【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア…3

【吸血鬼×運命】神父はヴァンパイア3

~~~~~本編~~~~~

○教会・神父の部屋(夕方)

(寝起き)
ふぁ~そろそろ起きるか…
しかし、暇だな…まぁこんな平穏な生活もかなり久しぶりだ。
食餌も女も困らない生活っていうのも悪くはない。

あの灰になったシスターといい、ヴァンパイアを怖がらない黒猫といい。
ここは不思議なことが多い…

【SE:ノック】

入れ。

何か用か?

ほぉ「お前の家の者…」わかった。俺が出よう。

だがその前に寝起きで腹が減った。
こっちへ来て首を差し出せ。
何をしている。さっさと来い。

あぁ何度も言わせるな。ただでさえ空腹はイライラが増す。

(イライラがピークなる)
全く少しは素直になったかと思えば…
髪が邪魔だ!

【吸血開始】
(基本お任せですが、かなりイライラしている描写からの吸血になります)

いちいち怯えるな。
血が不味くなる。いい加減慣れろ

【吸血終了】
ふー‥
さて…では行ってくるか。
お前はこのまま部屋で休んでいろ。
絶対に出てくるな。これは命令だ。

【SE:ドアの閉まる音】
【SE:足音】

まったくここで暮すようになってだいぶ経つというのに今更何の用だ。
もしや‥連れ戻しにでも来たのか。
あの娘の最近の変わりようは教会に来る人間どもの間でも噂になってきているらしいからな。
この俺が見込んだ娘、その辺の田舎娘とは違って当たり前だ。
少し遊んでやるとするか(失笑)
‥この俺とやり合って無事で済むかな。

【SE:重いドアの開く音】
○礼拝堂

これはこれは、教会になんの御用でしょうか?

【しばし間を空ける】

思った通りだったな…
まったくしつこい人間だ。

○娘の部屋
【SE:ドアの開閉音】

(部屋の散らかりようを見て驚く)
なんだ、この散らかりようは?どこへ行った。

(周りを探す)
【SE:猫の鳴き声】

お前の飼い主はどこへ行った。

【猫の鳴き声】

どうした…これはあの娘の髪飾り…
そういえばさっき裏が騒がしかったっな。
(考えて)
ほほぉーそういう事か。
あの父親やってくれたな…だからあんなにグダグダ言って帰らなかったのか…

わざわざ連れ戻すこともないが…

(静かに怒りを込めて憎々しげに)
このままにしておくのもヴァンパイアとしてのプライドが許さん。
それにあれだけの極上の血を持つ生娘(きむすめ)がこの先現れる保証もない。
面倒だが仕方あるまい、迎えに行くか…

【SE:ドアの閉まる音】

【シーンチェンジ】

○娘の実家の庭
【SE:砂利を踏む足音】

‥‥‥‥ここが娘の家か…

【SE:銃声が二発聞こえる】

まさか…この音…

【SE:猫の鳴き声】
…どこへ行く。もしや居場所がわかるのか?

【SE猫を追いかけていく足音】

【SE:見張りを倒す?殴る?】

この地下室か…
【SE:ドアの開く音】

見つけた。

(鎖で繋がれている)
【SE:鎖のぶつかる音】

はぁなんという無様な…
今、その繋がれている鎖を外してやる。

(クンクン匂いを嗅ぐ)
血と鉛の臭い…お前怪我をしているな
脚…逃げられなくする為か…
まったく…なんという親だ、自分の娘に銃を向けるとは。

【SE:鎖のぶつかる音】

見つかると面倒だ、さっさと帰るぞ。

【SE:担ぐ】
痛いのは我慢しろ。戻ったら治してやる。
…ここに長居してもいいことはない。
大人しくしていろ。

【SE:猫の泣き声】
お前も帰るぞ。
こいつがお前の居場所に案内したんだ。
まったく不思議な黒猫だ。

【SE:急ぎ足】

【シーンチェンジ】

〇教会・娘の部屋

【SE:ベッドに寝かせる】

このまま横になっていろ。
いま、傷の手当てをしてやる。

【SE:洋服の破れる音】

じっとしていろ。
(傷口を見て)
ここか…俺はこんな鉛臭い血は嫌いだが…
お前の白く透き通った肌に俺が付けた噛み跡以外の傷が残っているのは許せない。
お前はもう俺のもの…いくら親であっても傷をつけていいわけがない。

【吸血開始】
(太ももを噛んで銃弾を取り出す描写になるためいつもとは違った吸血音にしてください)
痛いか…
我慢しろ
楽にしてやる。

【SE:コロンと銃弾を口から吐き出す】

今度はこっちの脚だ。
全く両足を撃つか…
人というよりも鬼畜だな、お前の親は…

【SE:コロンと銃弾を口から吐き出す】

(口を拭いながら)
よし…これで後は大丈夫だ…
しばらくは動けないがそのうち傷も消えて元に戻る。

そのうちはそのうちだ。お前の治癒能力が高ければ早いが…
人間なら一週間もあれば普通に歩けるようになる。

【SE:銃弾を手の上で転がしながら】

(笑)今日は連れ戻すだけで終わらせるつもりだったが、やはりこのままでは気が収まらん。
俺様のものに手を出した代償は払ってもらうか…(不敵な含み笑い)

【シーン・チェンジ】

【ここはSEのみで描写をお願いします。】
【彼女に実家に行って親を排除する。足音、物が壊れる音、人を殴る等でお願いします】
【最後はドアの閉まる音、足音でフェードアウト】

これで終わりだ。

【シーン・チェンジ・後日】

〇神父の部屋(夜)

【SE:ノック音】

入れ。

(ティセットを持って彼女が入って来る)

(テーブルにお茶を置く)

怪我はもういいようだな。
人の割には治癒能力が高いな。
どうした。

(助けられた礼をいう彼女)

礼などいらん。
自分のものに手出しをされたそれが気に入らなかっただけだ。
お前だから迎えに行ったわけではない。

久しぶりにここへきて跪け(ひざまずけ)
何をしている。さっさと首を差し出せと言っている。

【吸血開始】
(台詞無し、お任せです)

【吸血終了】

味は落ちてはいない。前よりも甘みが増したか…
肌からバラの匂いが漂ってきている。
いいつけを守ってちゃんと使っているようだな。

どうしたそんなうるんだ目をしてお前にそんなことは望んでいない。
娼婦のような顔をするな。

これからお前には淑女になってもらう。

質問はするな。
俺様のいう事は絶対だ。いつでも「はい」とだけ頷け、いいな。

その為には読み書きだけではなくマナーやダンスも覚えてもらう。
全て俺が教える
見た目だけ美しくても中身のない女になんの価値もない。
まして媚びへつらうことしかできない女など論外、反吐が出る。

教養もマナーもダンスも…すべてが一流の女になるんだ。

明日からレッスンを始める。いいな…

to…be continued

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