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『中学受験 国語 文章読解の鉄則』を読んでみた

以前も書いたことがあるのですが(下記)、我が家では夫が理系科目、私が文系科目をサポートする形になっています。

とはいっても、我が子はもっぱら理系科目の方が苦手なので、私の出番はあまり多くありません。平日の夕方から夜にかけての勉強の進捗状況の把握、サボらないように監視(というとスパルタみたいですけど、そんなことはなく、なんとなく同じ部屋の中で「ちゃんとやってるかな~」と様子をうかがっているだけです)、そして文系科目に関しては質問が出たら答える程度です。

…ではあるのですが、国語の文章読解に関しては、決して苦手というほどではないのですが若干心もとないところがあります。文章読解のルールをあまりきちんと教えられたことがないまま、なんとなく読んでまあそれなりに答えられてしまうので、ますます家での勉強をろくにしないまま今に至ってしまい、そろそろそれでは高得点が取れなくなってきた…という段階です。

塾に通っていて「文章読解のルールをあまりきちんと教えられたことがない」というのはどういうことなのかと思いますが(苦笑)、どうも我が子の塾はそのようなんですよね。長~い長文を毎週読んできますが、テキストに線や印がついていたことが1回もありません。本人に聞いても「教わってない」と言っています。同じクラスの友達たちも「線引いてる人あんまりいない」と言うのですが…本当なんでしょうか、1度国語の先生に聞いてみようかとは思っていますが。

それで、家で私が少し教えてみようかなと思ったのですが、私も我が子と同パターンで、しかも今ほど入試問題が難しくなかった時代だったせいなのか「だって読めば答え書いてあるじゃん」で最後まで乗り切れてしまった人なので、読解のルールとか型みたいなものが全くわからず、教えられないのです。

そこで、私がまず読解の参考書を読んで勉強しようと思い、ネット上で評判がとてもよいこちらを買ってみました。

ただ、SNSなどでの評判を見ていると、とても良い本だけれども情報が多く、これを読んで理解してできるようになるお子さんはもうすでに国語が得意なお子さんではないか、というような声が少なくないと感じました。まず親が読もうにも、文字が多くて親が挫折して最後まで読み切れない…というような声も複数見かけました。

私も最初は我が子と一緒に読もうというつもりで買ったのですが、一目見て「何事もスローな我が子はこれを全部きちんと読んでいる時間はないな」と思いました。こちらをきっちりやっていたら塾の勉強ができなくなる、と。(我が子のスローさに関しては下記参照)

そんなわけで、まず私が読んでみることにしました。確かに文字量はかなり多く、余白が少ないです(笑)。大丈夫かな、読み通せるかな、と思いましたが…いざ読んでみたら全くの杞憂で、これは素晴らしい、これさえマスターしたら大抵の読解問題は高得点取れるだろう、と思いました。「鉄則」というには確かに数は多いのですが、理社や国語でも漢字や語彙などと違って全部を丸暗記するという性質のものでもないので、問題をたくさん解く中で実践しながら少しでも多く使えるようにしていけばいいのではないかなと思いました。

「鉄則」の説明の後、難関校の入試問題がいくつか載っているのですが、「鉄則」に従って線を引いたり印をつけたりしていくと、するすると問題が解けてしまいました。これはすごい、実は他の参考書も2~3冊買っていたのですが、もうこれだけでいいじゃん、と思いました。我が子が持ち帰った塾の国語の問題も「鉄則」を思い出しながら線や印をつけながら読んで解いてみたら、ほとんど正解できました。もっとも、私の場合はもともと国語が苦手ではなく、無意識にやっていたことをきちんと体系化することができたのでマスターが速かったのかもしれませんが。

問題は、これをどうやって我が子に伝えるかなんですよね…(苦笑)。私だけが解けるようになってもしかたないわけで(笑)。全部読んでもらう時間はないので、ひとまずWordに要点をまとめて(読みやすいように大きめのフォントで行間もたっぷりとって)印刷してファイリングしました。まずそれを読ませて、実際の問題を解いてもらって誤答があったらファイルにまとめた鉄則に戻って説明する、という感じにするのが良いかなぁと思っています。うまく説明できると良いのですけど。

ということで、もしかしたら好みによるのかもしれませんが、私としては「大アリ!」の1冊でした。

君のため参考書読む母ばかり学力上がりて「受験生は誰?」

中受をサポートしている親御さんあるあるだと思いますが(笑)。



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