道を選んだ理由(目標)は大きく2つ。

  1. 母子家庭で育ってきた諸々の経験から、常に家族との時間を柔軟にとれるような状態でありたい

  2. 地方から働き方の多様性を広げたい、多様な生き方を許容できる風潮づくりに少しでも貢献したい

と思ったから。

どちらも現在進行形で励んでいるところですが、後者については岡山市さんらが運営し、株式会社ツクリエさんがイベント担当事務局となっている「ももたろう・スタートアップカフェ(ももスタ)」イベントの登壇が、自分のなかでひとつ重要な通過点となりました。
※登壇したのは、2022年7月25日開催『【無料・岡山学生限定】自分だけの事業をいつか形にしてみたいなら、「ももスタ起業部Garage」【連続参加プログラム】

自分よりも圧倒的に若い学生さんや行政の方が、私の話に耳を傾けてくださいました。
本当にありがとうございました。

もしかすると自分以上の世代の方々の働き方に対する認識を180度変えるのは難しいかもしれません。でも、90度でも変わったらいいなと思うし、自分よりも下の世代の方々であれば、120度変わってくれるかもしれないなんて思っています。

ただ、このイベントに限らず、私が独立時から一貫して伝えてきたのは「フリーランスや起業することがベター」ということではなく、「自分の理想とする生き方にどんな働き方や職業が合うのかを考えること」、「考え選ぶことを許容してくれる社会をつくる重要性」です。その点では、「認識を180度変える」というよりは、別の方向には新しい景色”も”見える場所があることを伝えられたら…という方が適切かもしれませんね。

私たちの前には、本当はたくさんの選択肢があるはずなんです。自分に合っているのなら、会社員でも公務員でもいいわけです。フリーランス万歳、起業万歳と言うつもりも、言ってきたつもりもありません。
しかし、どれを選ぶにしても、最初から選択肢が限られていたり、『AもBもCもDもあるけど、Aしか選べない』といった社会や風潮を私は歯がゆく思ってきました。
であれば、自分は地方×新卒フリーランスという領域を開拓しようと思ったのが、就職活動が本格化しようかという大学3年生の頃でした(確か)。

わずかでも開拓された土地があるなら、そこで『新しく苗を植えてみようか』、『ちょっとだけ散歩してみようか』と思う人がやってきてくれるんじゃないかと思っています。
それによって息苦しさが緩和されたり、新しい自分に気付けたりする人が出てくれば、8年前一部の方から「無謀」と言われた自分に「続けてきて良かったね」と言えるのではないかなと…。

そう言える日が来るよう、これからもたくさんの方の支えを頂戴しながら、努力を続けていきたいと思います。

2022.08.22 コピーライター/中新 大地

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