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今、取り組んでいること

今ね、取り組んでることがあって、深夜くらいまで作業することもあるんですけど

何をしてたかと言うと…皆さんよくリメイクって聞くでしょ?

私は、販売前の商品をリメイクしてたんです。


というのは、もちろん商品はいいものを販売してるんですが、「100%満足?」と思って心の目で見ると、「違う。ここは余分だ!ここは出さないといけない!」というのがブワーっと出てくるんですね。

分かりやすくメイクで言うと…

濃い化粧の子がいてね、「この子、もうちょっと頬紅を薄くしたら清楚な感じが出るのに 」とか、

「髪の毛垂らしてるけど、ここをちょっと結んであげたほうが知的に見えるな」とか、

「こんなにきりりとしているお顔なのに、なんでこんな可愛らしい子みたいなメイクをしているんだろう」

…っていう。「良さが引き立たないとだめ」って、メイクに例えたら分かるようなとこあるでしょ?

それを販売前の洋服にしてるんですよ。

だから、時にはノースリーブのブラウスみたいなものに、「それ腕を出して美しいデザイン?」と思うと、「こうやってノースリーブを着るには色気が足りない!このブラウスなら袖つけちゃう!」とかね。

そんな感じで、娘と、時間をみてはコツコツ縫ったりしてリメイクしてます。


お洋服を、「もうちょっとこうだったらいいのに」と思って、買わなかった経験ってあるでしょ?

意外と売ってる側も気付いてると思うんだけど、それを手直しまでしないと思うのね。

私は、そこをやっていこうかなと。

ただ、安いお店の商品だと無理なんですよ…。例えばスカートなんかでも、「あと5~6cm長ければいいのに、なんで長くないんだろう」というのは、安く作るには生地が無駄にならないよう裁断するからなんですね。

「もうちょっとスカートをふわっとさせて欲しいな」と思っても、そのために長さを10cm足すと生地が倍必要になってしまう。やっぱり安いお洋服っていうのは、なるべく無駄がないようにしか作れないからね。

さらに、安いお洋服はどこでミスしているかわからないんですね。

たとえば私がリメイクしていたものだと、なんか襟元が変だなと思ったら、縫うべきところで縫ってないなというのを発見しちゃったのね。

多分、メーカーさんが縫製工場へ指示出しする時に、縫製工場の方で間違えちゃったのか、あるいは指示出しする人がそこの計算が出来ていないでやってしまったのか…ということがあると思うんです。

そういうのを発見したら、私たちはもう売るのが「あ~」ってなっちゃうんですよ…。「これだと美しくないな」と思って、なかなか推せなくなっちゃう。

「素敵でしょ?」と言えなくなってしまうんですよ…その一点が気になるばっかりにね。

「だったらもう私がやる!」という感じ。

そしてリメイクするとき、なぜか私と娘は意見が大体一致するんです。

例えばボタン一個とってもね、「この風合いなのに、このボタン付けてるっておかしいでしょ」ってね。

「だよね、ここはこの部分がミソだよね」「あ~本当だ、ここがブスの原因だね、この服」と言い合ったり、私が「じゃあこういうアイディアにしたらどう?」と言うと娘は「私だったらこう思うけれどどう?」とか、ディスカッションをやりながらね。

そして「よし決まった!これでいこう」となれば、どんどんどんどん手を動かすんですよね。

コリンヌはそういう特殊なブティックかなと思うんです。ほかにリメイクをやっているところもあるかもわからないけれど、

うちの場合は、何枚も作られる既製品だけど「世界に1枚しかない洋服」そういうものを提供できるお店にしたいなと思ってやっています。

デザイナーで洋服も縫えるけど、布をデザインして裁断して全部縫うって、いま普通の人だとそこまで必要ないからね。

それだったら売ってる既製品をより美人にしてあげるっていうやり方、それでやってみたいと思って、実はこの1か月ぐらい自粛機関が終了するまでやろうと思ってやっています。

ということで、私の本業の話をしてみました!

旅の思い出とか子育てとか介護とか、お話したい経験は本当に色々あるんですけど、このお仕事については一番の私の柱です。

読んでくださってありがとうございます!

またね !


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