chocolaholic

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  • とんかつとか

    自分の外食の記録をまとめています。 理由は2つあって、ひとつには食の記録を残すためです。実はおすすめの店を聞かれると毎回困っていて、お店を相対化したりするのが苦手なのです。単に何でも美味しく食べられてしまうからかもですが。  もうひとつには、自分の感覚をきちんと言葉にしたいからです。感じたことや思ったことをきちんと形にして伝えることが苦手なのと、そもそもどこを気にしているのかが自分でもよく分からないので、対策として言葉に起こしてみることにしました。

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最近の記事

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう #2

音(有村架純)が東京に来てから1年が過ぎた。雪が谷大塚駅から徒歩20分の古いアパートを借りた音は、介護施設『春寿の杜』で働き始める。出勤前と帰宅途中、音は駅前に立って練(高良健吾)を探していたが、あの日以来、一度も会えずにいた。 練は、出勤前にひとり暮らしの静恵(八千草薫)の家に立ち寄るのが日課だった。静恵の家は練や晴太(坂口健太郎)らのたまり場になっており、練は庭の手入れなどを手伝っていた。そこで練は、デザイナーになる夢をかなえるために上京してきた幼なじみの小夏(森川葵)を

    • いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう #1

       放送当時は観ていなかったけれど、あるとき偶々テレビを点けたら再放送をやっていた。観るまではタイトルから勝手に適当な恋愛ものだろうと思っていたけれど、予想を超えて丁寧に作りこまれた内容に、思わず引き込まれてしまった。(脚本も大好きな坂本裕二だし。)番宣の関係なのかTVerで視聴可能になっていたので、また観直していた。 方言で話すということ  この作品では方言が出たり、出なかったりする。主な舞台は東京、1話ではあまり方言の目立たない北海道。本音と建て前、ということだけではな

      • かつ善

         本郷三丁目の近くでトンカツ屋を探してみた。googlemapで検索したら出てきたのがこのお店。正直、あまり期待していなかった。古そうな店構え、ぱっとしないメニュー(ごめんなさい)。やる気のない古い定食屋、といったイメージだった。駅から歩いて5〜10分くらい。イメージ通りの、古い定食屋然としたお店があった。  店の構成は、カウンターが4席くらい、2人掛けのテーブルが4つくらい(たぶん)。カウンターに横座りして店員さんに話し掛けるおじいさんが1人。カウンターには一升瓶が置かれて

        • まさむね

           赤坂〜溜池山王らへん、11:30開店のそのお店に、最初通りかかったのは11:10前くらい。お客さんらしき人がひとり立っていたけれど、さすがに早すぎるだろうと思って時間を潰した。5分前に行ってみようと思って少し早く着いた11:23。既に行列ができていた。  店の前に立つ5〜6人の後ろにつくと、店員さんが話しかけてきた。わざわざ外まで予めオーダーを取りに来るのか。確かにちょっと時間かかるし良いかも。メニュー表を見て注文する。上ロース定食。キャベツとごはんの大盛もできるみたい。

        いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう #2

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        記事

          かつ吉 水道橋

           道路を挟んで東京ドームシティが見える。看板の指示にしたがってビルの地下に入っていく。地下に潜ると、水音が聞こえてくる。噴水?というか、石造りの水が流れる装置が置かれていた。引き戸を開けると、スタッフがやって来た。一人、と伝えると、入り口の椅子で待つように言われる。席の準備をするので、と言われたけれど、日曜の午後4時前、ほとんど空席である。昼から夜までぶっ通しで営業するスタイルみたい。  ほかのとんかつ屋さんと比べて、店内はとても広い。堀ごたつ風の半個室、テーブル席などが見え

          かつ吉 水道橋

          井泉

           御徒町駅近く、ゴリッゴリの風俗店の裏手にその店はあった。失礼ながら街並みに似合わないような老舗風の店構え。  日曜の夜7時過ぎ。閉店時間も迫っていたからなのか、外に並ぶ行列はなかったけれど、店内の椅子でしばらく待つことになった。待っている間にメニューを渡される。そこに得意気に挟まれていた記事で知ったのだが、カツサンド発祥の店らしい。それからあとで調べたところ(Wikipediaにページがあった!)、「まい泉」もここから派生したらしい。ほんとに老舗だったのね。  名物らしいヒ

          山家

           山家と書いて「やまべ」と読むらしい。店内に入るまで知らなかった。店の入り口はすりガラスになっていて、ぱっと見では店内の様子はわからない。おじさんが慣れた様子で外から覗き込み、諦めて去っていった。近所に住んでいて、空いている時だけ来ているのだろうか。店外には行列はできていないけれど、中で待っている人でもいたのかな、と想像しながらのれんをくぐる。  店内はすべてカウンター席。カウンターの後ろに座って待つよう指示された。カウンター席の後ろには、客席からギリギリ手を伸ばせそうな距離

          とん八亭

           路地裏というか、建物の間をすり抜けた先にお店があった。マップ上で道があるのに気づかずに、見つけるまでブロックを一周してしまった。 日曜の13時ごろだけあって、さすがに行列ができていた。トンカツ屋さんの回転スピードがどんなものかよく分からないけど、なかなか進まない。途中で店員らしきおじさんが何度か人数を数えに来る。案内の順番を調整しているみたい。  30分ほど経って店内へ。カウンターの内側からいらっしゃい、と言われて顔を見ると、列を見に来たおじさんだった。彼が揚げ場、もう一人

          とん八亭

          ぽん多

           入り口は大通りから一本入ったビルの一階。立て看板やメニューは外に出ていない。重厚な木の扉が閉じられており、中の様子も隙間からしか伺えない。少々入りづらい雰囲気。扉を開けると、目の前に厨房が開けていて、おじいちゃん3人が厨房から声をかけてくれる。案内された一階カウンターは三席。ちょっと無骨な雰囲気と口調のおじいちゃん店員のせいか、店内にBGMがなく無音なせいか、なんとも言えない緊張感が漂う。二つ隣の席のカツレツの衣が立てる、カサカサという音が聞こえてくる。  席に着くとメニュ

          外食の記録など

           いちど、自分の外食の記録をつけてみることにした。  理由は2つあって、ひとつには単純に記録を残すため。実はお店を相対化したりするのがたぶん苦手で、おすすめの店など聞かれると毎回困ってしまう。単に何でも美味しく食べられてしまうからかもだけど。  もうひとつには、自分の感覚をきちんと言葉にしたいから。個人的に、感じたことや思ったことをきちんと形にして伝えることが苦手なのと、そもそもどこを気にしているのかが自分でもよく分からなかったりする。  言葉に起こしてみることで、なんとなく

          外食の記録など

          tiktok=ヴィレヴァン説

           tiktokを眺めて一日が終わってしまうという話。  皆がどんな使い方をしているのかは知らないけれど、立ち上げた画面(おすすめ)をひたすらスクロールしているうちに、時間が溶けている。 取り立てて何か見たいものがあるわけではない。 そもそも「おすすめ」ならランダムに流れてくるし、(なんとなく視聴傾向を踏まえてチューニングされている気はするけど)、ジャンルもバラバラだし。  よくわかんない踊ってるやつ、ショートコント、CG作品、衝撃映像的なやつ、その他諸々。  ミーム的

          tiktok=ヴィレヴァン説

          miu404 最終話

           同時多発爆破テロのニュース映像はフェイクとわかり、大混乱は間もなく収束した。伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は、犯人が乗っているとネット上で拡散されたメロンパンの機捜車両404での密行は行えずにいた。別の車両で密行していると、その車中、伊吹は志摩の態度がおかしいことを追及。結果的に2人の関係がギクシャクしてしまう。  実は、トラックにひき逃げされた陣馬(橋本じゅん)は、爆破テロの大混乱で救急搬送が遅れてしまった…。志摩はフェイクに気づけずに判断を誤った自分を責めていた。九重

          miu404 最終話

          MIU404 第10話

           伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が追っていたエトリが、ドローンに仕掛けられた爆弾で死んだ。司法解剖の結果、エトリの正体は5年前に起きた殺人事件の容疑者であることが判明。誰が何の目的で彼を殺したのか? 1機捜の糸巻(金井勇太)の調べで、エトリはいつも、システム開発に詳しい若い男の指示を受け行動していたことがわかる。志摩はその若い男こそ、久住(菅田将暉)という男ではないかと考える。久住と面識があるのは留置場にいる高校生の成川(鈴鹿央士)だ。桔梗(麻生久美子)は、成川から久住につい

          MIU404 第10話

          miu404 第9話

           桔梗(麻生久美子)の自宅に盗聴器が仕掛けられた一件が進展する中、伊吹(綾野剛)、志摩(星野源)らのもとに、虚偽通報事件で逃走中の高校生・成川(鈴鹿央士)が暴力団の関係先に出入りしているという情報が入る。成川を取り逃がしたことに責任を感じていた九重(岡田健史)は捜査を志願し、陣馬(橋本じゅん)と共に成川を捜し出そうとするが…  一方、成川は久住(菅田将暉)の世話になりながら、ナウチューバ―・REC(渡邊圭祐)に接触し、賞金一千万がかけられた羽野麦(黒川智花)の捜索を依頼する

          miu404 第9話

          miu404 第8話

           山中で男性の変死体が見つかり、伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は現場へ急行する。遺体の特徴的な創傷と残された文字から、未解決の連続猟奇殺人の可能性が浮上し、事件の捜査は一課の管轄となる。捜査会議に参加した伊吹と志摩は、そのまま一課の刑事・刈谷(酒向芳)の手伝いに駆り出される。  刈谷と同行し訪れた不自然死究明研究所、通称「UDIラボ」で、伊吹と志摩は臨床検査技師の坂本(飯尾和樹)と出会う。  その後、今回の事件の捜査資料を盗み見た伊吹は、複数の前科があった被害男性の最初の事件

          miu404 第8話

          miu404 第7話

           トランクルーム内に男性の遺体があると通報があり、初動捜査に駆けつけた伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)。現場で2人が目にしたのは、トランクルームの中で猫砂の山に埋まり、微笑むような穏やかな顔をしている死体。一見、自殺のように見える状況だが、ただの自殺とは思えない2人は、他のトランクルームの利用者であるジュリ(りょう)と、家出少女のスゥ(原菜乃華)とモア(長見玲亜)の聴取を行うことに。さらに、トランクルームに違法に住んでいる男・倉田(塚本晋也)の証言で、死亡した男についてある事実

          miu404 第7話