今だからこそ正直になろう

3月、4月は配信を休んでいることが多かったのですが、最近復調気味になってまいりました。

ただ、正直言いますがかつてのように自分のテンションが上がっておらず配信を盛り上げる力もないし盛り上がってもいない気がします。気がするというか完全に勢いがなくなってます。

配信は好きですしつまらないとは思いません。そもそも配信が楽しいとは思ったことがないです。その瞬間で面白いコメントやゲームの展開に笑ったことはあっても、配信を楽しいと思ったことはないのです。なぜならば仕事だと思っているからです。金儲けの手段だと思っているから。儲からない状況をなんとかしなきゃと悩むことしかありません。

それと同時に長期的にできることを意識してやってます。とってつけたように人気タイトルに飛びついたり、参加型をやり続けたり、結局自分がいつか嫌になってやめてしまうことはやらないと早くに決めました。それを求められ続けたらプレッシャーで嫌になってやめてしまうだろうと。そう思うことはあっさりやめました。

やりたいゲームも少なくなってきました。きっと楽しいゲームはまだまだあると思います。自分が知っている中で好きなタイトル、やりたいタイトルはやり尽くしたと思います。まだ僕が知らないタイトルを発掘して面白いゲームをやりたいですが、最近はなかなか見つかりません。もともと同じゲームをやり続けられる性分ではないので、これだ!というタイトルはなかなか見つからないですね。

他の人の配信も行かなくなりました。もともとそこまで他の人の配信に行くことは少なかったのですが挨拶程度に行くことはありました。ただ結局営業的な意味合いが多かったし、お金という意味では絶対に行くべきなんでしょうけども見るよりやることが好き。

もうひとつ、他の人の配信を心から楽しめなくなりました。なんでこの人こんなに笑ってるんだろう、何が面白いんだろう。無理して笑ってるんじゃないか。話がつまらなく感じる。僕もこんな話ばっかりしている気がする。僕もきっとつまらないんだ。そんな風に相手をつまらないと考えて勝手に自分に置き換えてどちらもダメだ、なんて考えてしまうようになってしまい、配信を見ようと思えなくなってしまいました。動画を見ることはあっても配信は見られない。人と顔を合わせるのが嫌だみたいな感覚でしょうか。

さらに、Twitterを見るのも嫌になりました。こちらから発信する時は多少覗きはしますが。他の人の馴れ合いの会話や数字を見ると嫌悪感が出てしまうようになったのです。そんなものへの執着はとっくに捨てたはずなのに、まだ捨てきれていないのか、きっと嫉妬なのだろうと自分の心に言い聞かせて静めています。

そんな日々を過ごしていると私生活にまで悪影響が出てくるので、なんとか奮起しなくてはと、きっかけをもらいたいなと矢沢永吉さんの成り上がりという自伝を読みました。

内容はともかくとして、矢沢永吉さんに興味を持って「チャイナタウン」という曲を聴いてみました。

チャイナタウン この街をゆけば
ベイビー もう一度お前に会いたい

僕はわりと正直に配信をしているつもりでした。エンターテインメントとして話さなくていいことは話しませんでしたが、話すべきことは包み隠さず話してきました。

でももう一度自分が配信を始めた理由を考えてみよう。背伸びをせず、自分に嘘をつかずに自分と話してみようと矢沢永吉さんに影響されて振り返ってみたんです。

話が飛びますが、僕には高校一年生のとき好きだった女の子がいました。彼女と付き合ってすぐに別れ、高校三年生のときにまた付き合い、大学二年でまた別れ、社会人になって再会したときには彼女はすでに結婚をしてました。

とても優しい女の子でした。僕がどうすれば一番幸せかを常に考えてくれる人でした。僕は彼女と別れてから結婚も経験しましたが、いつでも彼女の影を追い求めていた気がします。彼女だったらどうするだろう、こんな時僕にどんな言葉をかけるだろう。

たまにドライブをしながらGLAYの音楽を聴くことがあるのですが「軌跡の果て」という歌の歌詞に

嘘や欺瞞に目を潰して手にした真実は
「お前との生活(くらし)ほどの 夢はなかった……」
お前がここにいたなら俺を”間違いじゃない”と許してくれるかな

というのが出てきて、確かにな、と思うことが多々ありました。いえ、多々あります。

今までおつき合いした方、元妻も含めてですが、正直彼女より愛した女性はおらず、彼女のことを忘れた日はありませんでした。それは大変申し訳なく思います。

彼女とどうなりたいわけではありません。彼女はもう家庭を持ち幸せになっています。ぶち壊したいなんて思いません。むしろこんな僕と一緒にならなくてよかったと思うほどです。

ただ僕の人生は彼女がすべてだったのだな、と自分に正直になった時に心からそう思えたのです。高校時代に戻れるタイムマシンがあるならいくらでも借金してそのタイムマシンを手に入れようと思うぐらい、彼女が心の中にいるから生きていけるような気がしています。

いつも妄想することがあります。僕が有名になった時、何らかのイベントで地元に凱旋したり、謎のコンサートを開いたりした時、いつも彼女が観客席にいる。いつも彼女は静かに笑っている。そんなことをいつも考えています。

自分に正直になった時、僕が配信する本当の目的は彼女にもう一度会いたいということなんじゃないかと思うようになりました。厳密に言うと僕はやったぞ、元気だぞ、と彼女に伝えたいんじゃないかと。とても自分勝手ですし相手は特に知りたくもないことでしょうけど、彼女に自分の活躍を知らしめたい。金や名声が欲しいけど、その先にある栄光を彼女に見せてあげたい、これが僕の目的なんじゃないかと思っています。

彼女と過ごしたこの茨城という街で、もう一度お前に会いたいと、矢沢永吉さんの歌に乗せて今日も思いを馳せています。

うまい結びの言葉は思いつきません。自分が頑張るきっかけになればと思い、グダグダしてしまっている今の状況を打破すべく正直な思いを吐露しました。

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