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今週読みたい本リスト2024/06/08

こんにちは! 久しぶりに書店に出かけて本をながめていたら、面白い本がどんどん見つかって、気がつけば籠いっぱい本を大人買いしていた、つくだ@書籍編集×ライターです。 #毎日note9日め

このnoteでは、Xやnoteや書店、そして人からの紹介で知って、私が「読みたいな」と思った未読本を、自分用のメモとともにご紹介しています。

カルチャー、ビジネス、文芸、創作・アート、とジャンルわけしていますが、全文合わせると長いので、お好きなところからご覧ください。


カルチャー

日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾!

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人文系構成ライターとして、いくつものベストセラーを手がけている斎藤哲也さんによる聞き書き哲学史シリーズの第2弾です。採りあげるのはデカルト・カント・ヘーゲルまでの近代哲学。原著を読んでは挫折していたので、本書で勉強して再挑戦したいです。NHK出版さんより発売中です。


ドーパミンは、よく言われる「快楽物質」ではない。

脳の2つの回路 ーー「欲求ドーパミン」によって〈期待〉を駆り立て、
「制御ドーパミン」によって〈達成への力〉をもたらすのだ。

・創造力の源
・先を見越した戦略
・恋愛が長続きしないわけ
・充足感の欠乏
・変化に適応できる柔軟さ
・支配と服従
・依存症・精神病のリスク
・保守・リベラルの気質
すべて「もっと!」を求めてやまないドーパミンが鍵を握る。

そして、未来志向のドーパミンと「いまここ」志向のH&Nとの
バランスこそ、脳の潜在能力をもっとも解き放つ。

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著者はダニエル・Z・リバーマンさん。ジョージワシントン大学の精神医学・課行動科学部教授です。そしてライターがジョージタウン大学でライティングを教えるマイケル・E・ロングさん。

ドーパミンって幸福感を脳に与える神経伝達物質だと思っていましたが、どうやらそれだけではないようですね。うつ病治療のためにドーパミンを活性化する薬も飲んでいるので、詳しく知りたくなって選んでみました。

翻訳は梅田智世さん、出版社はインターシフト(合同出版)さんから発売中です。

ビジネス

「何を学んだらいいのかわからない」「飽きてしまい、途中でやめてしまった」……。学びの必要性は感じていても、一歩踏み出せずにいたり、いったん始めても続かないというビジネスパーソン必読!「どんなマインドで学ぶか」「どういう考え方で学ぶか」、調査と事例で読み解く「大人の学び」成功のポイント

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著者は、株式会社ベネッセコーポレーション 執行役員 社会人教育事業領域担当 (Udemy日本事業責任者)の飯田智紀さん。ちなみにUdemyとは、世界中で6900万人の人が学ぶ世界最大級の動画学習プラットフォームです。

飯田さんは、その知見を活かし、学び直しやリスキリングがどんな人にも求められている時代の中で、どう学んでいくか、何を学んでいくかについて述べておられます。誰にも共通する学び方の正解ではなく、自分らしい自分に合った学び方を見つけていけるというのが個人的にはいいなと感じました。

ダイヤモンド社さんから発売中です。


人が変化するとき必要なのは、ともに「夢」を見ることだ。

部下、同僚、子ども、生徒、患者……
成長を願う相手の情熱やビジョンを呼び起こし、人生を通じた変容を本気で支援するための、理論と実践の書。

※誘導型のコーチングとは
昇進や年度目標の達成といった、外部から定められた目的に到達するよう導くこと。 目的達成を阻む問題の解決には最適なやり方だが、本人のストレスを引き出してしまい、持続的な成長にはつながりづらい。
本書で、真に人の成長支援に寄与するやり方として取り上げられるのは「思いやりのコーチング」という手法。

※思いやりのコーチングとは
問題を解決しようとするのではなく、成長してほしいと願う相手へ心からの関心と気遣いを持ち、「ありたい姿」の探求とその実現を手助けするもの。
変化が激しく正解が見えない時代で、リーダーやマネージャーに求められるのは、周りの人々の情熱と可能性を引き出し、結集していくことだ。

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著者はリチャード・ボヤツィスさん、メルヴィン・L・スミス さん、エレン・ヴァン・オーステンさんのお三方です。いずれもケース・ウェスタン・リザーブ大学ウェザーヘッド経営大学院で組織行動学について教鞭をとられています。

本書は、タイトルが気にいったので、選んでみました。まさにマネジメント層がやるべきことは、成長を支援することですよね。読んでみます。

監訳は、和田圭介さんと内山遼子さん。そして翻訳は、高山真由美さん。
英治出版さんより発売中です。


文芸

1936年、アルジェ。21歳の若さで書店《真の富》を開業し、自らの名を冠した出版社を起こしてアルベール・カミュを世に送り出した男、エドモン・シャルロ。第二次大戦とアルジェリア独立戦争のうねりに翻弄された、実在の出版人の実り豊かな人生と苦難の経営を叙情豊かに描き出す、傑作長編小説。
ゴンクール賞、ルノドー賞候補、〈高校生(リセエンヌ)のルノドー賞〉受賞!

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著者はカウテル・アディミさん。アルジェリア出身でパリ在住の作家です。出版人の本は読むことにしているのですが、本書も面白そうです。

主人公であるエドモン・シャルロは、「文学と書物への情熱だけを資本に、ほとんど無一文で書店兼貸本屋兼出版社を立ち上げ」(訳者あとがきより)た人で、アルベール・カミュのデビュー作を世に送り出した出版人です。

第二次大戦中、厳しい検閲や紙不足といった困難にもくじけず、自由な表現を守り抜いた姿は、まさに出版人の鑑ですね。

翻訳は平田紀之さん、作品社さんから発売中です。


そこには元傭兵が淹れた珈琲と
焼きたてのお菓子が待っている
面白くて、美味しくて、癒やされる
異世界コージーファンタジイ

珈琲(コーヒー)店を開きたい。それがヴィヴの夢だった。幸運の輪(リング)を引き寄せるというスカルヴァートの石を懐(ふところ)に、いちから店作りに着手する。最初は閑古鳥(かんこどり)が鳴いていた店も、募集広告を見てやってきた店員が描いたセンス抜群の看板や、隠れた天才パン職人のつくるうっとりするようなパンや菓子のおかげで、次第に繁盛しはじめるが……。ネビュラ賞最終候補の心温まるコージーファンタジイ。

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著者は、トラヴィス・バルドリーさん。本書がデビュー長編だそうで、出版直後ニューヨークタイムズのベストセラーリストに掲載され、SF・ファンタジー分野において最も権威のある文学賞であるヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の最終候補作になり、さらにアスタウンディング新人賞を受賞したそうです。

いわゆる異世界スローライフもので、ほのぼのとしてそうなお話しです。それにしても最近、食にまつわる心温まる物語が多いですね。一方でホラー小説が売れたりもする。どちらもスキなのでいいんですが、謎です。

翻訳は原島文世さん。東京創元社さんより発売中です。


創作・アート

★文章で大切なのは、テクニックよりも
「書く前にどれだけ考えるか」「どうやって考えるか」

「せっかく感動したのにうまく言葉にできない」
「SNSやブログで読まれる文章を書きたい」
「自分の商品や作品の魅力をちゃんと伝えたい」

「書けない」悩みには、共通する原因があります。
それは、文章テクニックの上手い・下手ではありません。
「書く前の考え方」を知らないことです。

本書では、「文章力」を
「文章について本気出して考えた時間の量」と定義しています。

書く前に、どうやって考えるか。
書く前に、どれだけ考えられるか。
考えたあとに、読まれる文章をどうやって書くか。

考える→書く
これさえできれば、あなたの想いや感動を
何千字でも何万字でも書けるようになるのです。

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著者は、はてなブログにて個人ブログ「kansou」を運営し記事数は1000超、月間PVは最高240万アクセス、累計PVは5000万アクセス。読者登録数は全はてなブログ内で6位の多さを誇るというブロガーでありライターさんです。

文章力についての定義が面白いですね。確かに「考える前に書け」という具合に進めてしまうと、途中で行き詰まったりしてしまいます。

書くのに時間がかかってしまう方なので、その時間を書く前に使ったらひょっとしてもっと書くのがラクになるかもと感じました。さっそくやってみたいと思います。

サンマーク出版さんより発売中です。

現代短歌を代表する著者が文学、アート、音楽など、それぞれの世界で活躍する「表現の神様」を訪ね、創作の根源に迫った、心躍る芸術談義。谷川俊太郎、横尾忠則、萩尾望都、高野文子、甲本ヒロトなど、巨匠たちのインスピレーションの秘密が明らかに。

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ホストは歌人・エッセイストの穗村弘さん。とにかく対談者が豪華ですね。
「創作の根源」に迫るというのが私の「読みたいアンテナ」に引っかかりました。解説まで対談(デザイナーの名久井直子さん)なのは、すごい。

今回は8冊ご紹介しました。


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前回はこんな記事を書きました。

バックナンバーです

大体週末あたりを目標に、私が個人的に気になった未読本を紹介しています。


超学びの記事ーっ⸜( ˶'ᵕ'˶)⸝」(クロサキナオさん)
と評判の有料記事です。

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