トマトジュースと恒常性。
永遠に変わらないものを望みつつ、何一つ変わらなければ、それはそれで不自然で気持ち悪いと吐き捨てる性が人間には、いや、少なくとも私にはある。
12時間睡眠の後は、重さや怠さを超えて、自分の挙動を認識することにも一瞬のラグが発生する。ただスマホを取ろうと腕を伸ばす動作さえ、この腕は私のものなのだろうかと、違和感だらけで、無を掴み取ろうとしている気さえする。寝すぎは良くない。現実が私の身体を弾き出してしまう。
起きた時点で既に夕方6時。日は沈んでいた。朝日を浴びることが今日は叶