私の選んだスタイルを周りに聞いてみて
最近のお店も、そこそこのスタイリストさんがいると思うんです。
「今年の流行は~」とか「体型的にこれなら痩せて見えますよ」とか、そういうアドバイスができる方は多いかもしれませんね。
私の場合、お客様の魅力を引き出すスタイリングをしています。でも…
「服を選んでほしい」とおっしゃるので選んであげると、
「あぁ~」「こういうのは~…」「う~…」とか
素直じゃないって言ったらものすごく失礼なんですけど…
そのまま受け入れられない人、多いんですよ。
なんでかというと、いつもは本人が選ばない物を私が選ぶからなのね。
まだうちの店に来て日の浅いお客様とか、特にね。
でも「あなたの魅力はここだよ」っていう服を、ぐいぐい着せるわけですよ。
例えば、本来なら、ガッチリとしたハードなデザインが似合うのに、ふわふわのデザインばかりを選ぼうとする方。
おそらく、「ふわふわした優しい女性になりたい」のね。
でも、ふわふわした服を着ることで、その人はますます男っぽく見えちゃう。
…っていうことが、あったりするんですよ。
逆に、ふわふわしたデザインが似合う女性は、凛々しい恰好の洋服を求めようとするから、
「あなたは、それじゃない…」って思うのね。
究極的に、最後に私が言うセリフは、
「じゃあ、私が選んだこのスタイルで、あなたの一番親しい人に『どう?』って聞いてみたら?
それで、評判が良かったら、私を信じる?」って、そんな感じにもっていくの。
ほとんどの人は、ガラリと変わるようなことされると怖がるんだけど、でもどっかに「変わりたい」って欲もあったりするのね。
私は絶対的に自信があるから、「これで行ってみて!」って感じで買ってもらうと、後日ね、どうおっしゃるかっていうと…
「すっごく良いね!」って。
「ものすごくあなたらしいじゃない!」って褒められるって。
そんなお客様は、
「私は自分で選ぶより、選んでもらった方がいいのかな?」なんておっしゃるんだけど
もちろん私はプロだからね、私が選んであげた方が良いに決まってるんですよ!
最近例えるのがね、みなさんお医者さんに処方された薬は
「私は○○だから、○○で~~、こっちの方がいいです」みたいに文句言わずに、素直に飲むでしょ?
…って言うとみんな笑うんだけど
服選びになると、結構みんなやっちゃってるんだよね。
信頼できない人にお願いして変なことされたら、そりゃ困るけれどね。
でも、「この人信用しよう」と思ったら、「いろいろ言わないでこれ着て歩いてごら~ん!!」っていうのが、最後の私のセリフですね。
そうすると、その人はすごく素敵になるから。
その人らしさっていうのが表れたら、みんな良いんですよ。
周りからのウケとか気にせず、その人らしく生きられる。
例えばね、ぱっと見た感じ、大人し~い平凡な主婦に見える格好の人って、世の中にいっぱいいるんだけど、
まぁ、しゃべってみたら、全然違うような…斬新なアーティストだったりね。
顔立ちも、よく見たら、少々個性的だったりね。
それなのに、保守的なOLのような、あんまりクセのない無難な恰好をしているせいで、
キャラクターとスタイルの不一致がひどいなって感じが出て、逆にみんなから「ちょっとあの人変わってるね」って言われちゃうの。
でも、その人に合った服装や髪型をしていれば、「変だね」なんて思われずに、
「さすが○○さんね」「さすが○○のお仕事やってる人ね~」って見てもらえるんですよね。
絶対これやんないと損だよねって思うんだけど…
なかなかね、一人の手には負えないから
みなさんも、身近にそういうスタイリストさんを見つけたら、ぜひ試してみてくださいね。
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読んでくださってありがとうございます!
またね~!
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