トキメジロ

トキメジロ

記事一覧

小鳥が詠みます。「黄砂降り 瓦の汚れで 敵を読む」

 大国が  いつしか来ると  構え組む  黄砂が降ると  舟も寄る筈

2

小鳥が詠みます。「池の土手 足にちくりと 薊かな」

 菖蒲池  竿と昼飯  背負う友  足を引っ掻く  薊の揺らり

トキメジロ
13日前
1

小鳥が詠みます。「新茶淹れ 菓子の紙解き 燕鳴く」

 茶を淹れて  好きな菓子開け  昼下がり  燕の夫婦が  斜めに走る

トキメジロ
2週間前
2

小鳥が詠みます。「映るだけで 香り漂う 薔薇の顔」

 目に映る    赤色黄色  花の顔  初夏の花壇は   眩しく香る

トキメジロ
2週間前
7

小鳥が詠みます。「木耳や 何者かもも わからずや」

 木耳や   何者かもも  わからずや  影で気の利く  お前の姿

トキメジロ
1か月前
6

小鳥が詠みます。「平政や 近海の恵み 届け荒う」

 海からの   恵み貰いて  大和人  海無くなれば  大和無くなる

トキメジロ
1か月前
5

小鳥が詠みます。「窓桜 初めて入れた さじの味」

 レストラン  光の道は  うれしやや  さじが運ばれ  驚く我や  外食と  父が自慢に  胸を張る  赤い絨毯  サンダル滑る

トキメジロ
1か月前
2

小鳥が詠みます。「今昔 営み寂しく 古湯かな」

あの時は 下駄の音で 町揺れた 湧く湯は流れ 舟を溢れる

トキメジロ
1か月前
1

小鳥が詠みます。「お猪口 雨を求むは 鬱金香」

 咲いたのは  鬱金香の花  喉渇き  雨が降るまで   口開け唄う

トキメジロ
1か月前
2

小鳥が詠みます。「舌の角 無くなるあじみ 豆子郎」

 豆子郎  甘くもなくも  なぜ甘い  感じる甘さ    心の心

トキメジロ
1か月前
2

小鳥が詠みます。「霞む空 川音が響く 桜路」

 空霞  西風緩く  散歩みち  川音に踊る  花と人たち

トキメジロ
1か月前
2

小鳥が詠みます。「光る道 先は見えぬが 前にでよ」

 卒業は  窓から出れる  時の時  飛び立て空へ  光の道へ      

トキメジロ
1か月前
1

小鳥が詠みます。「菜種雨 暖簾をくぐり 雨宿り」

 菜種雨  もう直ぐそこに  春せまる  葱が香りて  どんぶりひかる    

トキメジロ
2か月前
2

小鳥が詠みます。「腹ごしらえ めし屋をあとに土筆採り」

 選択肢  悩む昼メシ   喉が鳴る  水は緩むが  鍋焼きうどん

トキメジロ
2か月前
3

小鳥が詠みます。「西ゆけば チャンポンという   食ありき」

 汁とりて  豚の骨から  染みでてる   麺に絡むと  命をつなぐ    

トキメジロ
2か月前
6

小鳥が詠みます。「雛人形 片付け終わり 暖をとる」

 桃咲いて  人形飾り  白酒を  ストーブ傍で  頬は赤らみ    

トキメジロ
2か月前
5
小鳥が詠みます。「黄砂降り 瓦の汚れで 敵を読む」

小鳥が詠みます。「黄砂降り 瓦の汚れで 敵を読む」

 大国が
 いつしか来ると
 構え組む
 黄砂が降ると
 舟も寄る筈

小鳥が詠みます。「新茶淹れ 菓子の紙解き 燕鳴く」

小鳥が詠みます。「新茶淹れ 菓子の紙解き 燕鳴く」

 茶を淹れて
 好きな菓子開け
 昼下がり
 燕の夫婦が
 斜めに走る

小鳥が詠みます。「木耳や 何者かもも わからずや」

小鳥が詠みます。「木耳や 何者かもも わからずや」

 木耳や 
 何者かもも
 わからずや
 影で気の利く
 お前の姿

小鳥が詠みます。「窓桜 初めて入れた さじの味」

小鳥が詠みます。「窓桜 初めて入れた さじの味」

 レストラン
 光の道は
 うれしやや
 さじが運ばれ
 驚く我や

 外食と
 父が自慢に
 胸を張る
 赤い絨毯
 サンダル滑る

小鳥が詠みます。「お猪口 雨を求むは 鬱金香」

小鳥が詠みます。「お猪口 雨を求むは 鬱金香」

 咲いたのは
 鬱金香の花
 喉渇き
 雨が降るまで 
 口開け唄う

小鳥が詠みます。「霞む空 川音が響く 桜路」

小鳥が詠みます。「霞む空 川音が響く 桜路」

 空霞
 西風緩く
 散歩みち
 川音に踊る
 花と人たち

小鳥が詠みます。「菜種雨 暖簾をくぐり 雨宿り」

小鳥が詠みます。「菜種雨 暖簾をくぐり 雨宿り」

 菜種雨
 もう直ぐそこに
 春せまる
 葱が香りて
 どんぶりひかる