革新的なコーチングvsよくあるコーチング?
コーチングに興味を持ち、いろんなコーチの本を読み始めましたが、この本には衝撃を受けました。
典型的なコーチングやマーケティングの方法を超えた、説得力のあるアプローチが紹介されていました。
The Prosperous Coach by Steve Chandler and Rich Litvin
誰が書いた本?
この本はスティーブとリッチという二人のエグゼクティブコーチが執筆しています。スティーブはリッチのコーチングの師匠でもあります。
この本に出会ったきっかけはYoutubeで観た、リッチがライブでコーチングをしている動画です。
コーチングを始めてわずか3分ほどで、コーチングを受けている女性が泣き始めるほど、深い会話になります。
端的な質問でその場と会話をコントロールしながら、かなり深い深層心理まで入っていく手法に惹かれました。
コーチングの方法はほとんど記述なし
ほかのコーチングの本とは違って、どうやってコーチングするかという話はほとんどありません。
コーチングに関して書いてあることは
相手が一生その会話を忘れることがないくらい、全力で相手のために自分をささげること。Do your coaching magic. Serve them so powerfully they never forget your conversation for the rest of their life.
相手が本当に、本当に欲しいことをつきとめるまで深く会話を持っていくこと。ほかのコーチではいけないような深いところまでいくこと
クライアントの天賦の才能を信じる
彼らが見えていないものを見せてあげよ。
ほかの人が誰も言わないことを伝えられる勇気を持て。何も隠すな。
沈黙を恐れるな。
自分の心のなかでどんな動きがあるかも忘れるな
相手の一語一句を聴く。
など。残りは、コーチになるとはどういうことか?
どうやってクライアントを築いていくのか、が焦点です。
クライアントの「作り方」
彼らのクライアントは、年間数百万ドルを払って彼らを契約するような一流の経営者やアスリートのようです。
決して多くのセッションやクライアントをもっているわけではなく、信頼関係を築いた相手とだけ契約を結びます。
これはプロコーチとしての働き方。ほかにもパートタイムでコーチとなる方法やコーチングの技術を使って友人や家族を助ける生き方も紹介されています。
どの働き方をとるにしても、以下のやりかたには警告しています。
誰に対してもコーチングしたいと思っている
お金をもらうことを申し訳ないと思っている
準備が整うまでお金をもらってはいけないと思っている
コーチングしていいかの許可を取らない
自分のマーケティングや宣伝にばかり興味がある
誰をも喜ばせようとする。
自分でコーチを雇っていない(=コーチングの力を信じていない)
コーチングの理論を売ろうとする。
資格をたくさん集める
彼らは、逆のアプローチとして、いままで、以下のような方法でクライアントを作ってきたそうです。
自分から、話したいと思う相手に声をかける
相手が悩んでいることに対してコーチングを受けたいかの承諾をとる
自分が相手のポテンシャルを信じれるクライアントしか引き受けない
契約をとることをあせらない。
メールではなく、会話を通じて相手との関係を築いていく
まず相手を選ぶこと、そして自分をマーケテイングしないことあたり、とても新鮮でした。
やるきが俄然出た!
この本を読んで、二人のコーチングへの真摯な姿勢にやる気をもらいました。
僕も会社を通じてコーチングを受けたことがありますが、彼らが言うようなものすごく深いコーチングは、この記事で紹介した1度だけ。
ほかのセッションは良かったけれど、人生を変えるようなものではありませんでした。
どうせコーチングを学び、実践するなら相手の人生を全力で支えて、変えられるようなコーチになりたい。
全身全霊で相手の悩みを聞き、相手の能力を信じ、無限の可能性を開くようなセッションがしたい、そう思わされました。
そのためには自分でもっと学ぶこと、そして実践すること。益々気合が入りました。
もし、僕と対話することに興味のある方がいれば、Twitterからご連絡ください。
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