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濃密な熱帯の空気「台湾文学ブックカフェ1 蝶のしるし」

<文学(148歩目)>

「台湾文学ブックカフェ」シリーズは知らなかった才能に出遭える素晴らしいシリーズです。

台湾文学ブックカフェ1 女性作家集 蝶のしるし (台湾文学ブックカフェ 1 女性作家集)
江鵝 (著), 章緣 (著), ラムル・パカウヤン (著), 盧慧心 (著), 平路 (著), 柯裕棻 (著), 張亦絢 (著), 陳雪 (著), 白水紀子 (編集, 翻訳), 呉佩珍 (編集), 山口守 (編集)作品社

「148歩目」は、台湾の女性作家のアンソロジー、表題作の「蝶のしるし」は素晴らしい。

「蝶のしるし 陳雪」
この作品には驚きました。蝶が物語に重要なキーとなる。
同性愛が抑圧、禁止された社会、同性愛故に自殺せざるを得ない社会から、アジアで最初に同性婚を認める国台湾に。

官能もあるが、短篇ながら抑えるところが全て押さえられていて、読後感も素晴らしい。やっと蝶が理解できた。

「別の生活 章緣」
急な展開に戸惑うも、焦りの先に見えたものがよかった。

「コーンスープ 江鵝」
男性視点で読むと、本当にイタイ。女性の気持ちを理解するうえでもっと早く読みたかった。

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