トキメジロ

トキメジロ

最近の記事

小鳥が詠みます。「梅雨終わる 我咲き急ぐ 繋ぎけり」

 雨が止み  季節移りて  花焦る  ゆるりする人  百合と詠うし

    • 小鳥が詠みます。「香る百合 天を突き抜き 宇宙まで」

       梅雨休み  涼しき空気  大輪が  高貴な香り  空に登るや  

      • 小鳥が詠みます。「戸を叩く 音で目覚めた 梅雨の朝」

         遅い梅雨  初めて濡れる  紫陽花や  顔を汚すは   土みず飛沫

        • 小鳥が詠みます。「明星へ 届くと信じ 時鳥」

           夜明け前  伝え鳴いてる  時鳥  たどり着いたは  日の本の国  

        小鳥が詠みます。「梅雨終わる 我咲き急ぐ 繋ぎけり」

          小鳥が詠みます。「波超えて 大陸の味 伝え今」

           港町  暖簾誘われて  席につく  街の香りが  染みる器    

          小鳥が詠みます。「波超えて 大陸の味 伝え今」

          小鳥が詠みます。「喫茶店 あの時あの人 よみがえる」

           喫茶店  店に入ると  足震え  彼女座りて  メニューを探す  

          小鳥が詠みます。「喫茶店 あの時あの人 よみがえる」

          小鳥が詠みます。「燕飛ぶ 雨音感じ 汁すする」

           汁すする   竹の香りと   木の香り  豚の誘いと  麺の喉越し

          小鳥が詠みます。「燕飛ぶ 雨音感じ 汁すする」

          小鳥が詠みます。「席につき 喧嘩始まる じじとばば」

           ここの店  味を求めて  足伸びる  鍋の音鳴る  火が着く油

          小鳥が詠みます。「席につき 喧嘩始まる じじとばば」

          小鳥が詠みます。「さざなみの 音聞こえづ 風浴びる」

           音静か  波も揺れなく  船もいづ  目を閉じれば  華見えるかな    

          小鳥が詠みます。「さざなみの 音聞こえづ 風浴びる」

          小鳥が詠みます。「黄砂降り 瓦の汚れで 敵を読む」

           大国が  いつしか来ると  構え組む  黄砂が降ると  舟も寄る筈

          小鳥が詠みます。「黄砂降り 瓦の汚れで 敵を読む」

          小鳥が詠みます。「池の土手 足にちくりと 薊かな」

           菖蒲池  竿と昼飯  背負う友  足を引っ掻く  薊の揺らり

          小鳥が詠みます。「池の土手 足にちくりと 薊かな」

          小鳥が詠みます。「新茶淹れ 菓子の紙解き 燕鳴く」

           茶を淹れて  好きな菓子開け  昼下がり  燕の夫婦が  斜めに走る

          小鳥が詠みます。「新茶淹れ 菓子の紙解き 燕鳴く」

          小鳥が詠みます。「映るだけで 香り漂う 薔薇の顔」

           目に映る    赤色黄色  花の顔  初夏の花壇は   眩しく香る

          小鳥が詠みます。「映るだけで 香り漂う 薔薇の顔」

          小鳥が詠みます。「木耳や 何者かもも わからずや」

           木耳や   何者かもも  わからずや  影で気の利く  お前の姿

          小鳥が詠みます。「木耳や 何者かもも わからずや」

          小鳥が詠みます。「平政や 近海の恵み 届け荒う」

           海からの   恵み貰いて  大和人  海無くなれば  大和無くなる

          小鳥が詠みます。「平政や 近海の恵み 届け荒う」

          小鳥が詠みます。「窓桜 初めて入れた さじの味」

           レストラン  光の道は  うれしやや  さじが運ばれ  驚く我や  外食と  父が自慢に  胸を張る  赤い絨毯  サンダル滑る

          小鳥が詠みます。「窓桜 初めて入れた さじの味」