まみさか

中学不登校→通信制高校卒→早稲田大学入学、心理学専攻→在学中に双極性障害発覚→卒業後転…

まみさか

中学不登校→通信制高校卒→早稲田大学入学、心理学専攻→在学中に双極性障害発覚→卒業後転々と色々やってる だけの人。 好きなもの:ピアス、赤い飲み物と食べ物 好きなこと:外国語学習、読書、1人カラオケ、ビリヤード、美術館にいくこと

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”好き”の断捨離。

言葉だけでは説明しつくせない”好き”を祀り上げることは性に合わなかった。 毎日希望をこめて自分の”好き”に祈る勇気や一途さを私は持ち合わせていなかった。 どうし…

まみさか
6か月前
8

自分の出生と向き合いました。多分。

いつもと違い、このタイトルにした時点で何から書き出せばいいか分からない。不思議な感覚。 昨日、親が出会った経緯、私が生まれた時のこと、私の幼少期のこと、そして亡…

まみさか
7か月前
7

自分を大切にするってどういうこと。

いつでも逃げてきたのは他人からだと思っていた。辛い現実、社会からだと思っていた。 だから、他人とは、人とは何かと考えてきた。社会とは何なのか、私の歩んできた現実…

まみさか
7か月前
5

何も食べれない病に逆戻り。そのくせ極上の鬱、この味だけは知っている。

まみさか
7か月前

薬を飲むために、ご飯を食べる日々。何のために生きてるんでしょう、もはや。

まみさか
7か月前

希望の解釈を切望する絶望フェチ。

私は暗い小説が好きだ。暗い音楽が好きだ。暗い人が好きだ。 自分が暗澹とした気持ちになった時、暗い小説を読みふけって、暗い音楽をループさせ、素敵な闇を抱える人と話…

まみさか
7か月前
2

本に窒息死させられそうでした。

まみさか
7か月前
1

私に当てこすられた皮肉、と私が解釈したものをふっと笑って、一つ一つ捨てる作業。

まみさか
8か月前
1

どれだけ溢れんばかりの言葉を持っていても、今は意味がない。その事実に気づいて、悲しさが二倍になって、結局自分を追い込む。嫌だなと思いながら、痛みに耐えながら毎日を繰り返す。頭に入ってない癖に本のページを捲るかのように。

まみさか
8か月前
1

自分の心を自分で癒せるほど、慰めるほどの優しさ、寛容さ、適切な言葉を私は持っていない。他人を受け止めることは他人だからできるのであって、自分を自分で受け止めないといけないということ自体が、プレッシャーになってしまう。

まみさか
8か月前

Twitterで見た、引用元も分からない不確かな事なのですが、大人になるというのは感受性を自分の奥に隠すこと、だと村上春樹氏が言っていたそうです。剥き出しになった感受性を抱え、しんどく足を引き摺りながら歩む私は、彼からすると拙い未熟な子供なのでしょう。

まみさか
8か月前
3

堂々と何かしらの肩書きを名乗る人間性を、この生涯で獲得するのは難しそうだ。象徴性の強いものは煩わしいもの。要らない。私が謙虚な訳ではなく、ただ面倒くさがりで、逃げ癖がついただけ。

まみさか
8か月前
1

矛盾を眺めることは好きなくせに、矛盾を抱えることが嫌い。ほら、矛盾した。矛盾を指摘しがちで目敏い癖に、矛盾を指摘されるとたじろいで怒ったり落ち込む。ほら、矛盾した。愚かだね、どうしようもないね。諦めるしかないね。

まみさか
8か月前
1

異常も正常も大嫌いだ。

死ぬところだった、というにはやや大袈裟で、しかしあの状況を、あの時の私を説明たりうる言葉で説明するならこの一言がやはり、相応しい。 池袋、某チェーン喫茶店。午後…

まみさか
8か月前
1

体温計が見つからない。

知恵熱だと思った。薬ならぬ、文学の過剰摂取といえば聞こえはだいぶ良いだろうか。その日、大型書店で目的の本を買った私は帰宅後シャワー浴び、有名作家の本を読んでいた…

まみさか
8か月前
4

トマトジュースと恒常性。

永遠に変わらないものを望みつつ、何一つ変わらなければ、それはそれで不自然で気持ち悪いと吐き捨てる性が人間には、いや、少なくとも私にはある。 12時間睡眠の後は、重…

まみさか
8か月前
3
”好き”の断捨離。

”好き”の断捨離。

言葉だけでは説明しつくせない”好き”を祀り上げることは性に合わなかった。

毎日希望をこめて自分の”好き”に祈る勇気や一途さを私は持ち合わせていなかった。

どうして好きか、どこが好きなのか、分からないことを分からないままにしておけるのも勇気で、私はそれが欲しかった。

どうして好きか、どこが好きなのか、正体をつかめないそれに対して祈るのも一途さで、私はそれが欲しかった。

好きの解像度を高めたく

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自分の出生と向き合いました。多分。

自分の出生と向き合いました。多分。

いつもと違い、このタイトルにした時点で何から書き出せばいいか分からない。不思議な感覚。

昨日、親が出会った経緯、私が生まれた時のこと、私の幼少期のこと、そして亡くなった父のことを母親、父方の叔父さんから聞いた。本来であればこの件について尋ねること自体、来年2月に実家に帰った時に実行しようと思ったけど、訳あって早まることになった。(私も少々予想外だった)

予想外だったのは、15年以上ぶりに連絡を

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自分を大切にするってどういうこと。

自分を大切にするってどういうこと。

いつでも逃げてきたのは他人からだと思っていた。辛い現実、社会からだと思っていた。

だから、他人とは、人とは何かと考えてきた。社会とは何なのか、私の歩んできた現実とは何だったのか、と咀嚼しようとしてきた。

考えることに意味が無かった訳じゃなかった。でも、それらを考えれば考える程、いつもその共通点、中心には私、つまり自分がいて、自分のことも
考えないとと思うようになった。

自分の表面をなぞって、

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何も食べれない病に逆戻り。そのくせ極上の鬱、この味だけは知っている。

薬を飲むために、ご飯を食べる日々。何のために生きてるんでしょう、もはや。

希望の解釈を切望する絶望フェチ。

希望の解釈を切望する絶望フェチ。

私は暗い小説が好きだ。暗い音楽が好きだ。暗い人が好きだ。
自分が暗澹とした気持ちになった時、暗い小説を読みふけって、暗い音楽をループさせ、素敵な闇を抱える人と話す。

ある種の精神的自傷行為と言えるかもしれないが、私はそうは思わない。何故自分の暗い気持ちを更に底へと追い込む暗いものを好むのか。私にとっては暗い気持ちに、溢れんばかりの強い希望の光を、ポジティブというスポットライトが当てられる方が、却

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本に窒息死させられそうでした。

私に当てこすられた皮肉、と私が解釈したものをふっと笑って、一つ一つ捨てる作業。

どれだけ溢れんばかりの言葉を持っていても、今は意味がない。その事実に気づいて、悲しさが二倍になって、結局自分を追い込む。嫌だなと思いながら、痛みに耐えながら毎日を繰り返す。頭に入ってない癖に本のページを捲るかのように。

自分の心を自分で癒せるほど、慰めるほどの優しさ、寛容さ、適切な言葉を私は持っていない。他人を受け止めることは他人だからできるのであって、自分を自分で受け止めないといけないということ自体が、プレッシャーになってしまう。

Twitterで見た、引用元も分からない不確かな事なのですが、大人になるというのは感受性を自分の奥に隠すこと、だと村上春樹氏が言っていたそうです。剥き出しになった感受性を抱え、しんどく足を引き摺りながら歩む私は、彼からすると拙い未熟な子供なのでしょう。

堂々と何かしらの肩書きを名乗る人間性を、この生涯で獲得するのは難しそうだ。象徴性の強いものは煩わしいもの。要らない。私が謙虚な訳ではなく、ただ面倒くさがりで、逃げ癖がついただけ。

矛盾を眺めることは好きなくせに、矛盾を抱えることが嫌い。ほら、矛盾した。矛盾を指摘しがちで目敏い癖に、矛盾を指摘されるとたじろいで怒ったり落ち込む。ほら、矛盾した。愚かだね、どうしようもないね。諦めるしかないね。

異常も正常も大嫌いだ。

異常も正常も大嫌いだ。

死ぬところだった、というにはやや大袈裟で、しかしあの状況を、あの時の私を説明たりうる言葉で説明するならこの一言がやはり、相応しい。

池袋、某チェーン喫茶店。午後7時半、から8時20分。死にそう、と思った。パニック発作に類似するものかもしれない。何か思考、言葉、いや、一文字ですら浮かべば、自分に飲み込まれて、自分に殺されると思った。例えそれが簡単な、アイスコーヒーという単語だとしても、思考が生まれ

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体温計が見つからない。

体温計が見つからない。

知恵熱だと思った。薬ならぬ、文学の過剰摂取といえば聞こえはだいぶ良いだろうか。その日、大型書店で目的の本を買った私は帰宅後シャワー浴び、有名作家の本を読んでいた。

髪を乾かしたほぼ直後に眠剤も摂取していた。あとは身体の熱が下がれば、自然な眠気がくるという算段だった。すぐ誤算となった。身体が熱い、だるい、頭が痛い。今日は酒も飲んでいないのだから、この頭痛は私の中で不可思議であった。

体温計を探し

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トマトジュースと恒常性。

トマトジュースと恒常性。

永遠に変わらないものを望みつつ、何一つ変わらなければ、それはそれで不自然で気持ち悪いと吐き捨てる性が人間には、いや、少なくとも私にはある。

12時間睡眠の後は、重さや怠さを超えて、自分の挙動を認識することにも一瞬のラグが発生する。ただスマホを取ろうと腕を伸ばす動作さえ、この腕は私のものなのだろうかと、違和感だらけで、無を掴み取ろうとしている気さえする。寝すぎは良くない。現実が私の身体を弾き出して

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