見出し画像

「もう、自分勝手な部下と話したくない」と感じている経営者・幹部へ

「もう、部下と話をするのが嫌になっています。責任をとろうともしないくせに、会社の不満ばかり口にしてきたウンザリです。対話が大切なのはわかりますが、話してもしょうがない人間と話す必要ありませんよね?」


これまでにボクはパーソナルセッションやリーダーシッププログラムの最中に、数えられないくらいこのフレーズを聞いてきました。

ボクはこの言葉を聞くたびに、心の中で静かに燃えています。

というのも、過去のボクがまったく同じことを思っていかたらです。


「言ったのに、なんでやっていないんだ?」

「それくらい聞いてこいよ」

「もっと自分で考えろよ」

👇

「オレはこんなに会社のことを考えているのに、お前らはなぜそこまで呑気でいられるんだ!」

👇

「もう、話したくない」


もう10年以上も昔のことですが、ボクはこんなことを思っていたのです。

こんな風に思っていた理由はいろいろあります。相談してくれる方々の話を聞いていても、その理由はケース・バイ・ケース。

しかし、ボクが「もう、話したくない」と思っていた本当の理由はたった一つです。これは、すべての人に言えることでもあります。


そのたった一つの理由とは「一緒に働く仲間を信頼できていない」です。

さらに言えば自分自身のことを信頼できていないのです。


これは自分の仕事に自信がないとか、そんな単純な話ではありません。

行動ではなく、「自分」という存在そのものに対して、O.Kが出せていないのです。

そのため、仲間を信じることができない。


結果、仲間に本当の意味で仕事を委ねられない状態です。

この状態にいる時、本当に苦しかった。


味方が一人ひとり減っていく感覚。

理解者を求めさまようも、そもそも自分が心を開いていないので、誰にも理解されない。

だから、いつもピリピリしていました。


しかし、この経験こそがボクを「対話」に導いてくれました。

そして、対話を諦めたり、対話から逃げだしそうになっている人達の声を聞くたびに、心の中に青い炎が浮かび上がってきます。


「部下と話したくない」

そうなってしまう気持ちが痛いほどわかります。

恥ずかしくておおっぴらに言えないあの何とも言えない感覚もわかります。


ただ、現在のボクはその辛いゾーンを超えて、「対話のある組織」に変化していく喜びも知っています。


人間関係を育む対話から逃げるときは、とことん逃げるべきです。

逃げて、逃げて、逃げまくる。

そうしたら、逃げる場所がなくなって最後は腹を括るしか無いことに気がつく。

いま「正直、もう自分勝手な部下と話したくないと感じている」という人は、きっと苦しい気持ちだと思います。


その状態から抜けだしたい。そう意欲がわいてきたら、ぜひご連絡ください。抜け出すために必要なのは、本人の意思と時間とプロのサポートです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

記事の感想やご相談もLINEでお気軽に!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?