ドラマ🎞『センセイの鞄』原作/川上弘美
『センセイの鞄』 原作 川上弘美
2003年、ドラマ
監督 久世光彦
脚本 筒井ともみ
原作 川上弘美
出演者 小泉今日子、柄本明、豊原功補、
モト冬樹、蛭子能収、竹中直人、
樹木希林、ほか。
第40回ギャラクシー賞選奨、文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞、主演の小泉今日子が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
原作小説を読み、暑苦しい感想を前回掲載し、興奮のままドラマを観ました。U-NEXT、見放題です。
センセイと、かつて生徒だった、30、歳の離れた男と女のお話
▶︎「恋愛がしにくい質なのかも」小泉今日子、37歳。冷えた風が頬に刺す夜、気付くのだった。
って、小泉さんは小泉さんじゃなくて、ツキコさん。わたしも同じように思うことがあります。
▶︎センセイの元から出奔(しゅっぽん)した妻が樹木希林さんだった。いゃ、妻じゃなくて、妻役ね。
原作ではあまり想像しなかったので驚く。ピッタリが過ぎます。
▶︎思わずツキコの様に、わたしも漫然と自分の胸を触ってみる. . . 何も沸かない。
「ツキコさんの胸はいい胸だー」の場面。やっぱりそんな感じの描写になるのか。ふふふ。
▶︎「もっと側に来なさい。抱っこしてあげましょう」際どいはずの場面。きっちり再現してありました。文章そのままです。映像にするとやっぱり可愛くなりますね。あんな風に他人の膝の上に乗っかれるのはサザエさんくらいだと思っていました(笑)。
▶︎「恋心は育てようと思うから育つ」大叔母が言っていた言葉をそのままツキコが引用。
そうだそうだー。わたしもたまには酔ってしまいたい。
▶︎「ツキコさん、わたくしは後どのくらい生きられるでしょうか。ずっとじゃなければ、ツキコさんは満足しませんでしょうか」
「我慢します」と言う以外、わたしは「大丈夫です!」とか言うんだろうな。ツキコ、それも含めて向き合う覚悟の頼もしさよ。
▶︎"体の触れ合い"問題が発生する。
「その節はひとつよろしく」と頭を下げられるキョンキョン、いゃ、だからツキコ。
なる様にしかならないけどお手伝いいたしますわよ。
▶︎センセイは自分のことをグズとおっしゃる。
グズになるのも仕方ありませんが、わたしも去年の暮れ、男性の友人にこう言われました。
「まさか今更、恋愛下手!? 好き!って言ってムリって言われたら終わり!会いたい!って言ってムリって言われたら終わり!物事を難しくしない!オレたち若くないんだから、その2つの要件言って駄目なら次! 簡単じゃないかっ! 揉みくちゃにしない!シンプルに!」 はぁ、まぁ、そうなんでしょうけど、けど、わからないんですよねぇ. . . グズる。因みに彼はふた周り年下の彼女がいる。
原作から言葉を崩さないように大事に作られている様に思います。雰囲気としては、やはり、映像にするとコミカルになる部分もありますが、それはそれで良かったと思います。映像でじっとりさせてしまうのは見難いかもしれません。小説は小説としてじんわり深いため息と共に逡巡し、ドラマはほわほわとした笑いでホッと落ち着かせる。いいバランスです。よかった。
. . . ってよその話に安心している場合ではないです。この苦しかった2年間、まだ続くであろう年明け。歳を重ねただけに、ユニークな人達に囲まれ、なんとか精神的に耐えてこられたと感謝するばかりです。
センセイの様に歳を重ねてもなお、人を愛することに真っ直ぐな人生を全うできたら素晴らしい。その時がくれば、恋心はしっかり根ざして育てようと思います。
🌝声、発声、機能を考える
ボイス・ボーカルレッスン/東京都
音楽療法(医療行為は行わない)の観点からオーラルフレイル、口腔機能、老化防止を意識した呼吸法、発声のレッスンも行います。
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