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性的マイノリティの作品が多い「台湾文学ブックカフェ3 プールサイド」

<文学(146歩目)>
「台湾文学ブックカフェ」シリーズは知らなかった才能に出遭える素晴らしいシリーズです。

台湾文学ブックカフェ3 短篇小説集 プールサイド (台湾文学ブックカフェ 3 短篇小説集)
陳思宏 (著), 鍾旻瑞 (著), 陳柏言 (著), 黄麗群 (著), 李桐豪 (著), 方清純 (著), 陳淑瑤 (著), 呉明益 (著), ワリス・ノカン (著), 川貝母 (著), 甘耀明 (著), 三須祐介 (翻訳), 白水紀子 (編集), 呉佩珍 (編集), 山口守 (編集)
作品社

「146歩目」は、呉明益さん名前で手に取った。
どの作品も台湾の濃密な空気と匂いを感じました。いいです。

「白猫公園 陳淑瑤」
失踪した猫を追いかけて、台湾の匂いを感じるロードノベルの様なテイストで、また読みそう。

「海辺の部屋 黄麗群」
ちょっとヤバいと感じるも、継父と娘の物語に入り込んだ。
濃密すぎて危険だが、「精神的な支配」から離したくない娘に対しての施術が怖い。恐怖を感じた。

「ぺちゃんこな いびつな まっすぐな 陳思宏」
この作品も極めてヤバい。そしてそのヤバさにまっすぐ対峙している。

11作品ともに、脳裏に残る。でも、性的マイノリティの濃度が高いかな?とも感じる。ストレートの人の作品も読んでみたいと思った。

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