きょうのやなこ

「今日あったいやなこと」を綴ります。やたらに傷つきやすくて、些細なことに感情を支配され…

きょうのやなこ

「今日あったいやなこと」を綴ります。やたらに傷つきやすくて、些細なことに感情を支配されるわたし。人とはなるべく関わりたくない。そうはいっても、社会のなかでなければ生きていけぬ。思考のクセ、みたいなものに気づけたら、少しは心がととのうかしら。

記事一覧

うっすら滲むくらいがいい。

夏がくる。 ネイルの色を変える。 透き通ったむらさき。 玉虫の羽のように、足の指先で光る。わたしの小さなお守り。 この頃、足にだけネイルをする。 それでいて、つま…

どこかの宇宙で、わたしとあなたは親友だったかもしれない

みんな生きている。 私にとっては、「みんな死ぬ」というより、忘れがちなこと。 私にみえているあの人は、ほんとにほんとの横顔だけ。 好きか嫌いは一瞬のできごと。で…

シャワーにすべてを溶かして眠る

悲しい映画を観た。 気持ちが、沈んでいく。 少々悲劇的に描きすぎではないかと思いつつ、 ここまで強烈でなければ届かないのかもしれない。 一般受けする映画というのは…

内腿をつたう赤

「自分で考えているつもりのことも、結局はすべてあやつられているに過ぎない。」 生理が来るたびそう思う。 ものすごく眠いし、常になにか食べていたいし、どこかにいっ…

わたしもまだ恋をするらしい

最近、キャンドルを灯していない。 少し前まで私は恋をしていた。 叶えてはいけない恋だったけど、落ちてしまったものは仕方がなくて、 私の脳はチンパンジー並みになった…

今日のいやなこと(2)

電車がどこかの学生の集団でいっぱいで、騒がしかったこと。 引率らしき大人は、平気そうな顔でへらへらと女子生徒と話していたこと。 そしてその反応が、明らかに嫌われ…

今日のいやなこと(1)

季節の変わり目だからか、最近肌が乾燥している。 保湿を念入りにしたら、今朝の肌がなんだか爬虫類のような艶をまとっていたこと。 心なしか、赤みも増しているように思…

はじめまして、note。

3年前、私は失踪した。 財布と着替えだけをリュックにつめて、「ちょっと気分転換してきます。しばらくしたら戻るので、探さないでね。」的なメモを置いて、出た。 うそ…

うっすら滲むくらいがいい。

うっすら滲むくらいがいい。

夏がくる。
ネイルの色を変える。

透き通ったむらさき。
玉虫の羽のように、足の指先で光る。わたしの小さなお守り。

この頃、足にだけネイルをする。
それでいて、つま先のよく見える靴はもうほとんど履かない。
だからこのうつくしい色は、わたしのためだけにあるのだ。

傍からみればわたしは、きっと「男の子みたいな女のひと」だと思う。

でも、よく似た色のリップは増えていくばかりで、
シャンプーも洗剤も

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どこかの宇宙で、わたしとあなたは親友だったかもしれない

どこかの宇宙で、わたしとあなたは親友だったかもしれない

みんな生きている。
私にとっては、「みんな死ぬ」というより、忘れがちなこと。

私にみえているあの人は、ほんとにほんとの横顔だけ。

好きか嫌いは一瞬のできごと。でもそれだけじゃない。
嫌いなあなたのことも、愛しく思ったりしています。嘘じゃありません。

そしてやっぱり、等しくどうでもいい。
そしてやっぱり、美しい。
私は、きっとこれが恋しかったんじゃないかと思う。

わざわざ肉体をもってここにい

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シャワーにすべてを溶かして眠る

シャワーにすべてを溶かして眠る

悲しい映画を観た。
気持ちが、沈んでいく。

少々悲劇的に描きすぎではないかと思いつつ、
ここまで強烈でなければ届かないのかもしれない。

一般受けする映画というのは、何かしらどこかしら派手であるような気がしなくもない。

わたしのような、
映画ひとつでその日の感情が支配されてしまうような者は
少数派なんだろう。

落ち込んで仕方がないので、シャワーを浴びた。

たくさんの人に会った日や、感情・思

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内腿をつたう赤

内腿をつたう赤

「自分で考えているつもりのことも、結局はすべてあやつられているに過ぎない。」
生理が来るたびそう思う。

ものすごく眠いし、常になにか食べていたいし、どこかにいってしまった性欲すらカムバック。情緒は地に落ちる。

女性は成仏できないとかいう仏教思想は
こういう理由なのでは、と思ったりしながら頭痛薬を流し込んだ。

どうしようもなくジャンキーなものがほしい。カップラーメンだのポテトチップスなどをもと

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わたしもまだ恋をするらしい

わたしもまだ恋をするらしい

最近、キャンドルを灯していない。

少し前まで私は恋をしていた。
叶えてはいけない恋だったけど、落ちてしまったものは仕方がなくて、
私の脳はチンパンジー並みになった。

一日中、想っていた。
言葉を交わした日は、その端々に一喜一憂した。

友人が、最近占いに行ってきてさ、と言う。
タロットがよくあたって、驚いたらしい。

タロットねえ。ふうん。なんだかあの怪しげな雰囲気がわたしは好きではなくて、足

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今日のいやなこと(2)

今日のいやなこと(2)

電車がどこかの学生の集団でいっぱいで、騒がしかったこと。

引率らしき大人は、平気そうな顔でへらへらと女子生徒と話していたこと。
そしてその反応が、明らかに嫌われている人へのそれなのに、
まったく気づく様子もなく、話し続けていたこと。

階段をふさぐ、悪ぶった少年。
私が前を通るとき、うれしそうに卑猥な言葉を口にする。
哀れ。

人が並ぶ列の途中を、平気で横切る人。
後ろを通れ。もしくは、一言いっ

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今日のいやなこと(1)

今日のいやなこと(1)

季節の変わり目だからか、最近肌が乾燥している。
保湿を念入りにしたら、今朝の肌がなんだか爬虫類のような艶をまとっていたこと。

心なしか、赤みも増しているように思われること。
そしてそのせいか、何をきてもきまらないこと。

最近のわたしは、ジェンダーレス女子に肩をならべる勢いで少年化しているので、電車でなんかジロジロみられたこと。
もしかしたら、「あら、かわいい男の子」と思われたのかもしれない。そ

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はじめまして、note。

はじめまして、note。

3年前、私は失踪した。
財布と着替えだけをリュックにつめて、「ちょっと気分転換してきます。しばらくしたら戻るので、探さないでね。」的なメモを置いて、出た。

うそばっかり。死のうと思っていた。

とまあ、こんなことがあって(無事生きたまま保護された)、そのまま今も私はどこかおかしい。
「普通、みんな」から見てそれはおかしい、ということなのだけど。「普通、みんな」なんてものが、そもそもあるのか?と

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