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自己分析は「なぜ?」の中に|自分史の書き方

就職活動や受験の面接・小論文対策などで「自己分析」を求められることも多いと思います。その方法として、「自分史」を綴ることは非常に有用です。

Chronia』アプリは、「自分史」を綴る上で助けとなる年表ノートです。

自分史」の書き方にルールはありません。なので、闇雲に思い出した出来事を振り返って綴って、纏まりのない年表になってしまった、なんてこともあるのではないでしょうか。

そんな時は、「現在の自分を自分史の出発点」として考えてみてください。今日を起点にして、経験が新しい出来事から振り返って綴っていきます。

その際、「なぜ?」を意識してください。

・なぜ、自分はその選択をしたのか
・なぜ、その瞬間があるのか

その「なぜ?」の繰り返しの中に、「自分」が見つかってくるはずです。


大学生活

今、もし大学生ならば、なぜ、この部活・サークルに所属しているのか、なぜ、この大学に入学したのか、それらを振り返ってみましょう。そこには、必ず何かしらの理由があって、自分の強み・弱みや、得意とすること、性格なども実は深く関わっているかもしれません。

だからといって、いきなり言葉にするのは難しいものです。なので先ずは、関連する出来事だけを綴ってしまいましょう。

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ここで改めて「なぜ?」を考えてみます。その中に「自分」を見つけられるでしょう。

・なぜ、この大学への進学を決めたのか
・なぜ、一人暮らしを選択しなかったのか
・なぜ、その部活に参加したのか

偽りのない自分の言葉で考えてみてください。「目的はなくただ学力が見合っていただけ」「小さい頃から継続していたことを変えたくなかったから」など、「自分」を表現する言葉が少しずつ出てくるはずです。

こうして、どんどん過去に遡って、「なぜ?」を追求していきます。過去の体験の何かが、キッカケになっているのかもしれません。それは楽しかったことでしょうか、嬉しかったことでしょうか、悲しかったことでしょうか。それこそが、「自己分析」に他なりません。

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過去の自分が、今の自分を間違いなく形成しています。思っている以上に、過去の体験が今の自分に色濃く影響しているものです。


高校時代

高校生は将来を本格的に考え始める時期です。まだまだ大人ではないですが、真剣に社会での自分の在り方を模索し始めた人もいるのではないでしょうか。

大学に進学するのなら、どの大学へ進もうか、学部はどう選択すればよいか、部活をすべきかサークルにすべきか、その先の就職率も視野に入れて考えていたかもしれません。

その際の「決定」はどういう理由だったでしょうか。そこにはどんな「なぜ?」があったでしょうか。

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今、敢えて飾った言葉で綴ることなく、どうやって進路を考えたか、振り返ってみましょう。

・ただ得意なことを続けていれば問題なさそうと考えた
・就職率の高い大学を選択すればまだまだ悩めると思った

そこには興味や関心、性格の大胆さや慎重さ、或いは楽観的で甘い考えや態度、弱点なども見えてくるかもしれません。


中学時代

中学生は思春期の真っ只中で、本当に些細な出来事に感情が左右されていたことでしょう。なのでそれだけ、「好き」と「嫌い」が分かりやすい素直な時期だったと思います。

どんなことに感情を強く揺さぶられたでしょうか。何に憧れたでしょうか。その感情的な経験や体験は、現在の自分のあらゆる選択に大きな影響を及ぼしているかもしれません。

特別な学校行事などに限らず、日常の中のその感情に注目してみましょう。必ずそれらも「自分史」を綴るヒントになります。

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この時期に感じた「好き」「嫌い」「嬉しい」「楽しい」「悲しい」という素直な感情、「黒歴史」も埋もれているかもしれませんが、目を背けず振り返って綴ってみてください。


少年時代

少年時代は精神的にもまだ未熟で不安定で、親や教師の教えに考え方が左右されたりもしますが、最も自分の本質となる本能的な感覚に従った体験をしているはずです。

初めて体験する出来事ばかりで、全て新鮮でありながら不安で、だからこそいつまでも強く思い出に残っていたりするものです。

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この頃の原体験が、実は今も尚、人格の根本に強く強く存在していて、その後の人生の様々な決定に、本当に大きく影響を与えているのではないでしょうか。


まとめ

このようにして、現在の自分から少しずつ過去へ遡ることで、自分の原点に到達して「自己分析」ができるようになると思います。

しかし、自分の朧気な記憶だけでは所々曖昧で、もう少し掘り下げたいと考える人もいるのではないでしょうか。特に、少年時代はなかなか思い出すのが難しいです。

そんな時は、両親や兄弟と「自分史」を語り合ってみてください。同じ時間を出来事を体験している家族ですし、だからこそ同じ体験でも違う見方や考え方も勿論あって、第三者の客観的な視点はより一層「自己分析」を深めてくれるに違いありません。

「なぜ?」自分はそのような体験をできたのか、「なぜ?」そう感じたのか、両親や兄弟は「なぜ?」自分に対してそういう想いを抱いたのか、少しずつ、そして明確に、「自己分析」の結果を驚くほど簡単に言葉で説明できるようになるはずです。

Chronia』アプリはまだリリース間もない為、現在「機能案」を募集中で御座います。宜しければ御意見をお寄せ下さい。今後共『Chronia』アプリを宜しくお願い申し上げます。

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