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いつかのあの木を想う

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処女詩集
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#3行日記

ひとつの絵

ひとつの絵

あのひとつの絵

前観たときは感動していたのだけれど

今観ても

あまり感動しない

だからといって嫌いになったわけでもない

じゃあどうしてだろう?

わたしの中であの絵が放つ色の気分が変わった?

だとしたならそれはとても素晴らしいことかなあ

なんて思いながら上野東京ライン乗ってたよ

鮮やかな日々聴きながら

外ではみんながもうすぐ来る秋の準備している

今年こそは野宿してみない?

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現実おばけ

現実おばけ

月の明かりがわたしの頬を照らすとき

たくさんの歓びと後悔押し寄せてくるのだ

わたしが生まれたときこの海は少し広くなったらしい

異国の街ではどんな音楽が鳴り響いているのだろうか

この街では朝まで踊ってゐるひとはごく少ない気がするな

愛しいものが多いからからまた朝を待ってるけれど

生きることと暮らすことは違うと最近思つてゐる

とまれ 歓びが今日にとまる

わたしが昨日使っていたまくらは今

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