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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと… もっと読む
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#読書感想文

*今回の本*
東野圭吾著 『名探偵の掟』(講談社、2009)
(本棚本 Season1 No.30)

*メタな楽しみとはなんなのか*
小難しいことを考えずに読んだほうが幸せなのは間違いないとして。
メタな作品を楽しむとき、わたしたち読者はどの視点で物事を見ているのでしょうか。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。
noteで連載中の企画のなかから、くじで当たった

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*今回の本*
シェイクスピア著 河合祥一郎訳 『ヴェニスの商人』(角川書店、2005年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #15

*ただ笑えるだけだったら、どれほどよかったことか*
いや、よかったのかな?
それすらもわからない。
シェイクスピアの喜劇は超一流、最高におもしろいのに、おもしろいだけではすませてくれない複雑さがあります。
これは見ないとわからないですね。
シェイクスピ

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【本棚本ラジオ第13回】時代の波に翻弄されるシェイクスピア

【本棚本ラジオ第13回】時代の波に翻弄されるシェイクスピア

*今回の本*
シェイクスピア著 河合祥一郎訳 『ヴェニスの商人』(角川書店、2005年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #15

*ただ笑えるだけだったら、どれほどよかったことか*
いや、よかったのかな?
それすらもわからない。
シェイクスピアの喜劇は超一流、最高におもしろいのに、おもしろいだけではすませてくれない複雑さがあります。
これは見ないとわからないですね。
シェイクスピ

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*今回の本*
ヨシタケシンスケ著『メメンとモリ』(KADOKAWA、2023年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #27

*そういうことって、あるよね。というやさしさ*
人生、いろいろあるけど、まあなんとかなるよね。
ということと、
いずれ死ぬことを忘れてはいけないよ。
というのは、案外両立するかもしれないな、などと思いました。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹

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【本棚本ラジオ第12回】まぁなんとかなるけど死も覚えよ

【本棚本ラジオ第12回】まぁなんとかなるけど死も覚えよ

*今回の本*
ヨシタケシンスケ著『メメンとモリ』(KADOKAWA、2023年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #27

*そういうことって、あるよね。というやさしさ*
人生、いろいろあるけど、まあなんとかなるよね。
ということと、
いずれ死ぬことを忘れてはいけないよ。
というのは、案外両立するかもしれないな、などと思いました。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹

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【本棚本ラジオ第11回】ていねいな暮らしがしたい

【本棚本ラジオ第11回】ていねいな暮らしがしたい

*今回の本*
鳥海明子著『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社、2012年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #20

*旬の食べ物で体を整えられたなら*
医食同源とか、養生とか、したいんですよ。
したいです、ていねいな暮らし。
ていねいな暮らしには時間がかかります。
そして時間をかけるよりも寝ることのほうが大事になりがちです。
ていねいな暮らしをするだけでお金がもらえるなら、

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*今回の本*
篠田真由美著『未明の家』(講談社、1994年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #4

*気がついたら「好き」の要素がいっぱい*
不思議なもので、この本を読みまくっていた中学のころは、まさかあれやこれやがこんなに好きになるとは思ってもみませんでした。
昔から素養があったのか、読みまくったことで影響を受けたのか。
さて、どちらでしょう。

*このラジオは*
「本棚本にあ

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【第10回】大人になって気づいた、「好き」がつまった本

【第10回】大人になって気づいた、「好き」がつまった本

*今回の本*
篠田真由美著『未明の家』(講談社、1994年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #4

*気がついたら「好き」の要素がいっぱい*
不思議なもので、この本を読みまくっていた中学のころは、まさかあれやこれやがこんなに好きになるとは思ってもみませんでした。
昔から素養があったのか、読みまくったことで影響を受けたのか。
さて、どちらでしょう。

*このラジオは*
「本棚本にあ

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※はじめの10秒ほどノイズがあります。音量にご注意ください。※

*今回の本*
J.K.ローリング著、松岡祐子訳 『ハリー・ポッターと賢者の石』(静山社、1999年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #31
 
*ハリポタの新しさと魔法について*
出版当時のハリポタの熱狂っぷりはすごかったな……
何が新しかったんだろうと思って色々語っていたら、ハリポタ自体の話は少なくなってしまいま

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【本棚本ラジオ第8回】ハリポタと魔法の系譜

【本棚本ラジオ第8回】ハリポタと魔法の系譜

※はじめの10秒ほどノイズがあります。音量にご注意ください。※

*今回の本*
J.K.ローリング著、松岡祐子訳 『ハリー・ポッターと賢者の石』(静山社、1999年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #31

*ハリポタの新しさと魔法について*
出版当時のハリポタの熱狂っぷりはすごかったな……
何が新しかったんだろうと思って色々語っていたら、ハリポタ自体の話は少なくなってしまいまし

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【本棚本ラジオ第6回】実は巻き込まれ型主人公、リナ=インバース

【本棚本ラジオ第6回】実は巻き込まれ型主人公、リナ=インバース

*今回の本*
神坂一著 『聖王都動乱』(富士見書房、2008年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #62

*天才でも巻き込まれるのはつらいよ
ね。
ラノベの金字塔スレイヤーズシリーズの主人公リナ=インバース、実は結構な巻き込まれ体質だあと思います。
サブキャラのアメリアのほうが壮絶な人生を歩んでいる気がしなくもない…?
まだこのころは不慣れで初々しかったよな、などと思い返しつつ魔

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*今回の本*
恩田陸著 『ミツバチと遠雷』(幻冬舎、2019)
(noteの本棚本ナンバー;Season2 #3

*あまりにも純真無垢な人って
ある意味で恐怖。
あまりに無垢なものを見ていると、自分の汚さを突きつけられる。
「お前、無垢なだけで何も考えていない馬鹿なんじゃないか」という反抗心さえおこってくる。
でもそれらを全て上回る無垢さだと、もうどうしようもなくない?

*このラジオは*

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【本棚本ラジオ#2】天上の音楽ってどんなもの?

【本棚本ラジオ#2】天上の音楽ってどんなもの?

*今回の本*
恩田陸著 『ミツバチと遠雷』(幻冬舎、2019)
(noteの本棚本ナンバー;Season2 #3

*あまりにも純真無垢な人って
ある意味で恐怖。
あまりに無垢なものを見ていると、自分の汚さを突きつけられる。
「お前、無垢なだけで何も考えていない馬鹿なんじゃないか」という反抗心さえおこってくる。
でもそれらを全て上回る無垢さだと、もうどうしようもなくない?

*このラジオは*

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*今回の本*
中野康司著『ジェイン・オースティンの言葉』(筑摩書房、2012)
(本棚本Season1 #98

*本の紹介ってどういう理屈?
本当に読みたくなるもの?
そんなことを思いつつ、本を紹介する本をご紹介します。

ジェイン・オースティンはいいぞ!
という話はnoteのほうで書いていますので、お読みいただけると嬉しいです。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ

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