チョイス(LGFC0316)

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チョイス(LGFC0316)

twitchでさまざまなゲーム、雑談を配信しております。毎日顔を出して配信しております。皆様の貴重なお時間をいただくため、楽しい配信をしております。なるべく皆さんが損はしないよう配信しております。

マガジン

  • ごみばこ

    gm

  • 月の夜に

    終戦とお盆を兼ねたテーマで、牧歌的な雰囲気を目指し、大人の絵本的な感じで全10話で書いていきたいと思います

  • ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ

    Twitchのクリエイターについてページで連載中の小説まとめです。

最近の記事

海辺のレストランにて

海辺のレストランには昼時にも関わらず、客が一人。僕に向かって柔和な笑みを見せている。 「いや、ほんとに懐かしいな、ガハハ」 大口をあけて周りに悦びを与えるかっちゃん。その姿は当時のままだ。 「何年ぶりだ、50年ぶりか、ガハハ」 せっかく注文したパンとスープにはまったく手を出さず、のべつ幕なししゃべり続けている。 「かっちゃんは変わらないな」 僕は次の客がいつ来てもいいように、カトラリーの類を整えていた。整えるというより話の行き場に困って手持ち無沙汰になっているだけ

    • 今さらながらLIVE A LIVEを初プレイ その②

      今回は原始編と西部編を。自分で言うのもなんですが、シナリオを選ぶ順番完璧だったと思います。後ろのシナリオに行くにつれて面白くなっていきました。 今回やった原始編はRPGとしては非常に面白い試みだったと思います。今日までのゲームとして考えても面白いやり方でした。 まず文字が出てきません。言葉がないのです。はじめ人間ギャートルズの世界です。みんなウホウホしてます。キャラクターは身振り手振り、あとはアイコン表示で意思疎通します。そのせいでプレイヤー(俺)に伝わらずヤキモキするこ

      • 今さらながらLIVE A LIVEを初プレイ その1

        小さい頃からいわゆるゲーマーでしたが、お恥ずかしながらあんまりRPGは好きではなかったので名作の類もやらずに生きてきました。 LIVE A LIVEも存在を知ったのは大学生のころで、ちょろっとプレイしてやめてしまったような気がします。 最近JRPGブームが僕の中に巻き起こったので、あらためてニンテンドースイッチでリメイクされたLIVE A LIVEをプレイしてみようと思いました。 で、以前挫折した幕末編からやってみました。 正直、ダルかった。忍者になって城に囚われの男

        • 代打の神様

          いつものように暑い夏だったと記憶している。 僕は手渡された10番の背番号をじっと見つめていた。レフトの番号は7番。10は9人で行う野球というスポーツにおいて、補欠第一号を表す番号だった。誰も僕に声をかけなかった。その時の僕の顔は悔しさと焦りでグシャグシャだったに違いない。 昨晩、単身赴任中の父親から電話が来た。父親からの電話を母親から受け取るのは初めてだった。父親は明日の試合頑張れよ、と言っていた。母親からの言伝ではなく、直接声をかけたかったのだろう。父親から

        海辺のレストランにて

        マガジン

        • ごみばこ
          4本
        • 月の夜に
          1本
        • ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ
          11本

        記事

          今だからこそ正直になろう

          3月、4月は配信を休んでいることが多かったのですが、最近復調気味になってまいりました。 ただ、正直言いますがかつてのように自分のテンションが上がっておらず配信を盛り上げる力もないし盛り上がってもいない気がします。気がするというか完全に勢いがなくなってます。 配信は好きですしつまらないとは思いません。そもそも配信が楽しいとは思ったことがないです。その瞬間で面白いコメントやゲームの展開に笑ったことはあっても、配信を楽しいと思ったことはないのです。なぜならば仕事だと思っているか

          今だからこそ正直になろう

          みどり荘の配信者たち

          僕らはそれぞれに職業を持っていたが、同じ種類の人間だった。 あの日、アフロが持ってきた物件情報は明らかに家賃が低すぎたし、空き室が多すぎた。だが彼の仔犬のようなキラキラした上目遣いを無碍にはできなかった。 かくして僕ら5人はひとつ屋根の下、畳が湿気で浮き始めている築60年のみどり荘で配信者として活動を始めたのだった。 「こきたねぇアパートだなぁ」 黄緑色のスーツケースがガラガラを音を立てる。ケンジは長年の日光と雨で余計な風格を持ったみどり荘の壁を見てつぶやいた。 「早

          みどり荘の配信者たち

          真面目に小説構想①〜経緯〜

          真面目に小説を書こうと思ったので経緯から書き上げるまでを日記みたいに書こうと思った 記録として、ここにチョイスが本気出して小説を書いてみたという事実を残したいと思います。 今絶賛書き進め中なのですが、どういう経緯で書いているのか、どこでつまずいているのかなどをこのブログで記録し、皆さんにお伝えしようと思います。 まずですね、経緯なんですけども、書こうと思ったきっかけがある自分の奇妙な巡り合わせに気づいたからなんです。それが 「今までお付き合いした女性のうち、3人が同じ名

          真面目に小説構想①〜経緯〜

          歌詞っぽい詩

          音量を下げたのは 周りの声がうるさいから 僕はこの美しい歌で 心を浮かせるしかないんだ 1000回伝えた言葉は あの子から1度も返ってこなくなった 弾切れじゃなくて 僕が奪ったんだ 呆れて彼女は武器を捨てた どこか遠くで ひっそりと死にたい 誰しも何度も考えることを 僕はまた考えた もう若くもないのに

          2023/10/13

          頼れる年上を演じたかった とか 配信者として とか そんな言葉が会話の頭についてしまっていて、自分は誰なんだろうと思うようになりました。前回話した焦りと不安でぐちゃぐちゃになっていた俺は誰なんだろうで済ませたくはないです。あれも俺なんだ、受け入れて出てこないようにしてあげなきゃいけない。とは思うのですが。 じゃあ俺は誰なんだろう。そもそも誰なんだろう。 そして彼女には「女の子だから」「女の子ってさ」と女の子で一括りにして話していました。 誰が誰に向かって話してい

          2023/10/12 ②

          思考は一旦負の道にいくと抑えることができず、あることないことを勝手に組み合わせ歪んだ真実を作り上げてしまいます。 俺は完全に冷静さを失いました。 さて、ご周知のとおり、俺は離婚を経験しています。その件でもAと話し合わなければならないこともあったのですがそれは置いておいて。 結婚生活におけるある種の後遺症みたいなものがいくつかあります。 ・相手の機嫌に敏感になる ・とてつもなく我慢強くなる ・女の子は皆、感情がすべてを支配していて理不尽に扱われるのではないか? という疑念

          2023/10/12 ①

          反省、自戒の意味を込めて。 毎日ではないかもしれないけど、誰も見ていないここで日記を書こうと思います。 いろいろプライバシーの問題もあるし語りたくないところもあるのでその辺をうまくクリアしながら書きます。 端的に言うと今彼女(以下A)とうまくいかず、冷却期間を置くことになりました。 その期間を置こうとなった瞬間に自分が冷静さを取り戻し精神的に安定したので日記でもう少し深く自己分析を行おうと思いました。 なにか、自分の心を引きずり出すようでまわりくどい文章になるのが嫌で

          珈琲 安堵 滋賀 LETS

          何本目のタバコだろうか。山盛りになった吸い殻を乗せた灰皿は、灰を周囲にまき散らしながらテーブルの隅に置かれていた。見かねたマスターが取り替えに現れた。僕は小さく会釈をした。 目の前の彼女はまだ20歳そこそこだった。小さな十字のピアスを左耳にだけつけている。 30になろうかという僕はまだある言葉を切り出せずにいた。始まりは簡単だったのに、終わるのは何でこんなに難しいのだろうと毎回思う。毎回思うのに、また繰り返してしまう。 「あのさ」 2箱目の何本目かに火をつけたところで

          珈琲 安堵 滋賀 LETS

          月の夜に 第1話

          ママドーナツのお家は坂の上にありました。 真っ赤な屋根に白樺でできた壁。 朝日が屋根と坂を撫でるように下っていくと、子供たちの元気な声が上がってきます。 スプリングウェストの子供たちはみんなママドーナツが大好き。 ママドーナツのお家で勉強を教えてもらって、おやつを食べて、また明日も元気にやってきます。ママドーナツもそんな子供たちが大好きでした。 ライ リタ ケラッツ ブイ ウィリ 5人はママドーナツのお家に通う少年少女。今日も我先にと玄関を開けて入ってきました。

          月の夜に 第1話

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ その後

          ――数年後 チョイスは見知らぬ土地でとあるショッピングモール内の旅行代理店の窓口の職を得た。全国を旅していたのが面接官にウケたようだった。 「いらっしゃいませ」 カップルが来店した。少しやんちゃそうな背の高い男と、青い髪の美女。 「ハネムーンですか?」 「はい」 2人は仲睦まじく、ニコニコしている。 「今ちょうど、ハネムーンのお得なキャンペーンやってまして」 「へー、よかったね」 男が彼女に声をかける。うん、と大きくうなずく彼女。 あれこれと説明をし、その場で旅

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ その後

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ 第10話

          チョイスは毎日配信をした。 受け入れられない過去の自分の正体を探していた。 わがままで不器用で何の才能もない平凡以下の人間が、この世界に生きる意味を探していたのだった。 俺がこの世界で生きていてもいいと言ってほしい、ある種の自己顕示欲を満たしたいと、日雇いを続けながら1日数時間、必死にかかさず配信を続けた。 あるゲームのワンシーンが彼の心に突き刺さった。 ゲイであることを隠してきた主人公が、公衆の面前でモンスターに芸であることを暴露されてしまい感情が暴走する。暴走し

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ 第10話

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ 第9話

          そうは言っても家賃は待ってはくれない。チョイスは残り1週間で5万ほど稼がなければならなかった。決して不可能な数字ではなかったが、身も心も怠けきったこの男にはかなりの苦痛であった。 日雇い労働は想像以上に過酷である。割の良い案件はすぐに人員が埋まり、働くのが面倒だ、と仕事を探すことを恐れている人間のもとには転がり込まない。 そしてようやく見つけた仕事の内容はたいてい重いものを運ぶのが主で、監督官は口やかましい者ばかりだ。初対面でこれからも出会うこともない「人生半壊」を体現し

          ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ 第9話