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今さらながらLIVE A LIVEを初プレイ その②

今回は原始編と西部編を。

自分で言うのもなんですが、シナリオを選ぶ順番完璧だったと思います。後ろのシナリオに行くにつれて面白くなっていきました。

今回やった原始編はRPGとしては非常に面白い試みだったと思います。今日までのゲームとして考えても面白いやり方でした。

まず文字が出てきません。言葉がないのです。はじめ人間ギャートルズの世界です。みんなウホウホしてます。キャラクターは身振り手振り、あとはアイコン表示で意思疎通します。そのせいでプレイヤー(俺)に伝わらずヤキモキすることもしばしば。次何をすればいいか一番悩んだシナリオでした。早ければ30分ぐらいでいけなくもなさそうですが、結局2時間ぐらいやってました。

ちなみにこの身振り手振りで伝えるという技術、ドット絵でやるというのは至難の業で、そこまで細かい表情が作れない点描画で動きで何かを示すというのは、リメイク版はどれほどのものかわかりませんが、1994年当時のスーファミのグラフィックで表現するのは相当なご苦労があったと思います。その意味で3Dというのはゲーム制作の現場を救った一つの技術だなーと考えさせられました。

シナリオは相棒のドテチンとしきたりだらけの集落で爪弾きになりながらも、そこにかわいい女の子が現れて……という王道?でもないけど文字がない分、キャラクターがどういう感情なのかがわかりやすい話。

あとこのゲームだんだんわかってきたのですが

ムフフな展開が多い。

ネタバレになっちゃうので詳しくは言えませんがもうそれ明らかにあれですやん!子供できますやん!みたいな描写があります。絵はないけど表現があります。ただ、セクシーな感じではなくてあくまでコメディな感じです。漫画で言うならばI”sではなく、まいっちんぐマチコ先生という感じ。時田さんの作風が垣間見えます。思い返せば幕末編も悪代官のよいではないか、よいではないか的な帯回しがありました。やっぱり時代劇なら入れといてほしいよねという要素がしっかりと入っている。

原始編はとりたてて言うことはないですが一番冒険したなー!っていう気分が味わえるシナリオでした。広大な外マップを歩きました。

そして西部編へ。

西部開拓時代、ある賞金首が酒場を訪れる。そこにゴロツキが来て……

これはもう西部劇の王道ですね。

というより西部劇っていうとそういうイメージしかないんですよ。ろくに見たことないんです。だからみんなの想像しうる西部劇がゲームになってます。

街を襲うゴロツキを退治した無口な賞金稼ぎ。その腕の強さから街を守ってくれと言われる。そんな感じで話は進んでいくんですが

雰囲気が良い。とにかく雰囲気が良い。

みんなの頭の中にある西部劇のイメージそのまんまですから展開とか読めちゃうんですけどそれを上回る主人公(cv 大塚明夫)の渋さがいい。ハードボイルド。

で、街のみんなと協力して敵をやっつけてやったー!っていうお決まりの展開なんですけど、なんていうか

感動ってベタでいいんだな。

って感じましたね。ベッタベタですよ。想像通りのストーリーなのに、感動してしまいました。かっけぇ!!ってなりました。街の親子の愛情とかそんなんもベタなんですけどいいな!ってなる。作り込まれたストーリーに驚かされるのもいいけどやっぱり30年経っても変わらないハリウッドの味みたいなのが生きてる感じしました。

西部編終わったあたりからもうこのゲームの虜になってました。早く次がやりたい。寝ずに仕事行こうかと思うぐらい。

次回は功夫編、近未来編(前編)です。

https://youtu.be/hsMZC6k06no?si=5vfEiHKtK5AAXX4B

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