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多頭飼育崩壊~可愛いだけじゃ飼えない

こんにちは。こんばんは。
今回は、多頭飼育崩壊について話していきたいと思います。


まず、そもそもペットとは人間にとってどんな存在ですか?
これは言うまでもなく『家族の一員』ですよね。

なら、なぜに多頭飼育崩壊や動物虐待などの悲しい現状があるのか。
それは無責任な人間がいるからに他なりません。
そういった人を飼い主とは決して呼びませんよ。


だいたいにして、ペットを飼うとき何を考えて決めていますかって話です。
カワイイとか癒されるとか、そんな所ですよね~
それはそれで良いと思いますけど、餌やペット用品などの経済的なこと、病気になった時のこと、ワクチンのこと、散歩のこと、そして最後まで面倒を見ること。

こういった事をすべて踏まえた上で、愛情を注いで飼わないといけません。
カワイイっていう気持ちだけでは動物を家族に向かい入れることはできないんです。
その後の飼育に愛情と責任をもてるかを十分に考える必要があるんです。

だから一時の感情と勢いでペットを飼うことは、逆に動物が可哀そうになるだけです。
はっきり言って、そんなのは人間の勝手にしか過ぎません。
ましてや多頭飼育崩壊や動物虐待などはもってのほかです。


よくある話で野良猫の多頭飼育というのがあります。
ひとり暮らしのご老人が野良猫に餌をやり、そのまま家に野良猫が住み着いたなんてことがありますよね。
はじめは一匹の野良猫だったのがやがては数十匹になってしまい、餌代が家計を圧迫して終いには野良猫たちが保健所行きに。

こういった事態になっている所なんて山ほどあるんです。
そりゃあね、高齢者のひとり暮らしが寂しいのも分かりますよ。
でも、面倒を見きれないのに多くの動物は飼えないんです。
結果として家計は圧迫するわ劣悪な環境で不衛生だわって、何にもいい事なんてないんです。

挙句の果てに動物たちは保健所行きで殺処分ですよ。
それでも引き取ってくれる人たちの存在があるから少しはマシなんです。
だけど人間の無責任と身勝手によって、増えるだけ増えた動物たちの命が消えるんです。
病気でも寿命でも事故でもなく「処分」ということで。

はじめにも言いましたが、ペットは家族の一員ですよ。
処分って...ゴミじゃないんだからさ...

人間の命も動物の命もみんな平等ですよ。
こんなのは命の基本概念です。
後先考えずに一時の感情だけで動物を飼うってことが、どれだけ悲しい現状を作るのかってことをボクたちは思い知るべきです。


しかしながら、ペット問題は多頭飼育崩壊のことに限りません。
虐待や身勝手にも野に放つ行為が後を絶ちません。
なぜにこの様な行いができるのでしょうか。
ペットに対する愛情なんて持ち合わせてない人間なんでしょうね。
最悪の人たちだと言わざるを得ません。

だって、虐待するくらいなら動物を飼うなって話だし、飼うなら愛情と責任をもって最後まで飼えって話じゃないですか。
動物は人間から虐待を受けるために生まれてきた訳ではないし、虐待死するために生きている訳でもないんですよ。

ペットを野に放つ行為についても当然のことながらあり得ません。
人の手が加わって生きてきた動物を野に放ったらどうなりますか?って。
異常繁殖によって生態系が崩れるし、人間の生活にも支障が出るんです。
そもそも人間と暮らしてきた動物たちが、ある日突然として自然の中に放り込まれたら生き方が分からなくなる場合だってあるんです。

動物は漏れなく自然に還ると柔軟に生きていけると思っているんですかね。
みんながみんな狩猟本能を発揮して問題なく環境に適応できると?
そんなのは絶対ではないし浅はかな考えです。
環境に適応できなくて死んでしまったり餌の捕り方が分からなかったり、そうこうしている間に野生動物の餌食になってしまったりするんです。


家でペットが飼えなくなったからといって、自然に放つなんてことは無責任すぎます。
何らかの事情があって飼えない場合や、多頭飼育が予測できる場合はサイトなどを通じて譲渡することを考えてほしいと思いますね。
無責任で身勝手な人間になるよりはいいでしょって話です。

譲渡なら需要と供給もありますし、何より動物たちのためにも良い選択だと思います。
ある程度は相手がどんな人か知る必要がありますが、多頭飼育崩壊や虐待、野に放つ行為をしなくても済みます。
そういったサイトなどは大いに活用すべきです。


これだけは言いたい。
動物にだって気持ちや心はあるんです。
たとえ言葉は発しなくても、色んなことを行動で示してくれます。
人間と同じように慕ってくれるし愛情だってもっています。

ボクたちはそんな愛らしい姿を見て癒しをもらってるんです。

人間が家族の一員として動物をお家に招く以上、最後まで一緒にいることが人間の務めです。

動物、いえ「家族」に愛情と責任ある暮らしを与えてあげて下さい。
きっと、幸せだということを分かってくれているはずですからww


それでは今回はここまで。また次のお話で会いましょう。



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