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夢も希望もない日本の若者たち

こんばんはこんにちわ。
元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
 
みなさんは、日本財団が行なっている18歳の若者を対象にしたインターネットアンケート調査である「18歳意識調査」をご存知ですか?

2015年の改正公職選挙法で選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられ、翌年の参院選から新たに「18~19歳」が投票に参加しました。民法の改正に伴い2022年4月には成人年齢も18歳に変わります。
そこで日本財団では、18歳の若者が何を考え、何を思っているのか、継続して調べる意識調査を行っています。次代を担う18歳が政治や社会、仕事、家族、友人、恋愛などをどのように考え、意識しているか、幅広く知ることで新しい社会づくりに役立てるのが狙いで、多くの社会課題に取り組む日本財団の事業にも調査結果を反映させたいと考えています。
毎回、「新聞」「恋愛・結婚観」「働く」などさまざまな切り口からテーマを一つ設定して調査し、結果を社会に発信していきます。

日本財団 18歳意識調査

アンケートは、社会、仕事、恋愛などそのテーマは多岐に渡ります。
現在の日本の18歳がどんなことを考えて、どんな価値観で生きているのかを知ることができる良い指標になるのですが、あるテーマについて、とても気になる現状が見えてきたのでご紹介したいと思います。

日本の未来に希望を持てない若者たち

2022年の1月に行われたアンケートで、その内容が、「国や社会に対する意識」(6カ国調査)ということで、自分の国の将来についてや自身の将来や目標についてなどの質問項目になっています。
今回の調査で興味深いのは、日本以外の国の若者にもアンケートを取っている点です。日本以外の国々はどこかというと、アメリカ・イギリス・中国・韓国・インドの五カ国でそこに日本を加えての6カ国調査ということになっています。
質問項目が多すぎるので、全て取り上げることはできませんが、私が特に気になったところをピックアップしたいと思います。
Q 自分の国の将来についてどう思っていますか。

 自分の国の将来について、日本の若者は、「良くなる」と回答したのが13.9%と、他の国よりも圧倒的に低い結果となり、6カ国中最下位となっております。
単純に中国とインドの若者すごいな。まだまだ成長すると考えているし、エネルギッシュに活動していると見て取れますね。自分自身の頑張りが、自国の成長に繋がるんだと確信しているんですかね。

 さらに心配になる回答が、自国の将来が「悪くなる」と答えたのが35.1%、「どうなるか分からない」が30.7%でこちらも6カ国中最も高いスコアになっています。
 今後の日本が、良くなると思っていないし、もっと悪くなるんじゃないか、そもそもどうなるか分からないと、日本の未来は暗いと案じているのが、データとしてはっきりとわかってしまいましたね。
これからの日本の中心となっていくであろう世代が、18歳の時点で「どうせ頑張っても良くならないしどうでもえぇわ」と大多数が考えているのは、大変な問題だと感じています。
 自国の将来について期待していないのが、「10年後の自国の競争力について」の調査結果にも表れています。

Q 10年後、経済、科学技術、軍事・防衛、文化・芸能での自国の競争力は、他国と比べてどうなっていると思いますか。

 経済、科学技術、軍事・防衛、文化・芸能の全てのカテゴリーについて、ネガティブな回答しかありません。
もう何してもあかんからと諦めているのか、自国の現状を冷静に評価できている若者が多いのか、よくわかりませんがあまり褒められる調査結果ではないですよね。

 日本はもう成熟している国だから、成長の余地がないと判断しているのでしょうか?その成熟度で物事を考えるのであれば、先進国であるアメリカの若者も同様な結果が得られていれば当てはまりますが、ポジティブな意見が日本に比べて多いのでそうは言えないかと。
それにしても、相変わらず中国とインドの若者はめっちゃポジティブですよね。国としての勢いがあるのが頷けます。ここ数年の成長率とこの若者の活力に相関関係があるように感じます。

 韓国の若者の文化・芸能に対してのポジティブな意見が多いのは、BTSやNiziUなどのK-popの影響ですかね。目にみえる売りがあるのは若者にとってもいいですよね。日本は自国内の目線しかないですもんね。グローバル化とは一体・・・。

自分自身に希望を持てない日本の若者たち

続いては、自分自身についてのアンケートになります。
こちらも先ほどと同様に心配になる調査結果となっています。
Q 以下の項目に同意しますか。

 上記の結果を見てもらえばわかりますが、全ての項目で日本は6カ国中最下位となっています。「はい」と回答した人が5割を超えているので、先ほどの自国に対する質問よりはポジティブな人が多いと言えますが、他の国と比べると、日本の若者との差が如実に表れています。

 特に他の国との差がある項目が、「リスクが伴ってでも挑戦したい、高い目標を達成したい」というチャレンジ精神に関することですね。失敗することを恐れて挑戦しないということが数字として表れてしまった結果となっています。
 学校現場では、正解しかない問題や問いが中心の知識偏重型教育の影響もあるような気がしています。基礎知識の獲得は大切ですけども、失敗することに非常に恐れているのが教員やってて思うところではありましたね。間違ってたらどうしようという気持ちが強すぎて、チャレンジすることを躊躇っている若者が多いということでしょうか。

少年よ大志を抱け

 日本の若者のネガティブな結果ばかりが目立ちますが、なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?
原因はこれだ!ということは言えませんが、ありとあらゆる要因が複雑に入り混じっているような気がしますね。
政治・政策、経済、教育、家庭、国際情勢などなど、一筋縄ではいかない状況です。
ただこのままだとますます日本が暗くなっていくような気がしてなりません。
 
 若者が希望を持って、生きていくためにはどうすればいいのかを大人の我々もしっかりと考えないといけないと思います。
キラキラした大人の姿を見せることが、若者にも大事な気がしています。
間違っていることを間違っていると言えないような日本の現在の状況、忖度しかしない大人たち、ルールだからと言ってエビデンスのないことをあたかも正しいと思わせていること、子供達が失敗を恐れずに何でもチャレンジできる土壌を作ってあげることが大切なんではないかと感じています。

少年よ大志を抱け!それから大人もな!
そんなメッセージが聞こえてきそうです。

それではまた。

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