「世田谷 ショップオーナー」ねーさん

19歳で世田谷区経堂にセレクトショップ「corinne」を開き、以来40年間、結婚や子…

「世田谷 ショップオーナー」ねーさん

19歳で世田谷区経堂にセレクトショップ「corinne」を開き、以来40年間、結婚や子育て、離婚、介護を経ながら、経営を続けてきました。 大変そう?…でも、人生は工夫次第! 現在は、娘とチワワと一緒に、アトリエ兼ブティック(不定期オープン)として、女性の居場所づくりをしています。

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今、取り組んでいること

今ね、取り組んでることがあって、深夜くらいまで作業することもあるんですけど 何をしてたかと言うと…皆さんよくリメイクって聞くでしょ? 私は、販売前の商品をリメイクしてたんです。 というのは、もちろん商品はいいものを販売してるんですが、「100%満足?」と思って心の目で見ると、「違う。ここは余分だ!ここは出さないといけない!」というのがブワーっと出てくるんですね。 分かりやすくメイクで言うと… 濃い化粧の子がいてね、「この子、もうちょっと頬紅を薄くしたら清楚な感じが出

    • これ、10年着てるんです

      私は自分の店に、チワワのチーを連れて行っています。 シャッターを半分くらいあけて作業していることも多いんです。 子どもが前を通る時に、「あそこにチワワがいる」って覚えているみたいで、のぞきにくるんです。 大人はそんなことしないんですけど。 それで、今日はチーの散歩していたんですよ。2時間くらい。 そしたら、子どもが、「あ!」って反応したんです。「ん?」ってお母さまも言って。 「もしかして、チーのこと知ってるの?」って子どもに聞いたら、「うん!」って言うんですよ。 そ

      • 見た目が勝負だよ

        ラブレターを送る時、可愛らしいピンクのものや、ちょっと良い封筒を使いますよね。 もし茶封筒だったら、もらった側は、「請求書でも入ってるのかな?」って思いますよね(笑) その封筒の例え、確かにね~!って 茶封筒からラブレターは出てこないよねって 逆に、立派な装飾の封筒で、「結婚式の招待状でも入ってるのかしら?」って思って開けたら 請求書…っていうのも、ちょっと違うじゃない? やっぱり、プレゼントも過剰に包装されていて、中身はこれ?っていうのも違うし… 逆に、そこそ

        • 自分の街をオシャレな人で埋めたい 創業時の理念

          とうとう、丸40年過ぎました。私のお店ね。 始めたときは、10代だった私ですが その時の気持ちは… 自分の街をね、おしゃれな人で埋めたいなって思ったのがきっかけです。 アパレル系の家庭で育ったので、 オシャレは定着してるような家だったんですけど 当時、うちのエリアの住民は、今の1/5くらいだったと思う! そんなたくさんいなかったんですよね(笑) オシャレなものは、「新宿とかへ買いに行かないといけない」って言われた時代だったんですよ。 だから自分の街でも、オシ

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          アパレル界の王様 KENZOさんは誰よりも腰が低かった

          私はパリに留学していたのですが、そのころのことです。 「アパレル界の王様・KENZOさんは、誰よりも腰が低かった」ってお話をしたいと思います。 1984年くらいだったかな。私の留学していたころは、パリでアパレルの王様って言ったら「KENZO」の高田賢三さんだったんですよ。 先日ね…コロナで亡くなっちゃった賢三さん。本当にショックでした。(「KENZO」立ち上げ デザイナーの高田賢三さんコロナ感染で死去) KENZOさんは、日本よりもフランスの方がずっと有名で。みなさん

          アパレル界の王様 KENZOさんは誰よりも腰が低かった

          舞台衣装 地獄の本番前

          舞台衣装で、一番最初にしたお仕事は、 パリでのコンテンポラリーダンスの衣装でした。 ところが、衣装を持って行った本番前のゲネプロで、ダンサーさんたちが「これだと衣装がまとわりついて、踊った時に思ったようなラインにならない」ということで、 生地に、鉛を縫い付けて改良しようとしたんですね。 パリ留学中で、誰も助っ人がいない中、全員分の衣装に鉛を縫い付けていったんですけど… とうとう、翌日のコンテンポラリーダンスの本番を迎えても 作業が終わらない終わらない・・・・!!!

          横着しないのよ

          「横着しないのよ」 これね、私の、昭和ヒトケタ生まれの母の口癖だったの。 要するに、これで私をしつけたんだけど 母は、昔ながらの人間。 しかもちょっと高齢出産だったんです。 もう他界しちゃったんですけどね。 そんな母から「横着しないのよ」ってよ~く言われてたんですけど 例えば… ちょっと取れかかってるボタン。1日帰ってきたら、無くなっちゃってたってこと、ありません? キャベツを、芯から葉を1枚ずつはがせばいいのに、時間が無いからって雑に切って、切り口が黒くな

          日本のアパレルメーカー支えてます

          中田のあっちゃんが、ブランド立ち上げますって話をしてて それ、私が4年前からやってるのにそっくり!って思ったんですね。 どういうことをやっているかというと メーカーさんが工場に発注する前に、お客様から注文とってるんですよ。 それを、1週間の受注会、って感じでやってるんですけど これ欲しいわ。あれ欲しいわ。って言われたものを、注文してメーカーさんに作ってもらうんです。 あっちゃんの場合は2ケ月って言ってたけど、私の場合は、下手したら4か月かな。 でも、ロスも出ない

          日本のアパレルメーカー支えてます

          大量廃棄社会 アパレルの闇 中田敦彦

          「とうとうやってくれた!」と思って、嬉しかったんですけど もうだいぶ言われてますよね。 ファストファッションの闇について。 中田さんが配信したものを聴いてくれたらいいんですけど 私は補足したいと思います。 私がアパレルを始めて40年。 親の代を入れると70年、もっと前から言うと90年! うちはずっとアパレルなんですけれども 記憶に残る限り 1970年くらいのことを言いますね。 その頃って、うちの母の仕事もものすごく忙しくって うちの母は、服を全部作る仕事

          大量廃棄社会 アパレルの闇 中田敦彦

          著しい変化は一瞬の出来事

          「著しい変化」っていうのを、ものすごーく簡単に例えると 素人さんがいきなりスカウトされてスターに上りつめちゃう …なんてときそうだと思うんですよ。 『去年はみんなと一緒にお家で紅白歌合戦みてたのに、まさか今年は舞台に上れるとは思いませんでした!』 みたいな子、いましたよね~。 あんなのも、「突然に変わった」ってことなんですよね。 その「一瞬の出来事によってバーッとそれまでの人生が変わった」っていうのを、私は数々体験しているんですね。 だから、「焦らなくっても、そ

          日本人が自分に自信を持てない理由

          日本人が自分に自信を持てない理由 もちろん、私の見解ですよ。 でもこれ、間違いじゃない気がするんだ。だから聴いてくれる? 日本人って、どうも自信ない人多いでしょ? それね、「教育とかのレベルが高いから」っていったら「えっ?」って思うかもしれないけど。 日本ではレベルの高い教育が標準化してるんですよ。 ていうのは、私、パリの学校に行ってたんですけど 学年が上がれば、担任が変わりますよね? で、1年生のときに先生とすごく感性が合ってれば、5段階評価なら5をもらえる

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          私の選んだスタイルを周りに聞いてみて

          最近のお店も、そこそこのスタイリストさんがいると思うんです。 「今年の流行は~」とか「体型的にこれなら痩せて見えますよ」とか、そういうアドバイスができる方は多いかもしれませんね。 私の場合、お客様の魅力を引き出すスタイリングをしています。でも… 「服を選んでほしい」とおっしゃるので選んであげると、 「あぁ~」「こういうのは~…」「う~…」とか 素直じゃないって言ったらものすごく失礼なんですけど… そのまま受け入れられない人、多いんですよ。 なんでかというと、い

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          corinneオーダーショップOpen決定!

          こんにちは! いつも読んでくださってありがとうございます! だーいぶ間が空いちゃって…何してたかというとね お客様応対や、家族や同居人の世話に追われてたのもあるけれど… オンラインショップのオープンに向けて、準備していたのでした! どんなお店かというとね 古い着物って、良い生地使ってるもの、あるでしょ? 私はそれで、新たにお洋服を仕立てるんです。 よく、着物リメイクのお洋服ってあるけれど 結婚式に着て行くような、華美でフォーマルなものだったり 逆に、手作り

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          南仏のお家で食べた簡単で美味なオヤツ

          オリンピック開会式、ご覧になりました?選手入場のユニフォームは、どの国が1番素敵でしたか? さて今回は、簡単なオヤツ紹介してみようかなって。 南フランスのフィロルという場所にお邪魔したとき 訪れた家で、家主のおじちゃんが作って食卓の上に置いていたオヤツが、すごく美味しかったんです。 ●レシピ 材料は、松の実、カボチャの種、ひまわりの種。 その彼に教えてもらったレシピでは、ひまわりとカボチャを覚えてたんだけど…好みで他の種を加えてもいいかもしれないね。 で、それらを焦げ

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          アメリカ人男性とチワワで、世田谷の4LDKに住んでます

          コリンヌのイベントにお越しくださったお客様!ありがとうございます!! noteも読んでいただき嬉しいです♪ お店に身内の世話に忙しい日々ですが、イベントは明日まで! 世田谷区・経堂駅より徒歩すぐ!記事の最後に詳細を載せるからぜひ遊びに来てくださいね^^ 写真は、ホームパーティーをしたときのものです!手料理だよ~! 私は今、20歳年下のアメリカ人男性と、チワワとで、4LDKに住んでます。 でもね、彼は恋人じゃないんです。 というのが、今は禁止になっちゃったんだけど

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          パリで働くには…

          パリで働くって、憧れません? 私も憧れがありました。 私が留学中に付き合っていた彼は、大手日本企業の和食店長で、すごい高給取りだったんです。 私が日本で得ていた5倍くらいの月給でしたね。約100万近い… すんごい高給取りだぁって。びっくりしたんですけど… 『パリでは、それくらいの給料で1人を働かせる際には、現地の人を4人雇わなくてはならない』 というような規制があったから、逆に言えば、それでも来てほしいくらいの人材じゃないと、就労ビザはなかなか下りないですね。 一応、