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不安に思うことは何もない【一歩踏み出さないと分からなかった転職活動】

こんにちは😁 

この記事では、わたしが自動車製造メーカーで派遣社員だった時代、転職活動を始めて間もない頃のこと、1)心の持ち方、2)どう転職活動を進めたか、3)実体験を通して感じる今後の予測、を書きました。

ちなみに、わたしは転職エージェントでもなんでもありません。(当時のわたしのように、転職で悩んでいる方たちへのご参考と自分の振り返り程度に書いてます😃)

2014年末ごろの話です。貿易実務の仕事を続けながら、同時進行でいくつかの転職エージェントへの登録を済ませ、少しずつ転職活動を始めました。

「自分は派遣だし、本当に案件を紹介してもらえるか不安」

そう考える方がたくさんいらっしゃるかと思います。わたしも登録してから、実際にエージェントに会うまではそう思ってました。

結論から言いますと、そんなことは取り越し苦労です。いくらでも案件はありました。もちろん、微妙な案件もあります。30代の自分にとって、全く未経験の仕事だとか、年収は良くても性格に合わない仕事、例えば、超論理的思考が求められるもの、激務、プライベートを確保できなさそうなもの、など。

ここ5〜6年は転職市場は「売り手市場」、つまり「採用したい」と思っている企業の数が「転職したい」と思っている方の数を上回っている状況のようですね。わたしが転職活動を始めた2014年はおそらく転職市場がちょうど上向きになり始めた時期だったのだと思います。当時は、テレビや他のメディアも人材不足は報じてなかったと記憶してます。

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アメリカの有名な起業家にピーター・ティールという方がいます。その方の2014年の著書に「ゼロ・トゥ・ワン」という世界的なベストセラーがあるのですが、このような記述があります。

人々は世界を同質的で極めて競争の激しい市場と見なすようになっている。隠れた真実を探そうという志を持つ人はまず、こう自問する。新しい何かが発見できるなら、世界のどこかで自分より賢くクリエイティブな人たちがそれをすでに見つけているのでは? ーそういった疑念の声によって、隠れた真実を探し始める前に諦めてしまう。世界は大きすぎて、一人の力では何もできないと感じてしまうのだ。

わたしはこの言葉を自分自身の転職活動に都合の良いように当てこみました。

周りが諦めモードなら、自分がやってみよう。

むしろ、競争相手が少なくて好都合、くらいに楽観的に考えてました。

現代社会に生きるわたしたちは、ネット上に全ての情報があるかのように錯覚してしまいます。しかし、これは正しくはありません。

不思議な現象なのですが、例えば、ある行動を起こそうとしたときに人々はまず、ネガティブで最悪な状況を第一に考えがちです。転職活動においても、まずは失敗談から探し始めるのです。わたしはこれを日本人特有の考え方じゃないかと思ってます。

わたし自身もこういう考え方をしていた時期がありました。今になって思います。この最悪な状況というのはまず起こりません。わたしの37年間の人生を通して体得した経験談です。

自己紹介の記事でわたしの性格を書いたのですが、このような性格の人間は考えすぎずに、まず行動した方が、結果がついてくるように思います。

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転職活動という自分と向き合わないといけない作業は、一人ではけして達成できなかったと思います。わたしは意識してたくさんの人に会うようにしてました。転職活動は一人でやらない、これは鉄則ですね😁

✔️転職エージェントとは面と向かって話すべき

今の世の中全てWEB登録と電話で手続きを済ませることは可能です。しかし、面と向かってエージェントと会うことには、あらゆる良い側面があったと思います。(実際、WEB登録だけで進めたエージェントもありましたが、あまり収穫はなかったですね。)

良い点を何点か挙げます。

・履歴書、職務経歴書、諸条件を前もって提示しておけば、会って即日、案件を紹介してもらえることがある

・相手の表情を見ながら話せるので、状況や雰囲気を把握しやすい。本音を出しやすい(もちろん、はじめて会ったときは緊張しますが)

・自分の人となりを早い段階で把握してもらえるので、案件のミスマッチを減らせる

・転職エージェントも人間なので、合う合わないがある。合わない場合は、担当者を変えてもらうこともできる

・視野が広がる。ずっと同じ企業、同じ職場で働いてると他の企業や世の中の動きが客観的に見れてない状態になりがちです。転職エージェントはあらゆる業界、あらゆる角度の情報を持ってます

・だいたい全てのサービスを無料で受けられます

✔️自分の弱みより、強みの方が圧倒的に重要

もちろん、自分の弱みを把握しておくことは大切ですが、転職活動でまず大切な「面接に呼ばれる」という第一関門を突破すること ー 特にわたしのような派遣から正社員への転職だと ー 強みの深堀が圧倒的に大切でした。

いわゆる、30代の転職は即戦力。一般的に言われていることですが、わたしもこれは正しいと思います。ゼネラリストというより、スペシャリストの採用を検討している企業に絞るべきと思います。(これからの世の中は特に☺️)

このような心持ちでいると、スキルという面で「非正規で就業中」というハンデは感じません。

・自分が周りより頑張ったこと、実績をアピールする

・自分が好きなことをアピールする(好きなこと=強み、と考えます)

人それぞれ強みは違うと思いますが、わたしの場合は、英語(特に文章力、読解力)を主軸として、いかに海外のクライアントと渡り合ってきたかを、口頭と書面で説明しました。

*英語力と言うと「流暢な英語を喋れる人」と思われがちですが、一部上場企業在籍中も高度なスピーキング力を求められたことは、ほとんどないです😅 グローバルビジネスを突き進めてる商社マンの中にも、怪しい英語力のかたはたくさんいましたw

以下、ご参考まで、実際の当時の自己PR文を公開してしまいます。(若干恥ずかしいです😇)

< 自己PR >
大学卒業後8年の間、営業・貿易実務に携わってきた。営業部の最年少として入社し、■■叩き上げ職人気質の優秀且つ個性的な上司と軍隊出身の韓国人顧客に日々叱責を受け、苦しいながらも必死で業務を習得。売上規模からくる社内プレッシャーにも耐え、メンタル面も大いに鍛えられた。その後、抜擢された■■■■■も、決して全業務をスマートに遂行したとは言えないが、厳しい状況下では地を這うように泥臭く、粘り強く業務を遂行した。結果を意識しながら常に信念を持って業務を行った結果、社内外から大きな信頼を得られたと考えている。今まで培った営業経験、貿易実務経験を駆使して、新たな業務に挑戦したいと考えている。    *■■は固有名詞なので、消してます。

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新型コロナウイルスや世界全体の経済不況の影響で、今後の転職市場が大いに荒れそうな気配があります。

まさに、わたしが就職活動〜新卒時代に経験したのが今のような状況です。結果として、わたしは正社員としてではなく、派遣社員として1社目の企業に入社してます。(1社目で半年、2社目で2年半、派遣社員として働きました)

今後、フリーランスの増加や個々の能力が重視される時代になってくるものと大いに予想されます。そういう世の中で、派遣として短期的に特定のスキルを学ぶという戦略的な働き方は、珍しくなくなるのではと思ってます。

いわゆる、新卒から一貫して1社しか経験していないキャリアが綺麗な人より、自分で適性を考え悩みながら職を変えてきた、いわゆるキャリアが綺麗ではないと言われる人たちにとって、大きなチャンスが訪れる時代になっていくのでは思ってます。

欧米や経済的に伸びているアジア諸国では、転職回数が多いほど評価されるという風潮も散見されます。

終身雇用の時代の終わり。古いマインドを捨て、どんどん仕事を変えてスキル重視の働き方をしなければ、ついていけない時代になってきているのかもしれませんね😁


以上


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