コギト@女性を観察する者

東京から地方の中小企業へUターン転職してみたら、会社には問題が山積。女性社員たちが日々…

コギト@女性を観察する者

東京から地方の中小企業へUターン転職してみたら、会社には問題が山積。女性社員たちが日々織りなす悲喜こもごもをつぶさに観察すると、その原因の全てが男であることに気付きます。一見ただの女性観察記のようなものを書きますが、それを顕にするのが目的です。

最近の記事

7人の女侍(サムライ)

私の職場には7人の女性事務員がいます。 日中は男性営業が外出することが多く、上司も不在がちで、日中の事務所には男は私一人、プラス女性7人というときがあります。 7名の年齢は、女盛りの30代後半~50代前半。 男性諸君、羨ましいと思ったでしょうか? 実際、田舎の典型的な男尊女卑会社なので、女性がこまめに気を使って動いてくれていて、仕事は楽といえば楽です。 また、私も嫌われてはいない自信があります (何か良いことがあったかどうかは、記事で明らかにします)。 しかしなかな

    • 7人の女侍 番外編 ”香りは人をあらわす~女性更衣室の混沌”

      7人の女侍 1話私の職場には現在6名の女性事務員がいます。 これまでに彼女らとの紆余曲折を書いてきました。 私は、歳のせいもあって、眼や耳が徐々に衰え、頭も回らなくなってきました。しかし、鼻、つまり嗅覚だけは若い時と変わらず鋭敏である自信があります。(なお、困るくらい元気な一部分が他にありますが) だから、ワキガの人だけはどうしても苦手で、満員電車で万が一出くわしたものなら、車両を替えるどころか、いったん降りて電車を一本遅らせるほどです。 以前、太った職場の後輩が汗臭す

      • 7人の女侍 14話 ”続:女たちによる負の連鎖を断ち切れない男たち”

        私の職場で一見仲よさげに働く女性事務員たち。 しかし7人もいると、当然人の好き嫌いというものがあるし、同じ職場である以上、仲間とも競争相手ともいえる微妙な関係性の中でなんとか均衡を保っています。 しかし、その均衡が破れることもしばしば。 女性ならではの上下関係がある中で、自身のステータスや旦那・子供のスペックによるマウント合戦まで加わってくると、何も起こらない平和な日常が珍しいほどです。 そういった状況が直接的な原因ではないにしろ、一人の女性が辞めることになりました。

        • 7人の女侍 13話 ”女たちによる負の連鎖を断ち切れない男たち”

          これまでの記事で、私と同じ空間で働く7人の女性たちを紹介してきました。 見た目に似つかわしくないメンヘラ風な人から、美人で立ち回りも評判なのに大問題を引き起こしている人、育児休暇を取得する後輩を無視するベテラン、未だに中二病みたいな態度のお局様、などなど、あらためて列挙してみると、漫画の設定にするのも無理があるくらいの魑魅魍魎ラインナップと言えます。 気になった方は上の記事から、他の記事を追っていただけると幸いです。 さて、記事はリアルタイムの状況と時差が発生しています

        7人の女侍(サムライ)

          7人の女侍 12話 ”7人の女侍 1話挫折まみれの元ダンサーを恋人に 完結編”

          前回の記事の続きです。 仕事でミスを頻発する困ったちゃん・シヨウコ。 顔が中川翔子に少し似ているからそう呼びました。 それだけでなく、「絵が得意」「30代半ばで独身」「猫を飼っている」といった点も一致しています。 ただ残念なのは、本物と比べたら時給は1/100程度と思われます。 どうしてこれほど差が生まれてしまうのか。世の中はギザ不平等です。 シヨウコはダンサーを親に持ち、姉と妹もダンサーなのに、自分だけ普通の会社員を選択しました。 しかし仕事で信頼が得られていない

          7人の女侍 12話 ”7人の女侍 1話挫折まみれの元ダンサーを恋人に 完結編”

          7人の女侍 11話 ”挫折まみれの元ダンサーを恋人に”

          これまでの記事で、私が職場で一緒に働く女性事務員の「生き様」を紹介しながら、中小企業や男性社会の問題点を指摘してきました。 7人中5人まで紹介したので、最後まで書ききりたいという意味不明な使命感に背中を押されて、今回も一人紹介したいと思います。 前回はちょっとアダルトな記事でしたが、今回の女性は残念ながら?色気薄めです。 歳は30代半ば、それでも7人の中では最も若く、独身です。 見た目は細くて色白。服装もガーリーでフェミニンな淡い中間色を多用。20代にしか見えません。

          7人の女侍 11話 ”挫折まみれの元ダンサーを恋人に”

          7人の女侍 10話 ”中2病エロ女の憂い”

          私が職場で一緒に働く女性事務員7名。 百花繚乱、ならよかったのですが、これがなかなかの個性派揃い。 各々が牽制しあいながらなんとかバランスが取れているようで、横から覗きこんでみると、崩れる直前のジェンガのように隙間だらけです。 前回までの記事で4人を紹介しました。 今回はまたもう1名紹介しますが、セクシャル表現を含むため、苦手な方は迂回ください。 前回までの記事に書いた、私語が大迷惑の美魔女・マカナの席の後ろには、その迷惑に加担するおしゃべり女性がいらっしゃいます。

          7人の女侍 10話 ”中2病エロ女の憂い”

          7人の女侍 9話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)完結編”

          今回でシリーズ完結です。前回の投稿はこちら: 40代半ばにして、その美貌で仕事で関わる男性の多くを味方につけるマカナ。 誰から話しかけられても無下に扱わず、笑顔を振りまきます。 社内のみならず、客や誰かもわからない電話相手までに愛想を振りまくその様子は、もはや八方美人を超えた360度美人、スノボ風に言えばフロントサイド360美人とでも言いたくなるほどです。 しかし、あらゆる男たちに気を持たせ、会話を誘発する上に、それをすべて受け入れるものだから、とにかく仕事中の私語が多

          7人の女侍 9話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)完結編”

          7人の女侍 8話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)Pt.2”

          前回の下の投稿の続きです。 40代中盤ながら、整った顔立ちと大きなお目々を武器に、職場で「美人」としての役割を完ぺきにこなす女性事務員。 彼女を「母親になった橋本環奈」に例えて「マカナ」と呼びました。 そのマカナは「私の可愛さに触れたいのね。いいわよ」とばかりに来るもの皆に愛想を振りまきます。 一方、ある領域以内には決して入り込ませない、不可侵のバリアもまとっています。まるでATフィールドのようなそれに、何人の男が跳ね返されてきたことでしょう。 きっと、若いときから

          7人の女侍 8話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)Pt.2”

          7人の女侍 7話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)”

          私の職場におはします女性事務職7名。 彼女らのことを「7人の女侍」と呼びました。 皆仲良しでチームワーク抜群のようで、実態は一人ひとりが自分の間合いを常に気にしている、孤独な侍のよう。 これまでの日記で3名まで紹介してきましたが、彼女らが個々に抱えた孤独さ・けなげさを感じてもらえたでしょうか。 ただし、仕事において彼女らのパーソナリティが負の方向に発露するとき、そのほとんどは男性社会、及び古い地方中小企業たる私の会社におけるジェンダー問題に起因するのです。 今回も続

          7人の女侍 7話 ”美人で、気立てが良くて、盲目(!)”

          7人の女侍 6話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録 完結編”

          このシリーズは今回が最終話。 私の職場で勃発した、女性どうしの闘いについて。 前回: 20歳ほども離れた人と結婚しながら、順調に子を授かったシノブ。 そのふんわりやわらなかな声と雰囲気は、接する人間すべての心を穏やかにするほどです。 一方、子を持てずそれに関する社会的恩恵をまったく受けてこなかった、お局的ポジションのアンリ。 彼女にとって、シノブの妊娠・出産に伴う仕事の穴埋めに身を削るのは、我慢ならぬものでした。 アンリはシノブを無視したり、聞こえるように批判を口に出

          7人の女侍 6話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録 完結編”

          7人の女侍 5話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録 Pt.2”

          職場の同僚女性を紹介しています。 今日は昨日投稿した内容の続きです。 ほんわか・はんなりとした言動が特徴ながら、心の芯がとても強いシノブ。 20も歳上で決してお金持ちとは言えない夫の子を授かり、体調不良で急な休みも多くなってきます。 シノブは事前の根回しが不十分だったようで、職場の7人の女侍の中でも最古参である大ボスとも言える人物に、ついに目の敵とされてしまうのでした。 その女性は、歳は50代前半。見た目がふくよかで、一見いかにも「田舎のおばちゃん」といった風情。

          7人の女侍 5話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録 Pt.2”

          7人の女侍 4話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録”

          私の職場には7人の女性事務員がいます。 「七人の侍」をもじって「七人の女侍」とも書きましたが、映画七人の侍で男たちが見せる友情とは様相が異なり、女侍のほうはなかなか複雑怪奇なコミュニティを形成しています。 前回は、そのうちの一人にまつわる悲喜こもごもを投稿しました。 残りのメンバーも、負けず劣らずなかなかのツワモノ揃いなのですが、 今回からのシリーズではそのうちの二人を登場させます。 まず一人目は、歳は30代後半、色白で華奢で、いつも「ほんわか」した女性。 彼女の武

          7人の女侍 4話 ”持つ女性と持たない女性 闘争の記録”

          7人の女侍 3話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ~完結編”

          この話は今回で完結です。 少しアダルト要素を含みますので、苦手な方は迂回ください。 前回の投稿: 職場のメメ子と、仕事のことでメッセンジャーで口論に。 自分の否を認めたメメ子でしたが、彼女はかつて「産後鬱」を発生させた経験のある、とてもセンシティブな心の持ち主であることが判明。 あえて乱暴なことばで端的に表すなら、メメコは「メンヘラ度高め女子」だったのです。 私に自分の過失を理路整然と指摘されて涙が止まらなくなったらしいメメ子。 そこでまさかの、 「メッセンジャ

          7人の女侍 3話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ~完結編”

          7人の女侍 2話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ~Pt.2”

          前回の下の投稿の続きです。 毎晩のようにメッセージ攻撃を投下するメメ子に根負けし、うっかり「唇がセクシーだ」などと褒めてしまった自分。 そのメッセージを交わした翌朝、いきなりニッコニコで挨拶してきて、 「んもぅ~、〇〇さんっ!」 とかよくわからない前のめり感。 もはや漫画でしか聞いたことない口調です。 ともあれ、メメ子が機嫌をよくしてくれるのであれば良いのです。 職場の人が上機嫌になるなら、総務の私は道化も演じます。 しかし、メメ子の場合、その増長された自尊心が

          7人の女侍 2話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ~Pt.2”

          7人の女侍 1話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ”

          私の職場には7人の女性事務員がいます。 これからメンバーを一人づつご紹介していきます。 まず一人目は、一言で言うなれば 「長身で短髪なメンヘラ」。 この女性は、身長が170cm以上あり、髪はベリーショート。 舞台で男役を任せたくなるような風貌。 よく言えば、刈り上げの頃の木村カエラの宝塚男役版、とでも形容しましょうか。進撃の巨人で言えば完全にイェレナ。 しかしこれが、実のところはその風貌とは裏腹に、男役なんてとんでもない、中身は「すっごく女女している」のです。

          7人の女侍 1話 ”長身で短髪なメンヘラによる逆セクハラ”