大好きな会社を離れようと思った理由

1年目の終わりに適応障害を発症して、会社に復職できたのは2年目の12月だった。
休職期間は、8カ月だった。
出来ない自分が辛くて、人の期待を裏切っている感覚ももちろんだが、何より自分が自身にかけた期待に沿えなかったことが何よりきつかった。
心のどこかで「自分は絶対にできる」というゆるぎない自信みたいなものがあって、それがいろいろな出来事を経験する中で「自分はできないのかもしれない」に変わっていく瞬間が何よりも辛かったのだと思う。


休職期間は、ずっと会社に戻りたいと思っていた。
それは働いている期間よりもつらくて、早く働きたくて、歯がゆかった。

それから復職して、無理のない生活を余儀なくされ、一歩ずつ一歩ずつ毎日を歩み続け、気づけば私は4年目になった。
「できないこと」より「できること」が増えた。
泣くことよりも、笑顔で過ごす日々の方が多くなった。

そして後輩が出来た。とてもとてもかわいい後輩だった。
後輩が私と同じような状況に陥らないために、何があっても彼女を守れるような人間でありたいと強く思う。

そうして自分が成長した過程で気づいたものは、すべて彼女に教えられたらいいな。と思ったりする。
出来るだけ後輩が辛くならなければいいなと思ったりもする。

その中で、自分に余裕が出てきたときに、このままでいいのかな…という思いもあって、気づけば転職サイトを開いていた。
結局自分は困難な道に進みたいんだよな。。。そう思ったりした。











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