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まどろみの中で

こんな小娘が可愛い書いたnoteなんぞ、あまり見られることもないだろう

今から少しだけ遡って幸せな記憶をここに記す

あれはおそらく真夜中

夫が帰宅した
わたしと猫が眠っているベッドに近づく

なぜか左手を握られた
夫が幸せそうに笑っている

意識がはっきりしないわたしは、猫と間違えたのだろうと「猫はここだよ」と説明する

少し間があき、猫のおでこを撫でて「ただいま」と言っているのが聞こえる

あぁ、猫と間違えたのではなくわたしの手を握りたかったのだなと納得し、また眠りに落ちる

朝目覚めた時にはもう夫はいなかったけれど
あの幸せな記憶はしっかり残った

通勤の電車でふと思い出し、なんだか沁みた

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