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TOEIC S&Wテストは大学受験や就活・転職に有利になるの?スコア目安を解説

今回は、「TOEIC S&Wテストの概要と受験や就活・転職で有利になるのか」をTOEIC950・英検1級の筆者(MiMi)がお届けしていきます。


TOEIC S&Wテストに興味のある方。
TOEIC S&Wテストを受験しなければならなくなった方。
受験や就活に有利になるスコアが知りたい方。


まずは本記事を読んで、TOEIC S&Wテストのことを知ることから始めてみましょう!

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TOEIC S&Wテストって?

まずは、TOEIC S&Wテストについてお話していきます。

「TOEICテスト」と聞くと、何を思い浮かべますか?

リスニング試験に始まり、リーディング試験に終わる。
あの長い試験を想像した方が多いのでは?

それは、「TOEIC L&R (Listening&Reading)テスト」。


つまり、俗に言う「TOEICテスト」とは、「TOEIC L&Rテスト」を指しているんですね。


これに対する「TOEIC S&Wテスト」。

これは「TOEIC Speaking & Writingテスト」のこと。

そんなTOEIC S&Wテストの基本事項はこちら。

・試験実施日: 月1日(日曜日)午前・午後の2回
・試験時間: 1時間20分    
 ※ Speaking: 20分(200点)/ Writing: 60分(200点)
・受験料: 10,450円

ちなみに、Speaking試験のみの受験も可能。

その場合の受験料は、¥6,930となりますよ。

では、TOEIC S&Wテストの試験内容を具体的にご紹介しましょう。

TOEIC S&W 試験内容の概要

表の最後にあるように、英検の面接と異なり、パソコンに向かって録音する形式の試験です。


イメージは、こんな感じです。

IIBC

このように、機械に向かってひたすら喋る。
ちょっと違和感ありますよね。

機械に話す練習もしておくことをオススメいたします。

どうやって練習すればいいの?と思った方はこちらのアプリがぴったりです。

録音形式でスピーキング練習ができて、TOEIC S&Wの練習にも使えるSpeakNowというアプリです。実際に使っている人のnoteがあったので貼っておきますね。

あなたの英語を録音すると24時間以内に北米ネイティブの先生があなたの文法ミス・発音ミスだけでなく自然な言い回しも教えてくれる添削アプリです。

記事にどんなフィードバックが返ってくるのか掲載されているので、スピーキングに課題を感じている人は見る価値ありです!
無料で体験できるのでオススメです。


TOEIC S&Wテストを受けるメリットは?

TOEIC L&Rテストに比べて、まだまだ認知度が低いTOEIC S&Wテスト。

ですが近年、TOEIC S&Wテストの需要が高まっていきているんです。

国際化やオンラインでの仕事が進み、スピーキング力が重視されているのが一因でしょう。

とはいえ、やはり気になるのは、TOEIC S&Wテスト受験のメリット。


果たしてTOEIC S&Wテストを受験して、何かが有利になるのか?


答えは、 “YES!”


TOEIC S&Wテストを受験すると

・大学入試で有利になる
・就活・転職で内定を貰える可能性が高まる
・昇進の要件を満たせる

というようなメリットがあるんです!

それぞれについて、もう少し詳しくお話していきますね。


大学入試とTOEICS&Wテスト

まずは、大学入試。
大学によっては、次のような措置をとっています。

・TOEICスコアを出願要件にしている
・TOEICスコアにより加点する
・TOEICスコアを入試の得点に換算する


実際に対応している大学の例がこちら。

IIBC

TOEIC L&Rテストのみを採用している大学が、まだ圧倒的に多いのが現状。

ですが、TOEIC S&Wテストのスコアも求める大学も徐々に増えてきています。

特に、外国語学部や国際系の学部で多く見られるようです。

この傾向は、ますます高まっていくのではないかと思われます。

スピーキング力があれば、大学入試を有利に運べる可能性がグッと高まるということですね!


社会人とTOEIC S&Wテスト

続いては、社会人とTOEIC S&Wテストについてです。

まずは、就活・転職について。

さきほどお話した通り、TOEIC S&Wテストのスコアで、就活を有利に運ぶことは可能です!

ただし、その有利度合いは、職種によって異なります。

当たり前ですが、英語と無縁の職種には、アピールになりませんよね。。

では、どのような職種で有利になりうるかと言うと

・職務上、英語を話す仕事
・海外出張を伴う仕事
・海外赴任の可能性がある仕事

このような職種への就職に、TOEIC S&Wテストは効果的!

就活を有利にできる可能性が高いです。

実際、上記のような企業の方針はどんな感じなのか。
現状はこちら。

IIBC

なんと、半数以上が、TOEICスコアを採用要件としているんです!

職務で求められる英語力が高くなるほど、その傾向も強くなるようですね。

TOEICL&Rだけを要件とする企業が、まだ大半ですが、S&Wテストも視野に入れる傾向にあるようです。

この傾向は、今後さらに強くなると予想されています。

さらに、昇進や昇格にTOEIC S&Wテストスコアを求める企業も増えています。

たとえば、このような感じです。

以上のように、TOEIC S&Wテストの需要は高まってきています。

今後は、大学受験、就活、就職後にも、TOEIC S&Wテストが欠かせないものになってくるかもしれませんね。



どれくらいのスコアを取ればいいの?

さあ、あと気になるのはスコア!

どのくらいのスコアで、有利になるのか⁉︎ですよね。

まずは大学入試。

基準として多く用いられているスピーキングのスコアは、120点のようです。

スピーキングは200点満点なので、6割ですね。


先ほどご紹介した上智大学の提示したスコアも、まさに120点でしたよね。


とはいえ、120点って、どのくらいのレベルなのかわかりませんよね。

まずは、TOEIC L&Rテストに換算したスコアがこちら。

スピーキング120点は、L&Rテストの640点前後のレベルに相当することがわかりますね。


さらに、英検で言えば、ちょうど2級合格レベルに相当します。

要するに、高校卒業レベルのスピーキング力が求められるってことですね。


英検2級のスピーキング力を身につけておく。
そうすれば、TOEIC S&Wテストでも120点以上取れると思われます!

ただし、英検2級とは、試験内容が大きく違います。
英検2級を目指す場合は、まずはこちらを読んでおきましょう!


続いては、就活や昇進に使えるスコアについて。

就活や昇進で有利になるのは、TOEIC S&Wテストで何点取れば良いのでしょう。

企業が期待するスコアから、考えてみたいと思います。


まず、企業が社員に求めるスコアから。

新入社員、中途採用社員ともに、110点ほどが求められているようですね。

ただし、これは、一般企業のお話です。

英語に携わる企業が求めるスコアはこちら。

当然ながら、一般企業に比べて、求められる英語力が高まっていますね。

さらに、業種による細かい内訳は、こちら。

・英語を使う可能性のある職種⇨最低110点
・英語メインの職種(海外部門等)⇒最低140点


目標スコアを定めるのに、良い指標となりますね!

目指す職種等も踏まえて、まずは目標を定めてみましょう。


まとめ

今日の記事のポイントのまとめのです。

♦︎TOEIC S&W (Speaking&Writing) テストの概要
①Speaking 20分・Writing 60分、各200点満点
②月に1日(日曜日)の午前・午後の計2回の実施
③PCによる受験

♦︎大学入試や就活・昇進の要件として採用されている
⇨大学入試…120 / 200点ほど
⇨就活・昇進…90〜160 / 200点ほど
 ※一般企業…平均110 / 200点ほど
 ※英語を使いうる職種…最低110 / 200点
 ※英語メインの職種…最低140 / 200点

国内での需要が高まってきているTOEIC S&Wテスト。

うまく活用して、受験や就活、昇進を有利に進めていきましょう!


そのためには、対策が必要不可欠。

具体的な対策方法は、次回の記事でお届けしていきますよ。


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ではまた次回の記事でお会いしましょう。


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