希望の解釈を切望する絶望フェチ。
私は暗い小説が好きだ。暗い音楽が好きだ。暗い人が好きだ。
自分が暗澹とした気持ちになった時、暗い小説を読みふけって、暗い音楽をループさせ、素敵な闇を抱える人と話す。
ある種の精神的自傷行為と言えるかもしれないが、私はそうは思わない。何故自分の暗い気持ちを更に底へと追い込む暗いものを好むのか。私にとっては暗い気持ちに、溢れんばかりの強い希望の光を、ポジティブというスポットライトが当てられる方が、却って自分を追い込むことになってしまう。外の世界に、自身の暗い気持ちと共鳴する存在