Tomo|国際機関職員ときどきコーチ

ニューヨーク在住、国際機関職員。東大卒、ハーバード修士。アフリカ、アジア、アメリカなど…

Tomo|国際機関職員ときどきコーチ

ニューヨーク在住、国際機関職員。東大卒、ハーバード修士。アフリカ、アジア、アメリカなど、様々な国で国際的な仕事してきた経験から、文化や国籍を超えたチームづくりに興味があります。仕事+個人で勉強しているコーチングやファシリテーションのことをつぶやきます。3児の父。

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家族4人が家からいなくなって

妻と子供3人が一足先にアメリカから日本に一時帰国した。 僕は仕事の都合で1か月後に合流するまで、一人でアメリカにいることになった。 空港に家族を送りにいって、家に帰ってきてから、生活がさっそくガラッと変わった。 買い物にいったときにお菓子を買ってと、子供からせがまれなくなった。 なんでそんなもの買ったのと、妻から文句を言われなくなった。 図書館で児童コーナーに行く必要がなくなり、思う存分大人の本を探せるようになった。 車が発信するまでシートベルトつけさせる戦争もなくなり、

    • ソーシャルコーチ、2年目へ

      久しぶりの記事になります! ニューヨークの国際機関で仕事をしながら コーチとして社会起業家や国際協力に携わるプロフェッショナルを支援する Tomoです。 僕がコーチングを国際資格を取るレベルまで 真剣にやりたかった理由の一つに、 コーチングを通じて、 <社会を変えたい>人たちを 支援したいというものがありました。 普段の仕事でも<世界を変える>支援を しているのですが、 仕事でかかわる人以外にも 自分のインパクトが広げられたらなぁと思って、 コーチングを真剣にアメリカで学

      • 人の心にささる英語スピーチをするために、心がけている12のこと

        こんにちは。 国際機関で10年間、貧困削減の仕事をしたり、 コーチングやファシリテーションを通じて 人の能力を引き出す力を磨いているTomoです。 今回は ・海外4か国で10年間仕事してきた経験 ・大学時代に英語スピーチの全国大会で優勝 した経験をもとに、 人の心に刺さる英語スピーチのコツを紹介したいと思います。 英語力の中ではスピーチに最も自信があります。 事前に準備できるので、非ネイティブのハンデがあまりでないのと、 英語力以外のコミュニケーションを総動員できる機会だ

        • 「コーチングを通じて社会を変える」取り組みをまとめてみた

          こんにちは。 国際機関で貧困削減の仕事をしながら、 ときどきコーチもしているTomoです。 コーチングにはいろんなスタイルや目的がありますが、 僕が一番情熱があるコーチングは、 「社会問題の解決につながるコーチング」です。 ライフコーチングやエグゼクティブコーチングと比べると あまり聞いたことないコーチングの分野ですが、 英語だとSocial Impact Coachingとして いくつかの取り組みが出てきたり、 日本発の取り組みもあり、 実際に僕が参加しているものもあり

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        • ファシリテーション
          4本

        記事

          英語でコーチングを学ぶには

          こんにちは。 国際機関で貧困削減のための仕事をしながら、コーチングも学んでいるTomoです。 組織内でコーチングを提供するために英語でコーチングを学んだいるのですが、最近は日本のコーチからも 「将来は英語でのコーチングに興味がある」という声を聞いたり、 質問をいただくことがちょくちょくありました。 少しでもお役にたてばと思い、 英語でのコーチングについて思ったことと、 学ぶためのリソースをまとめてみました。 英語でコーチングすることのよさと難しさ 英語でコーチングにふれ

          英語でコーチングを学ぶには

          社会を変えるチカラを引き出したい。

          (注)「ぼく」に関する、ど真ん中直球記事です 日本を飛び出して、アフリカで途上国開発の仕事をはじめてから12年。 途中でハーバード大学院で留学したり、国際機関でアジアとニューヨークを行き来したりしながら、どっぷり途上国の貧困の問題に政策の面で向き合ってきました。 今年になってからは、<政策を変えるカギになるのは、社会を変えたい意思を持って行動できるリーダーだ>との想いから人やチームの能力を引き出すためにコーチングやファシリテーションを本格的に学び始めました。 ここまで

          社会を変えるチカラを引き出したい。

          たった5秒でポジティブに、幸せに生きる方法

          楽しかったことはすぐ忘れてしまうのに、 不安なことや辛いことはいつも気になってしまう。 そんな経験はありませんか? 実は人間の脳は、進化の過程で、 なるべく恐怖やネガティブな体験をよく覚えておき、 逆にいい機会や幸せなどは記憶に残りにくく発達してしまったそうです。 忙しい現代人にとって、 幸福度、ストレス耐性などを高めるにはポジティブな経験が不可欠。 ところが皮肉なことに、脳はポジティブな経験を継続して体内に内面化することができません。 より意識的に、ポジティブな経験

          たった5秒でポジティブに、幸せに生きる方法

          対立、喧嘩、中傷から共感へ。全てのコミュニケーションで意識すべき4つのポイントとは?

          家庭でも、職場でも、国同士でも、あらゆる場面で人間同士の対立や喧嘩は絶えません。 人間には本来相手と共感し、助け合う能力があるのに、 どうして対立が起こってしまうのか? もっと共感を育むようなコミュニケーションの方法はないのか? そのような問いをもとに開発されたのがNon-violent Communication (NVC)非暴力コミュニケーションという対話法です。 とてもシンプルながらいつでも、どんな対話にでも使える方法を NVCの教科書とも言える本を読んだので、紹介し

          対立、喧嘩、中傷から共感へ。全てのコミュニケーションで意識すべき4つのポイントとは?

          人のポテンシャルを引き出す、7つの質問

          こんにちは。 対話やコーチングを通じて人のポテンシャルを導く方法に興味があり、こんな本を手に取りました。 毎日、10分間の会話の中で取り入れられる実用的な質問が7つ紹介されていました。 *原著を読んだので、和訳は↑と異なっているかもしれません。 コーチングを毎日の習慣に取り入れるには 仕事のパフォーマンス向上やパートナーシップの向上など いろんな活用法があるコーチングの技術。 様々な会社や組織でも普及が進んでいます。 筆者はそうしたトレーニングを行う側のプロ。 それで

          人のポテンシャルを引き出す、7つの質問

          革新的なコーチングvsよくあるコーチング?

          コーチングに興味を持ち、いろんなコーチの本を読み始めましたが、この本には衝撃を受けました。 典型的なコーチングやマーケティングの方法を超えた、説得力のあるアプローチが紹介されていました。 The Prosperous Coach by Steve Chandler and Rich Litvin誰が書いた本? この本はスティーブとリッチという二人のエグゼクティブコーチが執筆しています。スティーブはリッチのコーチングの師匠でもあります。 この本に出会ったきっかけはYou

          革新的なコーチングvsよくあるコーチング?

          ハーバード講師に1時間コーチングしてもらったら人生が変わりそうな話。

          こんにちは。 コーチングやファシリテーション、組織開発に興味がある、国際機関職員のTomoです。 去年の9月から、所属組織でリーダーシップ研修をうけているのですが、 その研修講師が先日、1対1のコーチングをしてくれました。 その1時間があまりに深くて、人生が変わりそうだったので、そのときの体験を書き残しておこうと思います。 どんなコーチだった? コーチをしてくれたのはハーバード大学でも講師を務める こちらのフランス人の女性。 もう一人、男性の講師とペアを組んで、9

          ハーバード講師に1時間コーチングしてもらったら人生が変わりそうな話。

          コミュニケーションが上手な人が信じているたったひとつのこと。

          こんにちは。 コーチングやファシリテーションの技術を使って多様でパフォーマンスが高いチーム作りをすることに興味があるTomoです。 イスラム教の休暇だった今日は、ビジネス&コミュニケーションの古典的名著と呼ばれるこちらの本を読みました。 60年前に出版された本にも関わらず、いまでも使える学びがたくさんありましたので紹介します。 コミュニケーションの前提 この本の前提、それは ということ。 だから、コミュニケーションを通じた相互の意思疎通はとっても難しいことだと説

          コミュニケーションが上手な人が信じているたったひとつのこと。

          コミュニケーションが上手になる、3つの原則とは?

          コミュニケーションに関するとても素敵な本を読みました。 Say What You Mean: a mindful approach to nonviolent communication Oren Jay Sofer 残念ながら和訳版は出ていないようですが、 英語版はたくさんの5つ星レビューがついていて、 よく読まれている本のようです。 タイトルの通り、「自分の本音を伝えるにはどうするか?」がテーマになっていますが、コミュニケーションは対話なので、当然相手から本音を引き

          コミュニケーションが上手になる、3つの原則とは?

          ハイブリッド会議のファシリテーション

          こんにちは。 国際機関にて国際的なチームづくりに奮闘中のTomoです。 前の記事に書いたグローバルミーティング、そういえば会議室に50人、オンラインに100人のハイブリッド会議でした。 いやあ、ハイブリッドは難しいですね! オンライン参加者の満足度、とても低かったと思います。反省点多々でした。 機材の準備、オンラインファシリテーターの必要性、リアルで起こっていることをなるべく伝えることなど、以下青木マーキーさんが非常にうまくまとめてくださっています。とても参考になっ

          ハイブリッド会議のファシリテーション

          26ヵ国からの参加者が集まった、グローバルミーティングから学んだ4つのこと。

          先週1週間は、ニューヨーク本部に26か国から参加者が集まり、 ワークショップが行われました。 コロナ中はこんなことが全くできなかったので 世界中のチームメイトと顔を合わせるのは4年ぶりになります。 世界各国で同じテーマで活動している仲間たちが、 それぞれの課題やアイディアをシェアしあったり、 ニューヨーク本部がどのようにサポートできるかを 話し合う機会になりました。 ファシリテーションやコーチングの重要さを 痛感する場面にもなりました。 少し抽象的になってしまいますが、

          26ヵ国からの参加者が集まった、グローバルミーティングから学んだ4つのこと。

          noteはじめます。

          はじめまして。Tomoです。 いろんな国や文化をバックグラウンドとする人たちが 一緒に気持ちよく働き、能力を発揮できるチームづくりに 興味があり、ノートを始めてみました。 普段は国際機関の職員としてニューヨークで仕事をしています。 日本で大学を2010年に卒業してから、 海外で留学と仕事を続けているので、海外生活も12年になりました。 国際機関職員としての経験も8年目になりました。 その間、アフリカ、南アジアからアメリカまで、 5か国で、まったく違うバックグラウンドの人