木花咲耶

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木花咲耶

シリーズ系ファンタジー系のシナリオ置き場 こちらに置いてあるシナリオは専用台本のため閲覧のみでお願い致します。

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【囁き×吸血鬼(女)】運命…決断の時は甘く切なく…5

【囁き×女吸血鬼】 運命…決断の時は甘く切なく… ︎︎〇リビング(夜) 【SE:二人の足音】 (コンビニの袋をテーブルに置く) 深夜の散歩って楽しいねぇ。 お月様も綺麗で久しぶりに気持ちよかった。 コンビニで買ってきたビール飲もうよ! (ソファに座ってる缶ビールをあける) 【SE:缶をあける】 ぶはぁ、なんでビールってこんなに美味しいのかしら? 人間って美味しいものを作る天才。 【SE:リップ音】 (急にキスされて驚く) えっ?き、急になにするの? 口元に泡?

    • 【囁き×吸血鬼(女)】言えないよ…4

      【囁き×女吸血鬼】 言えないよ… 〜〜〜本編〜〜〜 ○彼の家の寝室 (事後のピロートーク) 【SE:布団の擦れる衣擦れの音】 はぁ…はぁ…少しは休ませて。 もう外も明るくなってしてるじゃない。 こらこら、足を絡ませないで動けない。 もうおっきな子どもみたいなんだから(笑) どこにも行かない。約束するから… 君にはチャームもかからないし、 逃げても諦めずに追いかけてくるんだもん。 さすがの私も観念した。 …でもさ、不思議よね? どうしてチャームが効かないのかしら

      • 【囁き×吸血鬼(女)】チャームの効かない彼?!…3

        【囁き×吸血鬼】 チャームの効かない彼?! ~~~本編~~~ ○街中(夜) 【SE:駆け寄ってくる足音】 (急に後ろから抱きしめられる) きゃっ…誰よ急に後ろから… って君…なんでこんなとこにいるの? ちょっと…離れて…こんな人の大勢いる所で止めてってば (離れようとする彼女と離さない彼) 分かった…逃げない。だから一回離しそうか?ねっ… (彼が腕を緩める) 【SE:ヒールで走る音】 (その瞬間、逃げる彼女、振り向いて彼に向かって) ごめんね。気持ちは嬉

        • 【囁き×吸血鬼(女)】待てが出来ない彼との情事…2

          【囁き×吸血鬼(女)】 待てが出来ない彼との情事 本編 ○彼の部屋 【SE:ドアの開閉音】 (玄関に入った途端に抱きついてくる彼) ちょっと待って、そうがっつかないでよ… もう…ほんとに若いんだから… (耳元で) ほ〜らぁこんなとこでそんなオイタをしないの。 バカね…ここまで来て逃げたりしないわよ。 【SE:部屋の中を歩く足音】 (部屋を見渡して) へぇ男の一人暮らしにしては綺麗にしてるんだ。 (バックハグされる) もう、さっきから…そんなに我慢できない

        【囁き×吸血鬼(女)】運命…決断の時は甘く切なく…5

          【囁き×吸血鬼(女)】逃げた先に美味しい匂いの君がいた…1

          ○場所 【】SE:指示 ()心情・行動 〜本編〜 ○公園 (後ろを振り返りながら) まったくしつこいんだから…あんなの私の趣味じゃないって… ふーっ今夜はもう無理かな? ちょっとお腹空いてるんだけど… 最近はほんとにいい男がいない。 前は顔も心も血も最高!って男がいたのにさ。 たまたま顔がよかったから声掛けたら…匂いが最悪、思い出しても気持ち悪っ。 (鼻をクンクンさせて) あれ?こんな夜更けに…どこからこんな美味しそうな匂いが… 風上が向こうだから…あっちだ

          【囁き×吸血鬼(女)】逃げた先に美味しい匂いの君がいた…1

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…5

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア5 ~~~~~本編~~~~~ 〇教会・ヴァンパイアの書斎 【SE:時計が丁度を示す音(ボーンという音)】 そろそろ時間か? 馬車はもう来ているな。 【SE:カーテンを開けて外を見る】 …今、出て行った男…いったいどういうつもりだ。 礼拝堂で話すだけでは飽き足らず、住まいの方にも出入りしていたとは… あとで使用人たちに許可なく人を立ち入らせるなと叱っておかねば。 まさかと思うが俺に隠れて娘と会っていた訳ではないだろうな。 まったく

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…5

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…4

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア4 ~~~~~~本編~~~~~ 〇教会・書斎 (イライラした口調で) いつまでそこに立っている。 お前はずっと壁に張り付いている気か? 教えた通りに歩いてみろ。 なんだその歩き方は…まるでゼンマイ仕掛けの人形だな。 手と足が一緒に出ている。カクカク動くな! 足元を見るな!前を向いて胸を張れ… もっと優雅に歩け! ここまで来るのにどれだけ時間をかける。日が昇るぞ! 下を向くな! 何度、言えばわかる いつになればまともに歩ける… お

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…4

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…3

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア3 ~~~~~本編~~~~~ ○教会・神父の部屋(夕方) (寝起き) ふぁ~そろそろ起きるか… しかし、暇だな…まぁこんな平穏な生活もかなり久しぶりだ。 食餌も女も困らない生活っていうのも悪くはない。 あの灰になったシスターといい、ヴァンパイアを怖がらない黒猫といい。 ここは不思議なことが多い… 【SE:ノック】 入れ。 何か用か? ほぉ「お前の家の者…」わかった。俺が出よう。 だがその前に寝起きで腹が減った。 こっちへ来て

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…3

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…2

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア2 ~~~~~本編~~~~ ○教会・庭園(夜) 【SE:庭を歩きながら】 ずいぶんと荒れて寂しい庭だな、お前はどう思う? 話し掛けられたくらいでなぜお前は後ずさる? まったくイチイチ怯えた顔をするな。 めんどくさい。 まぁ、お前のことなどどうでもいい。 この庭の事だ。 (薔薇のツルを見つけて…) 薔薇のツルが残っているところを見ると昔は咲いていてのか… そうだ、誰か腕のいい庭師を連れてこい。 ここを薔薇の庭園のように華やかな庭

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…2

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…1

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア… ~~~~本編~~~~ 〇森の奥(夜) 【SE:銃声】 あの女… っ…まさかこの俺様がヴァンパイアハンターにやられるとは… とにかく銀の銃弾でこれ以上撃たれるのは勘弁だ。 【SE:逃げる足音】 ○教会の裏口 フーっここまで来れば…まさかヴァンパイアが教会の敷地に逃げ込むとは思わないだろ。 (荒い息遣い) はぁはぁ…まさかあの雰囲気の中で撃ってくるとは… 新鮮な血を吸えば直ぐにこんな怪我など治る… …そろそろ朝日が昇る…

          【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…1

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第八帖~ 春の華 若紫から紫の上編

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第八帖~ 春の華 若紫から紫の上編 ○二条邸・東の対屋 廊下に立ち庭を眺めながら 光「天気も良く穏やかな日和だ。父上の喪(も)が明けるのが待ち遠しかった」 惟光が廊下を足早に近づいてくる 惟光「(少し焦り気味に)光様」 光「どうした。何か困り事か?」 惟光「はい、本日の式へのお祝いを持った使者があとを断ちません。対応する人も祝いの品を置く場所も何もかも足りないので困っています」 光「それは、それは。都中(みやこじゅう)が

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第八帖~ 春の華 若紫から紫の上編

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第七帖~ 危険な花 朧月夜編 小さな手を

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第七帖~ 危険な花 朧月夜編 小さな手を 〇御所・大広間(夜) 宴の最中部屋の隅でひとり酒を飲んでいる光 そこへ酒を持って近づいてくる中将 光「なぜわざわざ隣に座るんだ中将」 光の隣に座り酒を酌み交わす中将 中将「別にいいではないか」 光「…」 酒を飲みながら 中将「お前、息子には会いに行っているか?」 光「(歯切れが悪そうに)…あぁたまには」 中将「嘘をつくな…おばあ様がなかなか来ないと嘆いておったぞ」 光「…(

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】鬼になった光源氏~第七帖~ 危険な花 朧月夜編 小さな手を

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~ 第六帖 孤独な美しき花 葵の上編

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~ 第六帖 孤独な美しき花 葵の上編 〇宮中門前・牛車 光が車に乗り込んでくる 惟光「光様、お帰りは二条でよろしいですか」 少し返事を考えて 光「いや、今日は左大臣家に向かってくれ」 惟光「左大臣家?なにか火急な用向きでもありましたか?」 光「そうではない…が」 惟光「用もないもにいかれるなんて珍しい事もありますね」 光「…。」 光は腰を深くして目を瞑る 〇左大臣家・西の屋敷(夜) 廊下を歩いて自分の部屋に向う光(

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~ 第六帖 孤独な美しき花 葵の上編

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第五帖 孤独な赤い花 末摘花編(藤壺出産) 

          平成吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~ 第五帖 孤独な赤い末摘花編 藤壺出産 〇御所・庭園 行幸(ぎょうこう)の試楽(しがく) (行幸とは公達だけが楽しむ宴・試楽とは公開練習) 光「(不服そうに)なんで今日は見物人が多いんだ。帝や女御様方(にょうごさまがた)までいらっしゃる」 中将「なんでも帝が藤壺の女御様にもお見せしたいと呼んだらしい」 光「…藤壺様がいらしゃるのか?」 中将「他の女御様もいるようだが…相変わらずお前は藤壺様一筋なのだな(笑)」 光は御簾越

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第五帖 孤独な赤い花 末摘花編(藤壺出産) 

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第四帖 一夜の幻 藤壺の女御編 (若紫との出会い) 

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~ 第四帖 一夜の幻 藤壺の女御編 (若紫との出会い) 〇三条邸(藤壺の実家) 馬を下りる裏木戸を叩く 「俺だ、命婦(みょうぶ)…ここを開けてくれ」 (注・命婦とは高貴な人に付く一番格上の女房をいう名称です。乳母の場合もあり 中から木戸が開く 「藤壺様がお里下(さと)がりしたと聞いた。会わせてくれ」 扉を無理やりこじ開けて屋敷に入る 「わかっている。だが…今を逃せばこうして会う事も出来ないのだ。お前は私の気持ちをわかってく

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第四帖 一夜の幻 藤壺の女御編 (若紫との出会い) 

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第三帖 夕顔の君編

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第三帖 夕顔の君編 〇二条邸 扇を眺めながらを惟光(これみつ)に聞く 「惟光(これみつ)、夕顔の咲いていた家はお前の親類の家の近くであったな」 惟光「はい、西の家になります」 「何か聞いているか?」 惟光「普段、男出入りはないと聞きまする。なにやら主人は地方勤めの役人らしく家にはいないそうです」 「ほぉ主人がいない…扇(おおぎ)に和歌を書いて渡すなどただの女には思いもつかない誘い方…ずいぶんと面白い趣向を持った女のようだ

          平安吸血絵巻【源氏夜叉】~鬼になった光源氏~第三帖 夕顔の君編