家の「体型」をあきらめてからが、本当の暮らしの始まり
先日、わが家をリノベーションした時の図面を引っ張り出してくる機会があり、記された日付を見ると「2014年」だった。
竣工はその翌年だったと記憶している。つまり、この家に住んで10年が経とうとしていることになる。
築90年を超えるコンパクトな一軒家で、夫の祖母の家を譲り受け、リノベーションした。10年の間に、家族が一人増え、猫を一匹見送り、通りに面した部屋を不定期オープンの展示室として運営することになった。体感では10年も住んでいるなんて信じられないけれど、こうして変遷を振り