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ピーのパパ
2022年1月12日 23:00
久々にnoteに書きたい!と思うほど良い小説だった。教師の私にはより面白く感じられた。教師にはぜひ一読してもらいたい。夏目漱石自身が松山で教師をやっていた頃の体験を下敷きにして生み出された物語。親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。あまりにも有名なフレーズから始まるこの物語。主人公は生粋の江戸っ子、坊ちゃん。坊ちゃんは愛媛の中学校に勤める。そこにいるのは、個性豊かな教師陣。校長の狸
2021年11月29日 22:20
なぜもっと早くに出会っていなかったのだろう。いや、出会っていたはずだ。大人になり、作者や時代背景についてわかることが増えたからこそ、面白く感じることができるのだろう。読めば読むほどハマっていく。3作品読み終えたので一記事更新。ネタバレにご注意を。谷崎潤一郎『痴人の愛』面白かった…。物語は源氏物語のように譲治がナオミを育てる関係から始まる。ナオミの自我がはっきりと出て手に負えなくなり、ナオミを手
2021年11月20日 15:49
最近読んだ純文学。青空文庫とソラリの運営者に感謝。森鴎外『舞姫』現代の女性を敵に回すこと間違いなしの小説。仕事と女性(愛情)を天秤にかけるという普遍のテーマ。そして豊太郎のどっちつかずさに終始腹が立つ(笑)「おい!そこは断れよ!」「おい!よくもそんなことが言えるな!」とツッコミながら読んだ。相沢くんは大変だっただろうなあ。太宰治の『人間失格』でもそうだったけど、主人公の軸がなさすぎる!!
2021年11月10日 22:01
「ソラリ」という青空文庫の電子書籍アプリを使い、読書をしている。流石、「日常の中に日本文学を」と謳っているだけある。日常のちょっとした時間に読み進めることができている。このキャッチコピーを私は気に入っている。最近読んだ本は以下の通り。太宰治『人間失格』何時でも誰にでも当てはまる物語。終始、人間的な弱さから起こる社会問題が描かれている。そのため、どの世代に対しても訴えかけるものがある