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〔3〕《無料DL可》『一人採用するのにいくら使っていますか?』即答デキないCOOは今すぐ【求人獲得コストの算出】しましょう!

【人材採用マニュアル第3話】
 
「採用はただの人集めではない。」

求人サイトや広告代理店、
エージェントの連中はここを無視して、
誰でもいいからとにかく人数だけ集めて、
面接希望者を送り込もうとしてきますよね。
 
よくある話で
本当は年間休日120日なのに、
「120日よりも125日でアピールした方が
面接希望者が集まってくるので125日と表記しましょう。
とにかく面接に来させてから、
実はうちは120なんだけど。
と言えば問題ないすよー」

と平気で言ってきたりする求人サイトの担当者が
蔓延っているという悲しい現実があります…

これらの求人会社の提案を鵜呑みにしたせいで、
面接で揉めたり採用後にトラブルになったりする例は跡をたちません…
実際に友人の経営者がこのパターンに陥りましたが、
求人エージェントは、
採用後のことは知りませんという態度で
知らんぷりされたみたいです。
 
欲しい人材を集めて欲しいから
プロの求人エージェントにお金を払ってるのに、
嘘を書いて求人していいなら、
わざわざプロに外注しないで
自分で求人サイトの文章書くわ!
って話ですよね。 

いずれにしても、
採用競争が激しい労働市場においては、
求人戦略が必要になります。
 
その為に重要なのが、
「採用獲得コスト」の計算と理解です。
 
意外と「一人採用するのにいくら使っている?」
と聞かれると答えられない企業が多いです。
 
そこで今日は
採用獲得コストを算出する方法と、
算出データを戦略的な採用計画に活かす!
というテーマでお送りします。


採用における隠れた負担の理解

企業が新たな人材を採用する際、
見過ごされがちなのが
「1人あたりの採用獲得コスト」です。
 
一人を採用するために企業が支出する総費用で
様々な要素から構成されます。
 
これには、
求人広告の掲載料、人材紹介会社への手数料、面接の運営コスト、
採用プロセスの管理にかかる時間的・人的リソース等
が含まれます。
 
これらを把握することで、
採用の各段階における効率性や有効性を評価し、
改善の余地を見つけることが可能になります。
 
特定の求人広告媒体が高コストにも関わらず、
応募者の質が低いという数値が見えたら、
広告戦略の見直しや別の媒体に掲載するなど
根拠を持った経営判断出来るようになります。
 
採用プロセス全体を通して、
コスト意識を持つことは、
より適切な人材選定と
長期的な雇用関係の構築に貢献します。
 
採用獲得コストの計算は、
採用活動におけるROI(投資収益率)
評価するためにも必要になります。
 
採用活動にかかる総費用と
それによって得られる価値
(新たに採用された人材の業務貢献度)
を比較することで、
採用戦略の効率性を
正しく評価出来るようにもなります。

採用コスト管理に必要な要素

①コスト要素の特定:

採用にかかるすべてのコスト要素を特定します。
広告費用、エージェント手数料、面接過程に関連する経費(旅費など)、
採用ツールの利用料金、人事部門の労働時間等
が含まれます。

②データ収集:

特定した各コスト要素に関して、具体的な支出データを収集します。
これには、過去の履歴や会計データを活用することが効果的です。

③コストの割り当て:

各採用プロセスにかかるコストを割り当て、
全体的なコストを算出します。
各採用活動(例:オンライン広告、
キャンパスリクルーティング、エージェント使用など)
に割り当てられた費用を集計します。

④分析と評価:

収集したデータを基に、
採用活動の効率性を分析し評価します。
どの活動が最もコスト効率が良いか、
または改善が必要な領域はどこかを特定します。

⑤改善の実施:

分析結果を基に、
コストを削減し効率を向上させるための改善措置を実施します。
例えば、高コストで低効率な採用媒体への掲載を止めて、
効果が出ているものにリソースを集中させる等。

⑥継続的なモニタリング:

コスト管理は一度計算したら終わりというわけではなく、
継続してデータを蓄積する必要がありますし、
市場や採用環境の変化に応じて、
定期的に再評価と調整が必要です。


”採用コスト算出用Excel”プレゼント


今日は“COOエクスペリエンス”を
読んでくれているアナタに
採用コスト管理がすぐに実践出来る
【Excelテンプレート】をプレゼントします!
 
採用プロセスにおけるコストを綿密に追跡し、
管理するために便利なテンプレートなので、
ぜひ活用してみて下さい。

 ↓各項目を編集して使用することが可能です↓


↓数値を入力するところ以外のセルがロックされているバージョンです↓

※「数式を破壊する癖がある社員に渡して作業してもらう」
という方は、
(数式箇所ロック有り原本)をお使い下さい。

◇テンプレートの使い方は以下の通りです→
 
〔青色のセル〕〔オレンジ色のセル〕数値を入力する箇所です。
各項目に沿って数値を入力していきます。

必要な数値は自動的に計算されるので、
その他の箇所は基本的に触ることはありません。
※項目を変えたいという場合は、
(原本)のテンプレートをダウンロードして、
ご自由に編集しながらお使い下さい。
 
※補足:「採用コスト計算票」のシートに関しては、
項目が細分化されています。

すでに細分化した数値を把握している方は、

〔合計だけ入力したい時はこの列に入力(赤文字)〕

と書かれている列に
合計数値だけを入力して使用することも出来ます。
(求人エージェント等を使っている方向け)

見えてきた数値・課題を元に
採用戦略や予算配分のPDCAを回していきましょう。

コンクルージョン

採用活動は企業の成長に不可欠な要素であり、
効率化することは組織全体の成功に直接的に貢献します。
 
ポイントは、
単にコストを計算して分析するだけでなく、
その知見を実際の採用戦略に統合し、
具体的なアクションに移すことです。
 
・戦略的計画と目標設定
・継続的な計測改善
・結果の可視化
・求人媒体や広告先の選定/訴求内容の改善を繰り返す
 
求人媒体や業者に払っている金額は把握していても、
一人あたりの採用獲得単価まで算出していなかった…
という方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。

企業が躍進するためには、
適切な人材の採用が鍵となります。

単に求人広告を出せば、
優秀な人が集まるような時代ではありません!


たった一人の社員を獲得する為にも、
深い戦略が必要な時代になりました。
※誰でもいいから雇いたい場合は別ですが…

その為にも、
企業文化の明確化から始まり、
ターゲットとなる候補者の特定、
そして魅力的な言葉選びに至るまで、
各ステップは細心の注意を払いながら
慎重に進めていく必要があります。

売上を伸ばす為の経営戦略に、
人材獲得は欠かせない要素になりました。

人さえいれば、
企業が成長したような
モノづくり至上主義の時代は
完全に終わりました。


言われたことすら出来ないくせに
文句だけ言う労働力に給料を払うほど
バカバカしいことはありません
し、
真面目に働いてくれている社員達の士気も下がります!

人手不足だからといって、
安易な求人案内を出して、
機械的な面接を行い、
適当に人を採用していた…

「うちの会社はまさにこの状況だ」
というCOOの方は、
今すぐに”人材採用マニュアル”
を実践してみてください。

【人材採用マニュアル】第1話はコチラから→

すぐに全てを変える必要はありません。

出来るところから少しずつ始めて、
徐々に改善していく形で大丈夫です。

効果的な人材採用の第一歩を踏み出しましょう!

より優れた人材を獲得し、
御社が成長する一助となれば幸いです。

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このnoteブログ
「COOエクスペリエンス」では、

現役のCOO であり、

次世代COOの育成〜社員教育研修、

コンサルティング等に従事している

実際の経験に基づいた内容になっています。



厄介なマネジメント問題に立ち向かうための

活きた現場の知恵や戦術を、

お伝えしているので、

フォローして頂けたら嬉しいです。

※毎週、金曜日にnote更新中!


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今日の“COOエクスペリエンス”では、
全体の採用経費は把握していても、
「一人あたりの採用経費」
という視点で分析/改善まではしていない!
というCOOに向けて
”一人獲得するのにいくら経費がかかっているのか?”を
算出するためのExcelテンプレートを紹介しました。

COOをはじめ、
経営者、次世代のリーダー達が
職務を果たすために少しでもお役に立てたら幸いです。

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ぜひご自身の経験と結びつけてご活用ください。
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