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詩のようなもの

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詩、ポエム、独り言。 過去作がほとんどです。 小説書くのに疲れたら書いてみようかな? (次の話の覚え書き的な書き方をするかもしれません)
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記事一覧

【詩】夏空ふぉとぐらふ

【詩】夏空ふぉとぐらふ

あなたのいない何度目かの夏
恋人たちの海には近づけず
家族連れのプールの水は
心にあまりにも冷たくて
ひとり山で空を見上げていた

この空の向こうに
あなたはいるの?
どうているの?
誰かの隣にいるの?
ボクの隣にはまだあなたの気配

照りつける太陽で目が痛い
涙が出るのは
太陽が眩しすぎるから
あなたもボクには眩しすぎたんだ
心はしぼんでいくのに
膨らむ積乱雲
ゲリラ豪雨に打ち付けられたボクは

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【詩】サンライズ・サンセット

【詩】サンライズ・サンセット

沈む夕日をあなたと並んで見る
「初恋は夕日に似てるね」
沈んでいく恋

初恋が実らないのは
初恋の二人には夕日しか
見れないから

朝日を見るには
若すぎる

あなたを抱いて迎えた朝
あなたと繋いだ手
願った永遠
日が昇っていく

それは恋の夕日が沈んで
愛の朝日が昇った日

※奥井雅美さんの「Sunrise,Sunset」を聞きながら

【詩】虹の橋🌈

雨が上がったら
虹を見に行こう
あなたはそう言った

あの虹はきっと
希望につながる
橋なんだよ

あなたの言葉を
笑った僕に
夢がないねと
笑うあなた

僕の雨はやまない
太陽(あなた)を失った僕の心に
もう虹の橋はかからない

【詩】手

赤ちゃんの頃の手は
小さくて
何もつかめなかった
でも
たくさんの幸せを持っていた

大人になって大きくなった手は
大きな荷物も持てるようになった
でも
小さな幸せをつかめない

つかんでも指の隙間から
逃げていく

この手で握ったあの手のぬくもり
この手でぬぐった涙たち
この手で覆った下の笑顔
全部が指の隙間から逃げていく

赤ちゃんの頃には
隙間なんてなかったのに

大きくなると
指も心も

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【詩】シ アワセ

死ぬのが怖い
それは幸せだから

なんとも思わない
それは不幸だから

死んでしまいたい
それは昔幸せだったから

【詩】道化師

「君の手のひらの上でなら

僕はいくらでも 踊ってあげる

君が笑ってくれるなら

僕はピエロのままでいい」

※アメブロに載せていたポエムの転載です。
21歳の頃に創りました。