なすねる

25歳/猫とカレーと珈琲が好き

なすねる

25歳/猫とカレーと珈琲が好き

最近の記事

距離感がわからない

人との距離感がわからない 仕事をしてるときは『職場の人』という前提で話をしているのできちんと棲み分けができる ただ、友だちになりたい人とどう距離を詰めたら良いのか途端にわからなくなってしまう この人興味深いなと思うと、色々すっとばして仲良くしてしまおうとする それと本当にやっかいなのが、こちらの全てを見せれば相手は心を許してくれるのだと思う節があり、言わなくても良い余計なことを言ってしまうのだ 相手は困ると思う そして自分だったらそういうことはされたくない こういう

    • 自分の居場所

      踏むと音が鳴る木の床のお店で店番をしている 狭くてこじんまりしているけれど、深い茶色の店内が妙に落ち着く カウンターから見える景色は本当に狭くて、狭い通路をまっすぐ行くと2階へ上がる階段がある 階段を上がるとそこはわたしのアトリエで、たくさんの絵が飾ってある 絵はたまにお客様に気に入られて引き取られてゆく そしてまた絵を描く わたしのために、だれかのために そんな妄想をしている私は、電車に揺られながら会社へ向かう まっしろく反射する眩しいオフィスで、パソコンをた

      • 思い出すじかん

        猫がいなくなってから15日経った 亡くなった当日の夜に焼いてもらい、骨になって帰ってきた その骨を小さなカプセルに入れて、毎日持ち歩いている それとは別に、遺骨リングとやらを製作中だ それが完成すれば、もっと身近に猫を感じられる 早く届かないかなと首を長くして待っている 猫が亡くなったことに対して、かなり気持ちの整理がついた 毎日泣いていたのが2日に1回になり、かわいかったなぁともう「過去」にできている そういえばあの動画が見たい とふと思った そうだ、声が

        • ねこカウンセラー

          4日前、ねこが亡くなった まだ1歳9ヶ月だった 白血病ウイルスからくるリンパ腫で、いろいろな手を尽くしたが治ることはなかった 神さまはなんていじわるなんだと本気で思った こんなひどい仕打ちって、ないよ ご飯を食べなくなってから1ヶ月の闘病生活だったが、なによりも猫が苦しそうにしている姿を見るのが1番辛かった もう会えないことが悲しくて仕方ないけれど、猫が苦しそうにしているのを見ているよりずっといい 我が家にはもう1匹ねこがいる 亡くなった子とは真逆の性格で、天真爛漫

        距離感がわからない

          強欲

          猫と夫とお気に入りの香水があれば生きていける …って思ったけどそんなことはなさそうだ 大好きな友だちとも遊びたい 姉と妹には定期的に会いたい 思い立ったら絵も描きたいし、海にも行きたい 気に入った服を買って、たくさんの本を読み尽くしたい たまには犬も撫でたい たくさんの愛情がほしい わたしってば強欲 全然質素になれない 死ぬまでにやりたいこといっぱいあるし 行きたいところも山ほどあるし ちゃんと人間してる 死ぬまで好きなことやって生きたい 神さまが願

          早く来い、春

          あぁダメだ よくないこころで満たされてしまう 寒いからだろうか 確信はないが、だいたい冬の終わり、このくらいの時期にこころのバランスがおかしくなる 昔より少しだけ、人を頼れるようになった 『つらい』という気持ちを、身近な人に打ち明けられるようになった 家にいる時はずっと猫に話しかけている 猫にとっちゃ大変迷惑だろうが、言葉がわからないことを良いことに「なんだかわからないけど悲しいんだよ〜」などと声かけしている さて、ここまで書いて思ったこと あ、ここからは読んでくれな

          早く来い、春

          「わたし」を忘れるために

          本、映画、絵を描く 「わたし」にとって大切な趣味である 「わたし」はよく思い詰めるようで、起こってもいないことを不安に思い、ひとりで焦りの穴から抜け出せなくなるみたいだ はたから見ても「ちょっと落ち着けよ」と言いたくなるだろう どうやら簡単にやめられるものでもないようで、習性というか、身に染み付いている 深みにハマってしまうと、きっかけがない限り抜け出せない どんどん悪い方向へ考え、思い詰めてしまう 趣味はいい たちまち「わたし」を忘れさせてくれる 本を読んでいる

          「わたし」を忘れるために

          ダメな自分

          やらなければならないことがあるのに、手をつけられない 忙しいというのは言い訳で、なんだかんだ理由をつけてやらないだけだ それまではきちんと出来ていたのに、あるきっかけを境に1度サボったら続けられなくなってしまった そんな自分に嫌気がさす ふと目線を下に落とすと、私のひざの上で猫がゴロゴロ言いながら気持ちよさそうに眠っている 撫でるとゴロゴロ音は大きくなり、猫に寄り添うように耳を当てると生きている音が鮮明に聞こえて安心感を覚える 私がどんなにダメ人間でも、猫は私のこ

          ダメな自分

          イマジナリーフレンドで会話の練習

          会話が苦手だ そのため会話のテンポが合う人を大好きになってしまう まぁそれは置いておいて よく、1人でイマジナリーフレンドに話しかけて会話の練習をする イマジナリーフレンドといっても架空の人物ではなく、現実にいる誰かと2人で語り合うという空間を頭の中で作り上げるというものだ 実際に話しかけているように語るため、相手の反応も想像する 相手が言いそうなことを相槌として打ってもらい、自分の考えを一気に話すというのがルーティンだ もちろん相手がいないので自分の考えを一気

          イマジナリーフレンドで会話の練習

          仕事は人生の暇つぶし

          好きなことがたくさんある ゲームに読書、飽きたら散歩 気の向くままに絵を描いて、寝る前にギターを弾く こんなにも好きなことがあるのに、いつか飽きてしまう 仕事は大変 週に5日も重い腰をあげて出社する 5日頑張れば待ちに待った休日フィーバータイム のはずなんだけれど 年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休で、バランスが崩れてしまう 外出し、お金を使う 帰宅してから「こんなにも使ってしまった」と後悔する 土日程度ならいい息抜きになるのだが、連日休みとなるとたく

          仕事は人生の暇つぶし

          わたしの取扱説明書

          なんだか最近になって自分のことを理解してきた気がする 心が動くものや、心地よいと感じる人との距離感 実は喋るのが苦手かこととか こうして文章に書き出すことはできるけれど、自分の考えを人に話すときは言葉に詰まる もはやそれぞれの作業に没頭して話さなくてもいいような関係性がとても心地よい その人が好きで一緒にいるというよりかは、『その人といるときの私が好き』が強いと思う 私は私にとても興味があるけれど、他人は私には興味がないと思っていて 興味がない人のつまらない話を

          わたしの取扱説明書

          個性ってやつは

          私は、ちょっと変わっているらしい 自分の思うままに行動すると、変な顔をする人たちがいる 「これは変なことなのか」と頭では理解していても、実際の自分は何がいけないのかよくわかっていない 理屈は、わかる でも理解はできない 結局わかったフリをして、なんとなく生きてきた その方が周りも変な顔をしない 行動を起こす基準になっているのは「おもしろいか」であって、「正しいかどうか」ではない たとえ間違っていたとしても、おもしろければそれが正解 だがしかし、それだと私の大事な

          個性ってやつは

          周りに生かされている

          お休みの日ってとっても楽しい 好きな人と好きなことをして、好きな場所へ向かう …なんて束の間! 音速で出勤日が顔を出す きっと、 猫がいなかったら 夫がいなかったら 友達がいなかったら 趣味がなかったら おもしろい漫画がなかったら 音楽がなかったら 耐えられないだろうなぁ いやだなぁ 元気な100歳で死ぬのが目標だけど、大切な人たちがいなくなったら生きていける自信がない みんな私より後に骨になってくれ 猫がずーーーーっとそばにいてくれたらなぁ

          周りに生かされている

          あの人のタバコ

          タバコが苦手だ 吸ったこともないし、これから吸う気もない タバコの香りとすれ違う時は息を止めていたくらいに苦手だった うん、苦手だった 最近仲良くなった人からいい匂いがした 香水かと思ったらタバコの香りで驚いた 甘いけどスパイシーな匂い ほんとに香水かと思ったのだ 不思議と隣で吸われるのも嫌じゃなかった 今日電車に乗っていたら、近くからタバコの香りがした あの甘い匂いじゃないのに、不思議といい匂いだと感じた 人との出会いは、私の趣味嗜好まで変えるのか とても不

          あの人のタバコ

          意識改革

          買い食いをやめたら、少しだけ、痩せた 私は痩せてはいないが、太ってもいないくらいの中肉体型だ 常に痩せたいとは思っているが、あまり本気になることがなく、おなかはもちもちしている 仕事後、「自分へのご褒美!」と美味しいものを買っていた 帰宅後もきちんとご飯を食べて、疲れているのでそのまま就寝 書いていて思うが、かなりだらしない食生活をしている気がする なので、自分を騙すことにした 仕事帰りに唐揚げを食べるのではなく、おにぎりを1個買う そして、少しだけ空腹の虫がお

          心は少女のままで

          周りを見回してみると、ワクワクするものだらけだ 木の葉が揺れてザーっと鳴る音も、トンボが指に止まってくれたことも、猫が私の腕の中で幸せそうにしていることも 『私にとっては幸せそのもの』 前はこんな風に思えていただろうか 最近になってからだろうか あらゆるものを選択しての今がある あのときアレを選んでいたら あのとき声をかけていなかったら きっと、色んな分岐点があったのだろう 特に出会って来た人たちが、よかった 私の考え方に、影響を与えた 違う人たちと出会ってい

          心は少女のままで