きょん

柔らかくてほっとできるような文章を紡げますように。 宜しくお願いいたします。

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マガジン

  • 適応障害のあなたへ

    適応障害を発症して、自分が感じたこと等をまとめました。

  • 社会人の私へ

最近の記事

大好きな会社を離れようと思った理由

1年目の終わりに適応障害を発症して、会社に復職できたのは2年目の12月だった。 休職期間は、8カ月だった。 出来ない自分が辛くて、人の期待を裏切っている感覚ももちろんだが、何より自分が自身にかけた期待に沿えなかったことが何よりきつかった。 心のどこかで「自分は絶対にできる」というゆるぎない自信みたいなものがあって、それがいろいろな出来事を経験する中で「自分はできないのかもしれない」に変わっていく瞬間が何よりも辛かったのだと思う。 休職期間は、ずっと会社に戻りたいと思っていた

    • 幸せそうな人

      「何しているのが好きなの?」 と聞くと、その人はうーんと考え込んでいった。 「何でも好き。なんでも興味がある。逆に好きじゃないものの方が少ないかな。やってみるとなんでも楽しいって思える」 にこりと温かな笑顔を浮かべてそう言った。 この人はいい人だろうな、そう確信した。 きっとなんか問題が起こったときには責任転嫁せず、相手の面倒を最後まで見れそう。 いつかの苦い人間関係を思い出して、私は思わず水を口に含む。 さわやかな味が口いっぱいに広がった。 「きっとポジティブなんだ

      • 復職した今から、休職中を振り返る。

        1年目の終わりに、8か月間休職をした。 「8カ月の休職」それは、自分にはあまりにも重い事実で、正直今でも思い出すと、古傷がえぐられるような感覚に陥る。 現在は全く同じ部署で、同じ業務をやっている。 「慣れ」もあって、今は全く問題なく業務が出来ていると思っている。 あの頃に感じた、現在の自分の能力よりも飛躍的に高いものが要求され、精一杯努力したけれどそれを達成させられない、どう足掻いても期待されているものが叩き出せないことを悟ったときの絶望感は忘れられない。 noteで休職

        • ついに矯正をはじめる。

          人生2回目の矯正をスタートする。 矯正医院選びに、実に1年半かかってしまって、直ぐに医院を選んでいたら、もう矯正治療も終わってたんじゃないか…なんて思う。 私は少し出っ歯(歯並びのいい出っ歯って感じ)だった。 やっぱり女性たるもの、美しく生きていたなと思うから、矯正スタート。 今日は精密検査だった。3月下旬頃に結果が出るらしい。 これから新しい私として歩き始めよう。 ワクワク。

        大好きな会社を離れようと思った理由

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        記事

          一人暮らしと骨折。

          バレンタインデーの日に骨折した。 通期電車に遅れそうで、駆け足をしていたところ、厚底の靴でバランスを崩し足の甲を捻ってしまった。 「痛い!」そう思ったけれど、そのまま足を頑張って引きずって、電車に乗った。 会社に向かう電車の中、ずっと足が痛かった。 触ると患部が冷たくなっていて、少しづつ全身にその悪寒が移っていた。 電車から降りて、会社に向かおうとすると、もう足は使い物にならない状態だった。とにかく痛い。 その日はそのまま自宅の最寄り駅近くの整形外科に通院した。 ただの捻

          一人暮らしと骨折。

          責任を背負いすぎず、緩やかに。

          仕事が佳境に入ってきた。 残業時間も確実に伸びてきている。 自分のプロジェクトがちゃんと進んでいくだろうか….。 怖い、焦る気持ち。 大丈夫。大丈夫。 そうやって私は気持ちを切り替える。 私だったらやれるんだ。 そうやって自分を信じてみる。 もう一歩だけ、高く高く飛んでみよう。

          責任を背負いすぎず、緩やかに。

          2024年はどんな1年にしましょう。

          2024年。 どんな1年にしようかな。 ➀部署異動 24年には部署異動がある。 まずは新しい部署に慣れるため、頑張りすぎず気負いしすぎず頑張りたい。 ②心身健康 体と心は密接につながっているのだと実感した。 体が健康であれば、心も健康でいられる。だからこそ、きちんと栄養を取って、心身健康でいられるようにしたい。 ➂プライベート充実 24年度は色々プライベートを充実させたい。 ■剣道 ・1週間に1~2回は、稽古にきちんと通いたい。 ■友達を作る ・学生時代の友達を大切にし

          2024年はどんな1年にしましょう。

          一番の後悔

          27日におじいちゃんの最寄駅で、レストランに入って、そのままおじいちゃんの家の仏壇に手を合わせた。 仏壇には、写真が3つ。 ひいおばあちゃんの写真、そしておばあちゃんの写真が2枚。 一つは私が覚えているおばあちゃんの写真。 もう一つは、病気と闘っているおばあちゃんの写真。 後者の写真は、私の記憶に残るおばあちゃんとは違う顔をしている。 苦しかっただろう。 何度も逃げたかっただろう。 変わり果てたお祖母ちゃんの姿が、その戦いの壮絶さを物語っていた。 おばあちゃん、私は全

          一番の後悔

          メリークリスマスな日。

          子供の頃は、クリスマスが本当に大好きだった。 12月からアドベントカレンダーを毎日開けて、クリスマスツリーが飾られ、クリスマス当日に並ぶ豪勢な食卓も本当に幸せだった。 社会人3年目、今年の私は一人きりだ。 そんな年があってもいいじゃない!!笑 逆に楽しんでやろう~!と私は、本屋さんによりながらコーヒーを飲んで、今noteを書いているのだけど。 お兄ちゃんは彼女と過ごすらしい。 楽しんでね!と心の中でひそかにエールを送る。 彼女へのクリスマスプレゼントは、ネックレスにしたよ

          メリークリスマスな日。

          弱小な剣道家な私が、なぜか社会人剣道クラブのキャプテンになった話。

          高校生から剣道を初めて、そこから高校・大学と青春はすべて剣道だった。 何度も何度も負けを経験して、気づけば自分は義務的に剣道をするようになっていった。 辞めたいと何度も何度も思った。 それでも辞める決断が出来なくて、気づけば卒業までやり続けた。 卒業後に先輩に言われた言葉で、 「お前が一生懸命剣道をしていたのを知っていたから、どうしても勝ってほしいと思ってた。部員の中で、一番応援してたんだよ」 素直に嬉しかった。 卒業したら剣道をやってみよう。 そう思って社会人になったけ

          弱小な剣道家な私が、なぜか社会人剣道クラブのキャプテンになった話。

          社会人3年目の私が、剣道を続けるのは何故だろう。

          「剣道辞めちゃえば?」 とよく言われる。 自分でも、なぜこんなことやるんだろう。 とふと我に返ったりするとよくわからなくなる。 けど最近自分の中でゆっくり考えた結果、 自分よりも下の世代の子たちに、「年を重ねることへの可能性を身をもって体現したいから」なのではないかなあ…と何となく答えが出た。 今はまず自分がどうあるべきなのかを模索中。 そんな思いが芽生えたのは、きっと休職を経験してからな気がする。 社会人の閉塞感や、出来ることやしたいことがどんどん狭められていく感覚が

          社会人3年目の私が、剣道を続けるのは何故だろう。

          今年もあと少しで終わる

          2023年も残すところ、あと少しになった。 クリスマスやお正月等、イベントが目白押しとなる。 一年早かったなぁ……。 23年の漢字を考えてみると、「成」かなぁ……。 どうやら「成」には、➀そだつ②できあがる➂なしとげるとかいう意味があるようだ。 今年はまさにそんな年だった。 大きな変化点でいうと、「仕事が軌道にのったこと」 これが一番大きい気がする。 復職して少しの間やっぱり安定しなかったのだけど、毎日安定した生活を保つためにできることなら何でもやってみた。 体つくりの

          今年もあと少しで終わる

          仕事帰りの剣道

          平日、1週間に1回は必ず道場に通うと決心した。 仕事終わり、死ぬほど道場に行きたくない日がある。 このままベッドで寝たい。速攻で寝たい。 そう思いながら、それでも重い防具を背負って、道場へ向かう。 色々考えると、自宅へ引き返してしまいそうだ。 音楽の音量を上げて、道場に向かう電車に乗り換える。 あれ?私って、なんでこんなに頑張っているんだっけ? 時々ふと思う。 頑張っている先に何があるんだろう。 そんな風に、ぐちゃぐちゃしたどうしようもないことを頭で考える。 道場に

          仕事帰りの剣道

          人生の余白

          来週インターンシップに参加する学生の前で業務紹介をすることになった。 自分の学生時代を想起した。 インターンで業務紹介をする社員なんて、私にとってはもう神様のように見えたし、「とにかく凄い人」で自分とは違う世界に住む人に見えていた。 これまでにも就活生とお話しをする機会は、何度か会って、「〇〇さん、憧れです」とか「会社のことをいきいきと話していてすごく良いなと思った」等嬉しい言葉を頂いた。(身に余る光栄…) ただきっとそれは、私という人間ではなくて、この会社の看板を背負

          人生の余白

          私がなりたい自分になる。

          適応障害を克服して、1年が経った。 自立することを学んだ。 仕事で働くということが慣れてくると、少しづつ飽きがきた。 このまま「漫然と働いて、家に帰ってきてスマホをいじって寝る」、そんな生活でよいのだろうか。 焦燥感が襲ってきた。 このまま、こんな人生で終えていくのだろうか。 学生時代、苦しい生活だったけれど、それでも希望にあふれていて、懸命に頑張っている自分が誇らしかった。 もう一度全力を尽くしてみよう。何かに熱中してみよう。 精一杯、生きてみよう。 人生を味わい尽くし

          私がなりたい自分になる。

          休職経験者、剣道を再開する。

          学生時代は、剣道に明け暮れていた。 幾度となく辞めたいと思ったし、とにかく苦しくて、授業後はいつも憂鬱だった。 それでも稽古が終わった後の、爽快感や一本が決まったときの達成感は、何にも代えがたかった。 もう一度あの頃の青春が味わいたくて、気づけば道場を探していた。 会社帰りに行けるところ、そうして道場通いが始まった。 仕事終わりで疲れていて、ふらふらした足取りで道場に向かう。 袴をしめる。竹刀を握る。 そのどれもが、懐かしくて、本当に幸せを感じた。 面を打って、

          休職経験者、剣道を再開する。