英語でコーチングを学ぶには
こんにちは。
国際機関で貧困削減のための仕事をしながら、コーチングも学んでいるTomoです。
組織内でコーチングを提供するために英語でコーチングを学んだいるのですが、最近は日本のコーチからも
「将来は英語でのコーチングに興味がある」という声を聞いたり、
質問をいただくことがちょくちょくありました。
少しでもお役にたてばと思い、
英語でのコーチングについて思ったことと、
学ぶためのリソースをまとめてみました。
英語でコーチングすることのよさと難しさ
英語でコーチングにふれる良さですが、
アメリカやヨーロッパではコーチングの歴史が長く、特にビジネスでコーチングが取り入れられて拡大している国が多いので、圧倒的に本や動画などの資料が豊富。スクールの数も多数。
日本では「ニッチ」になりそうな夫婦関係のコーチングとか、職に特化したコーチング(医療従事者向けコーチング)、社会的なインパクトをもたらすためのコーチングなどの提供者やリソースも豊富
英語ネイティブだけではなく、英語を話せる世界中の人にコーチングを提供したり、受けたりできる
国際コーチング連盟に認定されている学校も多いので、資格審査の際に録音を翻訳したりする必要がない
日本語よりも明確ではっきりしている言語なので、短い言葉数でグサッと質問しやすい(気がします。個人的主観です…)
一方で大変なところとしては
母国語ではないのでクライアントの言っていることのニュアンスがわかりにくかったり、純粋に語彙不足で相手のいいたいことがちゃんと伝わらないことがある。話すときにも、日本語に比べて出したいニュアンスが出せないときがある。
自分の英語力がどこかで気になってしまうとセッションの集中力に影響する
ネイティブのクライアントはネイティブのコーチを選ぶ気がするので競争には勝ちにくい。ただ、非ネイティブながら英語でのセッションを希望するひとも多いと思うので、あきらめる必要はないかと。
海外のスクールは数が多すぎて玉石混交。自分にあったものを選びにくいかもしれない。
というところを痛感しています。
それぞれのコーチの学習目的やコーチング提供相手によって、どの言語で学ぶのかやコーチングを提供するのかは人それぞれですが、英語でコーチングをメインで提供したい場合には、英語で学ぶことが一番確実で近道かもしれませんね。
もちろんいきなり英語でのコーチングはハードルが高い場合には、
英語コーチングのデモ動画を観てみる
英語のコーチングに関するワークショップや講義を聞いてみる
英語のコーチングコミュニティに参加してみる
英語のコーチングスクールに加入してみる
英語で相互コーチングをしてみる
などのステップを段階的に踏んでいくのもいいかもしれませんね。
僕は海外生活12年目ですが、いまでも英語でのコーチング前は特別な緊張があります…。
英語でコーチングを学ぶ方法
僕が調べたり聞いた範囲で参考になりそうな情報をリストしてみます。
動画
一番参考になるのはCoaching Demo(実際のコーチングの動画)だと思います。
こちらは僕の指導者でアルゼンチン出身のMCCのセッション。非ネイティブなので英語がとても饒舌なわけではないのですが、それでもこんなにスムーズに深くセッションができるのだ、と思い知らされます。
https://www.youtube.com/watch?v=75VbrSClkqE&t=98s
こちらも同じチャンネルから。
コーチ界の有名人、Marcia Reynolds (MCC)によるデモ
このチャンネルの動画はところどころ一時停止が入り、セッションの評価、講評がわかるようになっています。
コーチングだけではなく、アメリカの「セレブ」コーチの講演も学ぶところが多いです。
Marshall Goldsmith
Anthony Robbins
Rich Litvin
Marion Franklin
ポッドキャスト
コーチが運営するポッドキャストも盛んで、たくさんのチャンネルがあります。基本的にはいろんなコーチへのインタビューコンテンツが多い気がします。
Coaches Rising
Coaching Life Podcast
本
英語でのコーチングの本は無限にありますが…
入門(資格などではなく、だれでもコーチングがつかえるようになる)
業界大手、CTIのバイブル
ICFのコーチングコンピテンシーに関する導入書
コーチング技法ではなくマーケティング方法に関する本
Prosperous Coach
コミュニティ(相互コーチング含む)
ICFの資格を目指す人の英語コミュニティ。相互コーチング募集を頻繁に見かけます。世界中からメンバーが集まっています。ノンネイティブの募集もよく見かけますので、練習相手を見つけるのにはいいかもしれません。
このコミュニティでは毎週水曜日に定期的にオンラインミーテイングが開催され、集まった人同士がブレイクアウトルームに分かれて相互コーチングをします。
ハーバード大学医学部と提携しているこちらの期間ではメンバー向けに多様なウェビナーや記事がシェアされています。最先端の知識を学ぶためにもふさわしい、ハイレベルなコミュニティだとおもいます。
あとはICF(国際コーチング連盟)に加入すると、英語でのコミュニティやリソースにたくさんアクセスできますね。
https://coachingfederation.org/
スクール
僕が通ったスクールはこちら。
もとICF会長が個人でコーチを要請しており、僕の代で9代目でした。同期は12名。そのうちコーチングを大学で教えていた教授や、すでにコーチとして独立している人、人事の人、コンサルの人などがほとんどで、おそるべし同期陣でした。教えてくれるコーチ自身がアルゼンチン出身なので、非ネイティブの参加者もいるし、英語にも寛容です。
ほかの有名どころは、
CTI
Erickson
iPEC
Coach U (コーチエィと提携)
あたりでしょうか。
こちらからほかの機関も探すことができます。
おわりに
ここまでたくさんのウェブサイトを紹介してきましたが、
まだまだたくさん、いろんなリソースがあると思います!
ぜひぜひキーワードなどを使って検索してみてください。
英語のコーチングを通じて感じたことやよく使う表現など、
これからも機会があったら紹介していきたいとおもいます。
こんなリソースあるよ、という情報や質問などもあればお気軽にご連絡ください~
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