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3日と半日のファスティング中、こんなことが起きました

実にめまぐるしい日々でした。

ファスティングの間に経験すること、思うことは、人によって実にさまざまなようです。
びっくりするくらい痩せた! スッキリ!という人もいれば、即座に痩せた痩せないよりもまず食に対する姿勢・考え方が改まったのが良かった、なんて人もいる。
ネットで先人たちの記録を見ていると、断食以前のライフスタイルによって、断食の過ごし方も効果の顕れ方も人それぞれなんだなぁと思わされます。

そして僕はどうだったか。
冒頭にも書いたように、実にめまぐるしくて、本当にたった3日半だったのかと疑いたくなるほどに長い日々でした。
一日一日身体の様子がまるで違って、明日は一体どうなっちゃうやらと期待と不安が半々な気持ちで毎日眠りについておりました。

長すぎる3日半の断食生活をなんとかやり抜けたのは、一にも二にも一緒に励まし合って歩んだパートナーの存在のおかげでした。
まぁ言い出しっぺも彼女だったんですけどね。彼女が言い出さなかったらこの穏やかな波乱の日々を送ることもそもそもなかったでしょう。
貴重な経験をさせてもらったことも含めて、感謝を捧げたいと思います。

明日から徐々に、いつもの食生活に向けて、「食」そのものに身体を慣らしていきます。
さよなら断食生活、さよなら空腹の日々。
その締めくくりとして今日は、ごく簡単に3日半の歩みを書き残しておきます。
こういう人もおるねんなぁくらいの、軽い気持ちで見ていただければ幸いです。

シンプルな腹減り:1日目

1日目は昼ご飯まで食べたので、食を絶ったのは半日のみ。
(とはいえ0.5日とか書き出すとめんどくさくなるので、「1日目」と書かせていただきます。)

この日はひたすら『NARUTO』を読みながら白湯を飲んで過ごしました。
準備期間ですでに食を細らせていたため、初日(=準備期間の1日目)から体重こそ減少を見たものの、「部活を一日頑張ったあとの帰り道」くらいお腹が空いていた以外に、これといって体調に異変はありませんでした。

ちなみに今回のファスティングでは、パートナーのプッシュに従って、水と塩分以外にいわゆる酵素ドリンクを取り入れました。
↓これです。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07XDZV4DQ/ref=psdcmw_169976011_t1_B01MG48BBX

味はカシス風味の濃いジュースみたいで、炭酸水やお湯で割るとたいそうおいしく飲めました。これがなかったら早晩心が折れていたであろう。
ファスティング中に(酵素ドリンクに限らず)何らかのドリンクを摂るか否か、摂るとしたらどんなものを選ぶかはメソッドによってそれぞれらしいですが、僕個人としてはこいつがいてくれて本当によかったという気持ちです。

「いや二日酔いかて」:2日目

2日目の朝、多少体調の変化を感じました。
とにかく全身に力が入らない。身体を持ち上げるだけでも億劫でなりませんでした。
歩けないほどでもないし、仕事も一応できるけど、とにかく頑張る気力は起きない。
そして食欲も湧かなくなりました。血だか栄養だかエネルギーだかとにかく何かが足りねぇ……という感じはつねにあるものの、食べ物そのものにそそられるということがなくなった。結構びっくりしました。

まぁそんなびっくり程度で一日終わってくれればよかったんですが、この日はもっと大変なことに、思いっきり気持ち悪くなりました

この日の夜は、とある集まりで祝い事をするということで、ソーシャルディスタンスに気を払いつつ催されたささやかな食事会に形だけ参加したのですが(口にしたのは白湯と塩だけ)、目の前に運ばれてくる大量の食べ物を目の前にしたせいか、刻一刻と猛烈な気持ち悪さに襲われ、結局開始1時間ほどで中座してしまいました。
その日ファスティングの最中なんだよねーとあらかじめ伝えてはあったものの、まさかそこまでの体調不良を起こすとは思っておらず、周りに心配をかけてしまったことは大反省点……。

原因はおそらく、昼過ぎ以降酵素ドリンクさえ口にしていなかったことによる低血糖ではなかったかと考えています。
実際、帰宅後すぐに酵素ドリンクのお湯割りを飲んだら、ほどなくして吐き気はおさまってくれました。

断食開始直後に低血糖にともなう頭痛や吐き気に襲われる人は少なくないようなので、典型的といえば典型的な経過をたどったのだろうと思います。
個人的なキツさで言ったら、4日間で一番しんどかったのは、二日酔いさながらの吐き気に苦しんだあの2日目の夜でした。

腕が上がりません:3日目

前夜の苦しみから一転、寝覚めはだいぶスッキリしていました。
ただ相変わらずいつものように力は出ず。立って歩いてするだけでしんどかったです。

そしてこの日はなぜか腕がめちゃくちゃ筋肉痛でした。
思い当たる理由といえば初日の夜に「やっぱ軽く運動しといたほうがいいよな!」とせっせと腕立て伏せをやってしまったことくらい(てか多分それ)。
正体不明の(おそらく腕立て伏せのせいであるところの)筋肉痛に午前中いっぱい苦しみながらなんとか仕事をこなし、一日を終えました。

3日目は一日を通してそこまで空腹感はなく、腕が痛いことを除けばわりと元気でした。
おそらく酵素ドリンクの摂り方を、朝・昼・晩3度にきっちり分けて飲むスタイルから、丸一日かけてちびちびと飲むスタイルに切り替えた(それだけ前夜の苦しみを繰り返すのは避けたかった)のが大きかったのだと思います。

そしてこの日に関して注目すべきは、体重が突然ズドンと落ちたことです。
前日からは2.2kg、ファスティング開始(=準備期間初日)からは実に2.6kgもの減少を記録しました。

複数のソースを当たった感じでも、3日目あたりから体重減や不調からの回復を経験する人は多いようです。
なんでも、身体のエネルギー源が体内の糖質から脂肪に切り替わるタイミングが、概ね断食の開始3日後に当たるからだとか。
3日目になったらめちゃくちゃ元気になったし痩せた!!なんてことはなかったですが、確かに体重は減ったので納得です。
ちなみにパートナーも、2日目は「もうやめたい……」と心折れかけていたところ、3日目に入るとずいぶん元気を取り戻していました。

えげつない腹減り:4日目

一応最終日として設定したこの日、すなわち今日。
僕を襲ったのは1日目のそれとは比べ物にならないえげつない空腹感でした。部活帰りの高校生もびっくりの、身体を内側からえぐらんばかりの空腹感。
いくら酵素ドリンクをちびちびやっても一向におさまらず、一日中ずっと責め苛まれておりました。

これはおそらく一つには僕のミスのせい、つまり前日の日中から水をあまり飲めていなかったことが関わっているのではないかと推測しています。
ファスティング中はいつも以上に水分補給に気を払わなくてはならないところ、日中に1リットルも水を飲めない状況が2日続いてしまい、それが影響したのではないかと思います。
下手すれば命取りにもなりかねないところ、大いに反省して次に生かそうと思います(次があればだけど)。

また、ひどい空腹感を覚えたときには梅干しなどで塩分を摂るべしとの情報を得たため、コンビニで男梅シートを買って噛んでいたのですが、口にするたび毎回歯の隙間という隙間に詰まるのでたいそう切ない気持ちになってしまいました。
よく考えれば空腹感も水分不足のサインの一つだというのに、なぜそれを見逃して水ではなく男梅シートを買ってしまったのか。
男梅シートに罪はないですが、猛省ポイントの一つではあります。

余談ですが、この日なぜか体重が200g増えました
やはり男梅シート……。

波乱万丈の4日間、そして

ということで、ここまで読んでいただいておわかりのように、一日として同じように過ごす日のない、波乱万丈な4日間でした。
気持ち悪くなったり筋肉痛になったり男梅シートが歯に詰まったり、多彩すぎてあんまりちゃんと記憶できていないくらいです (?)。

とはいえ体重は2.5kgほど減りましたし、ぷよついたお腹周りも多少ながらスッキリしてくれました。
食生活も十分リセットされましたし、やってみて良いことはたくさんあったんじゃないかと思います。というか今はまだそう思わないとやってられない

これからまた4日ほどかけて、身体を食べることそのものに慣らしていく生活、いわゆる「回復食」を摂るフェーズを過ごしていきます。
病院食もびっくりの消化に良いメニューで、休みボケした胃腸を日常に引き戻していく、そんなフェーズです。
この段階を手抜かずしっかりやれるかどうかがファスティングの成否を決める大きな分かれ目らしいので、気を抜かずしっかりやっていきたいと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。まだチャレンジの途上ということもあって、少々まとまりのない記事にはなってしまいましたが、ファスティングってこんなもんかと知る一つの参考資料になったなら幸いです。
まぁでもこの記事読んで「やってみよう!」ってなる人ってよっぽど変わってるわな……そういう稀有な方々には、この記事以外の情報源もきっちり当たったうえでチャレンジすることを強くオススメします。

明日からの回復食フェーズのまとめ、そしてファスティング全体の総括も、また後日行っていければと思いますので、是非楽しみにしていただければ幸いです!

それでは、今日はこのへんで!


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