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ホクホクすっぱっぱ✍🏻/村田のちょっとエッセィ話


____まったく芸能人に興味がないと思っていた友人が近藤真彦さんを好きだと言うことを知る。「アタシわね!どんな事があってもマッチのファンなの!」熱い。滾る思いがあるという事は素敵なことだ。そんな彼女を見て私はうたう。

「じーぐじくじく、じくざぐじぐざぐ、一人きり〜♪」

「いや違う。
ジーグザグザグ、ジグザグジグザグ 」

「あ?  じーぐざぐじぐ!じぐざぐじぐじぐ!」

「違う! 
ジーグザグザグ! ジグザグジグザグ!!」

「え?  じーぐざぐざぐ! じぐざぐざぐじぐ!」

. . . . . . わかり合うには時間が必要そうだ. . . ____

『スニーカーぶる~す』1980年(昭和55年)
歌:近藤真彦
作詞 : 松本隆
作曲 : 筒美京平
編曲:馬飼野康二





____母が、ご機嫌だ。母は歌うことが苦手で、むかしはさっぱり歌わず、口ずさみもしなかった。そんな母が今では、インコのように娘にならって口ずさむ様になった。声のトーンまで真似する。わたしがテンション高くノリノリで歌えば、それ以上に返ってきたりもする。ごく稀に、笛のようなホイッスルボイスを出すので、驚く。口腔内筋肉の運動で、舌と顎をしっかり動かし唾液をたくさん出して欲しい。カラカラの喉はダメだ。この時節、乾燥に負けちゃいけない。風邪を引きやすくなる。たくさん歌ってほしい。歌手、歯科助手の娘としては、何も知らず音楽療法を楽しんでくれているのがとても嬉しい。人体の不思議。心もちで更に健康だ。
母、うたう。


「どーしよっ!おう!どーしよっ!おーー!!
ぱっぱらぱっパー ぱっぱらぱっパ〜♪」

「いや違う。母、違う。
ぱっぱらぱっパーは、悪くないけど、ちょっと精神的に引っかかる。娘はそんなに強くない 」

母はニマニマしながら目を丸くさせ、私を見つめる。愛らしい。わたしはお手本を歌って聞かせる。

「オゥ! ぱっきゃらまーど! ぱっきゃらまーど! パオパオ ぱぱぱっ!」

ン? この歌詞あっているのか? 調べてみる。

"オ パキャマラド パキャマラド パオパオ
パンパンパン"

まあ、遠くはないね。もう、歌ってくれるならなんでも良いよ。____

『クラリネットをこわしちゃった』
1959年(昭和34年)
『石井好子とダーク・ダックスによる「フランス子供の歌」』収録
作詞:石井好子  
作曲:フランス童謡曲
「みんのうた」編曲:服部克久

途中コーラス、おじさんの声が、ちょっと怖くてシュール。これおもしろいね。


🧄ユリ根 ( Lily bulb )、梅のペーストと混ぜまぜするのみ。良いおつまみです。こころもあったか、ホクホクすっぱっぱ。


🌝声、発声、機能を考える
ボイス・ボーカルレッスン/東京都 
音楽療法(医療行為は行わない)の観点からオーラルフレイル、口腔機能、老化防止を意識した呼吸法、発声のレッスンも行います。

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