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ミナ
2023年6月19日 20:06
「言わなきゃ分からないよ」無口な私を無理やり喋らそうとする先生。元気よく手を挙げて積極的に発言するクラスメイト。タダシイ。みんなの前で自己主張ができない私が間違っている。 「今、女子高生の間で話題のスイーツ!」私を除外する、テレビ番組の編集。大袈裟なリアクションをとるタレント。タダシイ。女子高生なのに、流行りについていけない私が間違っている。 「全てが嫌になった。幸せそうな
2023年6月17日 16:19
煙草味のキスに嫌悪を抱く、自分に酔う「私、ちょっと大人っぽいかも」酸いも甘いも、酸いも酸いも、経験したいだってまだまだ若いから何も決まってない操作自由な私の未来今はシャボン玉をおっきく膨らますことだけ考えていたいまぁるくなったシャボン玉を、いつか空に飛ばせたらそれでいい割れた後のことは、まぁそれはそのとき考えればいいじゃんそのときの風に任せるのみ目的地は未だ知れないあなたの
2023年6月15日 18:27
夏までに、この恋を終わらせよう。夏までに、引越しをしよう。夏までに、伸びっぱなしの髪を切ろう。夏までに、本を返そう。夏までに、絵の続きを完成させよう。夏までに、すべてを終わらせよう。夏雲に置いてかれぬよう夏までに、すべてを終わらせる。夏空の真下にいつもいたいから夏までに、すべてを終わらせる。夏がやってくるその前に。夏までに、すべてを終わらせよう。夏までにこの恋を終わらせ
2023年4月30日 20:59
リンゴのような赤い頬「女みたいだ」いつもからかわれてる言い返したくても僕の頬はどんどん赤く染まっていくだけだからなにも言わない顔の火照りが冷めるまでみんなの興味が冷めるまで大人しく耐えて待つんだなんで赤くなっちゃうんだろう別に恥ずかしいわけじゃないのに照れてるわけでもないのにからかわれるのがイヤだから僕は人を避け始めた一人を好むようになった一人はとても気楽だった
2023年4月1日 12:47
海にうかんでいる白くゆれている地平線の向こう 海の淵旗振り笑う 君がいる僕の頬を伝う涙君からは見えているのかな飛んでゆけ 寒空を越えて傷だらけの身体にむち打って海で咲け 陽の光を受け春になれ 桜を知らぬまま多分 気づいているみんな 知らんぷりしている争いと誰かの涙で汚れたこの海を本当の海は青色ではないということを悪夢にうなされる僕の声君には聞こえているのかな
2023年1月22日 20:53
幸せで満ち満ちた夜にこの代償として私は何を失うのだろうと考える。この世に永遠などないことは残念ながら知っている。私ってそんなに不幸だったっけ。でもね、ちょっと信じてる。あなたはいつまでも私のそばに居てくれるんじゃないかって。半分欠けた月。満月よりもきれいだと言って目を細めるあなたが好き。二人ともちょっと酔いすぎ?大人になりきれない私。幸せで満ち満ちた朝にあなたの残り香を心
2022年12月13日 22:43
ガタンゴトン。列車は僕を乗せて走っていく。海辺も、街中も、山道だって。トンネルに入ると窓に僕が映る。隣にはうつらうつらしている少年。ガタンゴトン。列車は僕らを乗せて軽快に走っていく。名のない駅、待ち人がいない駅にも扉は開く。そしてまた、ゆっくり走り出すんだ。知らない街、知らない風景、これから出会うかもしれない人、出会わない人。みんなに心の中で手を振りながら、
2022年12月11日 23:38
無垢なキミをボクのこの手でそっと包むよ。朝のユウウツな気分を晴らす、昨夜の冒険。寝不足でもほら、身体は弾んだままでしょう?そのまま家を飛び出して。かけ足で駅へと向かって。風を切って走って走る。それでもいつもの電車には間に合わなくて。まあ、仕方がないさ。たまにたまにのスペシャル・デイ。「わたし、意外とこっちの方が好きかも?」「意外」なんて失礼じゃないか!キミはホントにもう…