渡邉ユカリ

心理学に興味がある実務翻訳者です。心の中を整理したい時に不定期で雑文を綴ります。

渡邉ユカリ

心理学に興味がある実務翻訳者です。心の中を整理したい時に不定期で雑文を綴ります。

    最近の記事

    ただより高いものはない

     高校生の時、クラスメートの半数近くが通っている学習塾があった。みんなが行っているので私も行きたかったけれど月謝が高かったので親にはダメだと言われていた。家にセールスの電話もかかってきて、「入っても入らなくてもいいから見学だけでもおいで」と言われたが、親には見学にも行ってはダメだと言われた。「見学に行ったら行きたくなるでしょ」と言うのだ。どうせ行かないのに見学になど行く意味はない、うちにはそんな高い塾に行かせる余裕はないからと。毎月月謝のいる塾はダメだけど、その代わりに夏休み

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      • 気迫の表情

         先日、夕飯時にちょっとたまにはテレビでも見ようかと思ってつけると野球中継がやっていたので何年かぶりに少しだけ見た。  名古屋人なので何となく中日ドラゴンズを応援しながら見ていた。  終盤になってきて、ランナーがいる状態で打順が回ってきた打者にはものすごい期待がかかる。「ここで打ってくれたら試合がひっくり返る。頼むぞ」という思いでみんなが見ている。  そういう場面で、バッターの顔がアップになる。その顔つきを見るだけで「ああ、こいつは打つな」と思うことがある。もう、ものす

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        • 暗黙のルール

          私の家から一番近くの大通りは駐車車両が多い。片側二車線道路なのだが、左側の車線に普段からあまりにも駐車車両が多いのでみんなデフォルトで右側車線を走っている。 私は自動車教習所で過去にならった古い知識が残っていて、基本的には左側を走って、前に駐車車両や停車中のバスなど障害物がある時や追い越し時にだけ右側を走る、みたいな教科書的な走り方を最近までずっとしてきた。 しかし、基本的に左側車線を走っていて障害物がある時だけ右側に半分はみ出して走ったりウィンカーを出して右側車線に入ろ

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          • 助けてもらっていたことに2年越しで気づいた話

            個人的なことを書くので読んで居心地の悪い思いをする人がいたら申し訳ないのだが、私は2019年の暮れに離婚している。年が明けるまであまり周りに知らせていなかったのだが、年末年始の挨拶のタイミングで実はかくかくしかじかで、と伝えていた。 折しも2020年の初頭、感染が広がりつつあるという時期で、私にとって離婚直後でこれからどうしよう、フリーランスで翻訳をしていたけれどフルタイムでどこかに勤めたほうがいいだろうかどうしようかと、いろいろ考えていた時期であった。 恩知らずなことに

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            • 交渉の余地

              誰でも自分の「思い」を尊重して欲しいと思っている。誰かにないがしろにされたと感じるときというのは、相手の都合ばかり優先されてこっちの都合は聞いてもらえないと感じるときだ。 お互いが全く逆方向の主張をしていて議論が進まないとき、尊重すべきは相手の「思い」だ。もちろん、こちらにも主張があるのだから、いつでも相手の主張を100%飲めばいいということではない。 交渉というのは、「言葉を尽くして自分の立場を理解してもらい、自分に同調してもらうこと」ではない。交渉のテーブルに着いた双

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              • きついのに続けている仕事

                私はフリーランスで翻訳の仕事をしている。2011年に開業して、12年目だ。2020年の秋、仕事の疲労による眼精疲労が原因で結膜炎となり、右目が開かない状態で眼帯をして1週間過ごした。Twitterで「翻訳者にとって眼精疲労と肩凝りはお友達」とつぶやいたところ、同業者さんからたくさんのいいねをいただき、腰痛に坐骨神経痛にヘルニアに頭痛と、さまざまな「職業病」と戦う満身創痍のみなさんからたくさん返信をもらった。 そうですよね、そうですよねとリプライを返しながら、「みんななんでこ

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                • 英語を勉強する意義はその恩恵を被った人しかわからないかもしれない。

                  これは以前音声会話アプリ「clubhouse」でどなたかの部屋へお邪魔した時に一度だけ話したことのある話だけれど、20代半ばで通訳学校に通い始めた私は高い授業料を払って週に2回も仕事帰りに授業を受けていることの意義をなかなか親に理解してもらえなかった。 当時私の母はコンビニで働いていたのだけど、まだデジカメが普及する前の話で、そのコンビニは当時レジで写真の現像の受付もしていた。その店の周辺は外国人が多く居住している地域で、店には外国人客も多かった。 写真の現像は受け付けた

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                  • まず否定から入る人

                     人の話を聞き終わるやいなや、「そうじゃなくて、」から自分の話を切り出す人がいるが、対話において随分損をしているなと感じる。  自分の意見を切り出す時に、最初に「そうじゃなくて」を付けることによって、たった今聞いた話の内容すべてをバッサリ切り捨てている。  これを、代わりに「あなたのおっしゃることも分かるのですが、」「それもそうかもしれませんが」に差し替えるだけで、「but」の後に反対意見が来るだろうなとたとえ分かっていても、受け手にとってはだいぶ印象が違う。   一生

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                    • 意見の異なる人

                      自分と意見の異なる人がいた場合、無理に話を合わせたり反論したりしなくても、「ああ、あなたはそう思うんですね(私とは意見が違いますが)」という視点があってもいいと思う。 広い世の中、自分と違う意見の人がいて当たり前だし、近しい関係にある人とだって主義主張が異なることは当然ある。 大事なのは意見が違うからと言って人格否定されているわけではないと理解すること。違う意見を持っているだけで相手を敵とみなさないことだ。 日本語の「なるほど、おっしゃることはよく分かります」という言葉

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                      • コロナ禍で横行する副業詐欺

                         ステイホームの影響もあって副業に関心を持つ人が増え、「プログラミング」「ウェブデザイン」「英語を使った在宅ワーク」などの「在宅で稼げる」系の副業情報商材が人気だ。中にはまともな教材もあるかもしれないが、「楽して儲かる」「簡単に高収入」「1日1時間の作業でサクッと収入」などと煽る講座にはろくなものがない。  浅野正憲という人物が立ち上げた「在宅翻訳アカデミー(立ち上げ当初の名称は「在宅翻訳起業コミュニティ)」という怪しい翻訳講座は、「高い英語力がなくてもできる」「TOEIC

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                        • ストレスに強い人、弱い人

                          最近よく「ストレス耐性」という言葉を聞くが、周りを見渡すと確かに同じ現象に直面してもものすごく大きなストレスだと捉える人と、まるで大したことないというようにサラッと受け流せる人がいる。 自分の中でも同程度のストレス要因で過敏に反応してしまう時と、あははと笑って受け流せる時があって、長らくそのメカニズムについては深く考えたことはなかった。 しかし、自分が子育てをするようになってから特に、この「自分の感情の波に振り回される」ことが多くなって、感情の好不調によって子どもに優しく

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                          • 話し合いを面倒くさがる人

                            「この件について、一度お互い腹を割ってじっくり話し合いましょう」と持ち掛けられて、「面倒くさいな」という思いが一瞬でも頭をよぎらない人は少ないだろうと思う。 持論を展開するのは好きでも、議論をするのは嫌う人は多い。 「議論をしましょう」と持ち掛けられた時に面倒くさく思う心理は、「話すこと」そのものが面倒くさいわけではなく、「相手の話を聞かされること」、「相手の論理を押し付けられそうなこと」そして「それによって自分の行動や思考を変えなければならない状況に陥りそうなこと」が苦

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                            • 察してくれよと言う人

                              私はある出来事があって以来、「察してくれよ」という空気を出す人、またはそれを口に出して言う人が苦手なのだが、誰だって「察してくれよ」という圧をかけられて嬉しくはないだろうと思う。 にもかかわらず、世の中では「空気を読む人」「相手の言わんとすることを言われる前に察する人」というのは高く評価される。 つまり、自分では察したくないけど、人からは察してもらいたい、というのが私たちだ。自分ではできないこと、やりたくないことをやっている人は尊敬される。例えが悪いかもしれないが、自分で

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                              • Cocari式人間関係に疲れない心得十条

                                1. 相手を責めない 2. 自分の考えを押し付けない 3. 恩着せがましくしない 4. ああ、こういう人なのねと思って流す 5. 期待しすぎない(★最重要) 6. 期待させすぎない 7. 自分を責めない 8. 天気のせいにする 9. 眠気のせいにする 10. 本当に疲れたら寝る ※最近の辻仁成さんのツイートの形式を真似しました

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                                • 「お前のせいだ」と言われると、「私のせいじゃない」と言い返したくなる。 「私のせいです」と言われると、「あなたのせいじゃないよ」と言ってあげたくなる。 そういうもんです、人間だもの。(笑)

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                                  • やりたいこと100のリスト

                                    友人の勧めで『ソース: あなたの人生の源はワクワクすることにある。』(マイク・マクナマス著)という本を読んで、「やりたいこと100のリスト」というのを作ってみた。 今までにも類書を読んで同じようなリストを作ってみたこともあるが、願望をリスト化するとたいていは「あれが欲しい」「これが欲しい」「あそこに行きたい」「ここに行きたい」と、物理的に欲しいものか行ってみたい旅先の候補地のリストになってしまっていたので、今回「やりたいこと」を書き出す(その中には〇〇を買う、というものも含

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