毒親・機能不全家族からの影響「ずっとひとりで闘ってきた」
今では「毒親」という言葉をよく耳にしますよね。
「親ガチャに失敗した」とも。
今回はそんな機能不全家族で育った場合の影響や解決策などを一緒に考えていく内容となっています!
■機能不全家族からの影響
甘えさせてもらえなかった。
そのままの自分を受け入れてもらえなかった。
いつも否定するような言葉ばかりかけられてきた。
支配されてきた。
そんな親や祖父母などがいる家庭で育つことは、自分の人生にとって暗い影を落とす原因のひとつになることがあります。
子供というのは本来、家族に温かく見守られ、そのままの自分を受容してもらい、励まし、勇気を与えられるような環境で育っていくのが望ましいですよね。
でも、それらが手に入らないまま大人になる人もいる。
これは非常に苦しいことです。
「心理的安全性」や「基本的信頼感」が得られないまま育つというのは、まだまだ満たされていない未解決な問題を抱えたまま大人になってしまうということ。
そして社会に出て、結婚し、親になったりもする。
そして大きな壁にぶち当たってしまうんですよね。
人間不信。
人と円滑にコミュニケーションが取れない。
子供の育て方が分からない。
などなど、たくさんの問題が出てくる。
だけど、周りの人には「もう大人なのに!」とか「親でしょ!」と責められてしまうこともあるんです。
■ずっとひとりで闘ってきた
子供の頃というのは親や家族は絶対的な存在ですし、逆らうことは身の危険にも繋がる場合もあるので、なかなか抵抗出来ないものですよね。
そんな中で誰にも相談出来ないこともあるし、相談しても親身になってもらえなかったり、「お前が悪い」と言われてしまい余計に傷つくことになるケースもあります。
「周りを見渡せば敵ばかり」と感じてしまうこともあったかもしれません。
そんな中でずっとひとりで闘ってきたんです。
なんとか今まで乗り切ってきた。
それだけでも十分凄いことですよね。
ただ、ずっとひとりで闘ってきたが故に、「人に頼れない」「他人は信用できない」などといった弊害も出てきてしまい、人と良好なコミュニケーションが取れない、良い関係が築きにくいという問題も出てくることもあります。
社会やコミュニティーなどとの結びつきや一体感を感じる「共同体感覚」も乏しくなり、孤立感や孤独感を感じることもあるかもしれません。
■心の癖が壁を作る
苦しい状況の中、生き抜くために培った考え方が心の癖になり、大人になった今でも自分を苦しめることになることがあります。
子供の頃は親や家族に逆らえなかったとしても、大人になれば自分の考えを持ち、自分にとってマイナスになる関係の人を断ち切ることを選択することは可能です。
自分の意見を上手く伝えていく方法(アサーション)で主張していくことも出来ます。
大事なポイントとして、自分の心の癖が障害となり壁を作り出してしまっているということに気づくことです。
それはもちろん家族からの影響も大きいと言えます。
でも「作らされた壁も自分で壊すことが出来る」ということを忘れないでいて欲しいということ。
今から自分の人生を見つめ直し、軌道修正していくことが出来るということ。
それを胸に止めて置いて欲しいなと私は思っています。
■レジリエンスを身に着ける
レジリエンスとは、「しなやか」「回復力」といった意味合いがあり、要するに「人生の困難に立ち向かう力」「逆境に負けない力」といった感じです。
このレジリエンスの力を身に着けることで、今までの苦しかった過去さえも、自分の力に変えていくことが出来ます。
簡単なことではないことは重々承知ですが、この力を獲得するための努力というのは、自分の力になっていきますからぜひ試してもらいたいと私は思っています。
まずは「心の癖」に気づくこと。
そしてその心の癖を疑ってみること。
「本当にそうなのかな?」「別の視点から見ると案外そうではないのかも」という見方をすることです。
新しい視点を持って、柔軟に物事を見る。
ここがポイントですね!
レジリエンスに関する本などを読んで習得していくのも良いと思います。
ひとりで解決するのが難しいと感じるのであれば、ぜひココオルに相談に来てもらえればと思います(*^^*)
スタッフの対応も出来ますので、ぜひ一緒に考えていきましょう!
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