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誰からも愛されるために必要な広報パーソンのマインドセットとは?そのヒントは「Z世代」の価値観の中に。

こんにちは。濱中です。

いきなりですが、私は「Z世代」といわれる世代の人間です。あまり世代で価値観を決めつけるのは良くないなあと思いますが、最近ではよく「Z世代」を理解しようというネット記事もよく目にしますよね。

私は典型的な「Z世代」の人間ではないなあと思うことが多々あります。それは、小さい頃から「苦労してなんぼやで。強くならんとあかんで」という(母や祖母の)価値観で育ったことも大きいと思います。

なので、周りの「Z世代」の方々では少数派である「できる限り『大変』なことにもチャレンジしていきたいな」と思って生きている人間です。

家庭環境だけでなく、小学生5年生のマラソン大会で「達成感」を味わったことも影響しています。

全力を出したらどこまでいけるのだろう、という好奇心のもと、がむしゃらに走ってみたら学年1位になれたんです。「しんどいことも死ぬ気でやれば、こんなに最高の気分を味わえるんだ!」そう思うようになったのはこのときからだと思います。単純な人間です…(笑)

一方で、もちろん「Z世代」の価値観もしっかりもっています。社会の在り方が違えば、世代によって価値観に差が出てくるのも確かだと思っています。世代による価値観を理解したうえで、その中の共通項を探すことも、組織で活動する中で大事なことです。

今回は世代に関係なく「求められる」「愛される」ためにもつべきマインドセットについて、考えてみます。

相手を知ったうえで、「自分のスタンスを貫く」


私はいま企業(採用)広報として、会社の情報発信をしています。私の活動を通して「クロスメディアグループで働きたい」と思ってくれる仲間を集めるのが私のミッションです。このブログを読んでくださっているあなたも、情報に溢れている中で、届けたい人に情報を届ける難しさ、届いたあとに本質まで理解してもらうことの難しさを痛感されているのではないでしょうか。

価値観があう求職者の方にどうやったら情報を届けられるのか。とにかく忍耐強く、前向きにやるしかないな~と自分に言い聞かせております。

しかし、情報をただ一方的に発信するだけでは、仲間やファンを集めるのは不可能に近い時代ですよね。かといって相手の価値観に合わせようと会社や自分のリアルな顔を見せなかったり、こちらの価値観を変えてしまうのは良くない。

私が就職活動中、多くのベンチャー企業を自分の目でみて確かめて、クロスメディアグループが圧倒的に魅力的だったのは、本質しか見せない堂々とした姿勢でした。これからもこの会社はブレずに進んでいくのだな、という風に、頼もしく感じました。もちろんいまもこのように感じた自分は正しかったと思っています。

堂々と自分のスタンスを変えない姿勢をみせるのは、この時代に必要なことかもしれません。柔軟性がありすぎると、フラフラと何を軸にしているのかわかってもらえず、結局だれからも相手にされません。

一方で、社会のニーズやマジョリティの人たちの価値観を理解することも、もちろん重要です。

採用広報は求職者が求めているものを理解すること、会社の価値観や軸になるビジョンからブレないこと、現場のリアルな状況を知っておくこと。このすべてが大事になってきます。

これら全部をしっかり把握して、広報活動に落とし込まなければなりません。

これが思った以上に難しく(笑)、なかなかうまくいかず悶々としていたところ、先週木曜日、あるアドバイスをもらったので、皆さんにもご紹介させていただければと思います。

「カウンセラー」「コーチ」よりもみんなが求めているもの

クロスメディア・パブリッシングの著者で、会社のアドバイザーでもある先生に月に一度お会いして、仕事の相談をさせていただく機会があります。

いつも私の話を優しい笑顔できいてくれ、夢や目標を自然に引き出してくれます。一方で、「組織で働くとはこういうことだよ」と厳しい現実も教えてくれます。社会人歴一年半の私に、組織の中で働くための覚悟と決意を教えてくださっているのです。いつも先生と話した後は背筋が伸びる思いがします。

アドバイザーの先生は若い世代の方々の価値観もよく理解されていて、私が20・30代の仲間を集めるにはどうしたら良いかという相談をしたところ、先生は「若い人たちは『カウンセラー』や『コーチ』ではなく、『スタイリスト』を求めていると思うよ」とおっしゃいました。

なるほど、と思いました。

「カウンセラー」や「コーチ」はその人(の現状)をより良く変えていくために存在します。

しかし、「スタイリスト」は、その人(モデル)の体型や顔の特徴、身長、ジェンダー、性格を否定することも、変えようとすることもありません。ありのままをまず受け入れる。いまの「その人(モデル)の特徴を変えず、そのままつかう」ことが大前提です。そこからその人に合う服やアクセサリー、靴、小物をカスタマイズしていきます。そしてそのモデルの持ち味をいかして、身につけたものだけでなく、そのモデルの存在すらも輝かせる。それがスタイリストの役割です。

「Z世代」と呼ばれる若いジェネレーションの方たちの多くは「ありのままを受け入れて欲しい」という想いがあります。

私も「Z世代」として、確かに就職活動中は「自分のありのままを受け入れてくれる職場か」という点をとても大事にしていました。

20代は「自信」がある人のほうが少ないと思うんです。私自身もいまの自分に「自信」なんてありません。気持ちが高ぶって「自信」を感じることもありますが、それは大体錯覚であることが多いです(笑)。(「ああ思い上がっていたなあ。反省…」と、あとになってこっそり気を落としていたりします(笑))

私のようにいまの自分に自信があるわけでもなく、どうすれば自分がベストな状態になれるのかわかっていない人はたくさんいると思います。「自分探しの旅」をとにかく続けていこう、「自分史上最高」を探していこう、そう思って生きている人は多くいると思うんです。

自分のことは他人のほうがよく見えるものです。だから「あなたはこうしたらもっと力を発揮できるよ」とか、「あなたはこっちのほうがうまくいくと思うからやってみたら?」とか、「あなたは○○に、こんなに素晴らしい才能がある」と言ってくれる人がいれば、自分の中にある力をより信じられるようになりますよね。

アドバイザーの先生が言うように、若い人たちは「スタイリスト」的な人たちと仕事をしたい、というのは納得できます。

広報は会社や仲間を「スタイリング」する仕事

これは、若い人に限らないと思います。誰でも自分をそのまま受け入れて欲しいという想いはあります。短所を指摘されるより、長所を讃えられるほうが嬉しいのは当たり前で、それは自分が存在する意義を認めてもらっている、自分は受けれいてもらっているという安心感や愛情、信頼を感じるからでしょう。

短所を直すように促す場合でも、「○○な部分があなたの素晴らしい長所の邪魔をしているよ」という風にいえば、否定されているように思わないはずです。(実際、私も大先輩からこのようにアドバイスを受けて、嫌な思いはまったくしませんでした。むしろ愛を感じました)

人だけでなく、会社や組織もそうです。無理やり変わる必要はありません。ありのままで良いのです。もちろん、長所を阻害するような短所は改善しつつ、長所をどんどん伸ばすことに注力する。特にベンチャー企業は、それくらいの「圧倒的な長所主義」を掲げるくらいの鋭い感じが必要かもしれませんね。

今回も長くなってしまいましたが、まとめます!(笑)

私が改めて思ったのは、広報は会社にどんな「言葉の服」を着せてあげるか。どんな「言葉のアクセサリー」で魅力を引き出すか。

「ありのままを受け入れて、愛をこめてスタイリングする」仕事だということ。

これができる広報パーソンは、自然と人を集めることができると思うんです。誰だって自分のスタイリストを欲しいと願っているわけですから。

そして広報に限らず、一人ひとりが誰かしらの「スタイリスト」になることを意識できると、組織も必要とされる組織になっていくと思いますし、若い人たちもそんな会社で働きたいと思うのでは、と思うんです。

私もまだまだ自信を手に入れる道半ば。自分最高をみつける旅は死ぬまで(死んでからも?)永遠に続くと思っています。だからこそ、色んな人の、色んな私の見方を素直に受け止め、アドバイスを取り入れて、変化を拒まず、成長し続けたいなと思います。

そして「気づけば、自分が自分の一番のスタイリストになっていた!」そういえたら最高だなと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。毎週、広報の奮闘記を書いていますので、フォローいただけると嬉しいです。

そして「あなたというメディアを輝かせる」クロスメディアグループの応援も、よろしくお願いいたします。

クロスメディアグループで働いてみたい方、ご興味のある方はこちらの採用サイトも見に来てくださいね。
https://recruit.cm-group.jp/





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