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おいみんな!暴太郎戦隊ドンブラザースを見ているか!?



どうも、やすしです。



唐突ですが皆さん

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

はご覧になっていますか?



僕はというと、全話逃さずリアタイ視聴しています。



ということで今回は、僕がドンブラザーズの魅力を語り尽くしてみようと思います。

おいおい!そんなん誰が得すんねん!

と思ったそこのあなた。


子どもたちの目線になって考えてみてください。


「あ、あの先生!僕(私)が好きなドンブラザーズのことを語り合えるぞ…!」


となった瞬間、あなたの価値は確定するのです。(?)


それではどうぞ。



暴太郎戦隊ドンブラザースって?




暴太郎戦隊ドンブラザーズとは、2022年3月6日より放送開始された第46作目のスーパー戦隊シリーズ。


「画期的な作品」という意気込みがあったようで、その通りの破天荒で大判狂わせな内容になっています。(まだ18話目)


昔話の「桃太郎」がモチーフになっており、5人のヒーローそれぞれに桃太郎や犬・猿・キジ、そして鬼という名前がついています。

レッドは「ドンモモタロウ

イエローは「オニシスター

ブルーは「サルブラザー

ピンクは「キジブラザー

ブラックは「イヌブラザー

という名前ですね。


ここまで参考の画像がないので

「なんや、名前だけ変わってるだけか?」

とお思いかもしれませんが、ここからが本当の破天荒


ドンブラザーズがいかに破天荒で革新的でおもしろいか、3つのポイントをご紹介します。



破天荒ポイント①「5人のうち2人がまさかのCGすぎる」




今回のドンブラザーズのヒーローは、なんと5人中2人が変身するとモーションキャプチャーを使用したCGになります。


なぜCGなのか?

についてはおそらく大人の事情が含まれているのですが、そのヒーローの容姿も大きく関わっています。


まず誰がCGなのかというと、それはキジブラザーイヌブラザーです。

どんな容姿か?


まずキジブラザー。

なんと身長が2mをゆうに超える超人です。

足の長さだけでおそらく成人女性くらいの長さがあり、それはもう大変なことになっています。

作中でキジブラザーに仲間が話しかけるシーンがあったのですが

身長が高すぎて聞き取りづらそうでした。


そしてもう一人のCG。イヌブラザー。

こちらはキジに対して身長100センチのミニマルヒーローです。

頭が大きくて手足が細い、まるでソ〇ック・ザ・ヘッ〇ホッグのような容姿をしています。


当然ながらこの二人は大人のスーツアクターが対応できるはずもなく、CGになっているということなのです。そしてこのCGが粗いのなんのって。


こんな二人が並んだ全員集合カットをぜひググって調べてみてほしいのですが、凸凹感がもう凄まじいのです。

見る人によっては
「なんじゃこの雑なCGは!?」
とチャンネルを変えてしまうかもしれませんが

そういった部分も一種のエンターテイメントとして楽しんでいただきたいと思います。



破天荒ポイント②「ドンモモタロウが暴れん坊すぎる」




破天荒なヒーローは犬とキジだけではありません。

いや、むしろ一番破天荒なのは「ドンモモタロウ」かもしれない。


ドンモモタロウは名前の通り「桃太郎」がモチーフなのですが、原作の正義感に溢れ優しい桃太郎とは打って変わって、謎の天女と勇ましい男たちに囲まれて登場したり、他の仲間たちのことを手下のように扱い王様のように振る舞ったり。

あげくの果てには「ダメだダメだー!」と叫び、笑いながら他の仲間たちに斬りかかったりと、まさに暴太郎。


さらにこういう性格になってしまった彼の出生には、まだ物語で明かされていない秘密がありそうだったり…

ここまで情報が明かされていない主人公がスーパー戦隊シリーズにいたでしょうか?



破天荒ポイント③「主人公たちの人となりが親しみやすすぎる」




最後の破天荒ポイントは、僕がドンブラザーズにハマってしまった最も深い理由。


スーパー戦隊シリーズのヒーローたちを思い返すと、5人が最初から1つの拠点に集まっており、悪者が現れると一斉に向かうのが当たり前でした。

しかし今回のドンブラザーズは、なんと放送当初は5人それぞれが誰が仲間なのか知らなかったのです。


その設定のおかげもあり、一話ごとの内容の大半はヒーローたちの日常を描くないようになっています。


しかも5人それぞれの職業もとてつもなくリアルで凝っているのです。

ドンモモタロウは、普段は配達員。

オニシスターは、漫画家の女子高生。

サルブラザーは、俳句が好きな風流人。

キジブラザーは、コンサル企業で働く会社員。

イヌブラザーは、無実の罪で追われる逃亡者。


イヌブラザーはファンタジーチックですが、ここまでリアルな設定だと当然見る人は感情移入せざるを得ません。

子どもが、じゃないです。
大人が、です。

特にキジブラザーなんて本当にただのサラリーマンで、いいキャラしてるんですよ。

みてると「頑張れ!」と応援したくなります。


そんなヒーローたちはそれぞれ一般人のように日常を生活していて、悪者が現れると集まって戦い、また日常に戻っていく。


ドンブラザーズ、本当におもしろい。



ドンブラザーズは、仕事で疲れた大人を子どもに戻してくれるドラマ




ドンブラザーズの魅力をまとめるとこういうことなのです。


平日5日間、仕事で心身ともにすり減らし。
土曜日は家事育児で疲れた体に鞭を打ち。

そんな大人たちを30分だけ子どもに戻してくれる「ドラマ」なんだと思います。

もはや「特撮」ではない。


それを証明する様に、実はドンブラザーズの内容は少し複雑な部分があります。

作中で盗作という言葉が出てきたり、コンサル業の会社員であったり、冤罪であったり。

他にも節々で大人向けな内容が垣間見えます。


TV離れが進み、みんながそれぞれのスマホで動画を楽しむ現代。

そんな現状を見て、日曜9時30分からの30分だけは家族で集まって見てほしい!

そしてお父さんお母さんが好きだったヒーローの話や、今の子どもたちしか知らないヒーローについて語り合ってほしい!

大人と子どもではなく、友だち同士のように。


そんな想いが詰まった作品なのかもしれません。


おそらくここまで破天荒な作品ですから、スーパー戦隊シリーズの歴史に深い傷跡をつけることでしょう。



ぜひ皆さんも、ドンブラザース見てくださいね!




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