朝から、ほっとしたい
朝起きる頃にはカーテンから
白い光がじんわりと差し込んでいる。
アラームが鳴って
うっすらと目を開けると
白くて少し眩しい。
朝の光で自然に目が覚めることもある。
そんな日はすごく気持ちがいい。
起き上がって
カーテンを開け、
少しだけ網戸にして
部屋の空気を入れ替える。
新しい空気が循環する。
コップ一杯の水を飲んで
背伸びをする。
朝食はパンとホットココア。
豆乳にココアとはちみつを入れて温める。
朝から、ほっとしたい。
カタカナの「ホッとする」よりも、
ひらがなの「ほっとする」のイメージだ。
ホットココアを飲むと落ち着く。
「ココア」ってなんだか優しい。
語感も優しくて、かわいい。
数年前までは、朝、目が覚めた瞬間から
漠然とした不安感に襲われていた。
生きづらくて、なんとなく未来が怖くて
焦燥感や絶望感が次々と生まれた。
今はもう、そんなことはなく
「そういう時期もあったなぁ」と思える。
強く、やわらかくなったのかもしれない。
だから、朝起きて
気持ちがいいだとか、
今日一日が楽しみだとか、
落ち着くだとか、
そんなふうに思えるのが
とてもうれしい。
明日も明後日も、その先もずっと
自分なりの「ほっとする時間」を
大切にしたい。
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