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声、聴こえますか

役者は私の夢でした

憧れの菅野美穂さん、金八の風間俊介さんのセリフをノートに書いては読んでいた幼い頃。中学時代からコンプレックスの塊だった私。

その中でも声がとても嫌いでした。電話をすれば男の子に間違えられ、ハスキーで可哀想と言われる。すごく太っていたし、卑屈の塊。だからずっと可愛くない私には役者は無理だと思っていました。すぐ喉は枯れてしまうし、覚えも悪い。でもがむしゃらに練習することもなかったこんな私が、役者を目指してはいけないと、ずっと思っていました。

それと同時に、どうしても頭の片隅から役者になることを諦められませんでした。音楽を始めて音楽が楽しくなって、バンド活動を盛んにしていても、捨てられませんでした。

そんな中、今年の初めに朗読のステージに立つ機会を頂きました。
素晴らしい役者であり、友人としてお世話になっている、秋田ようこ ちゃんが描く女二人の脚本に参加して頂きました。
女優秋田ようこと共演できたこともとても誇りです。
その時の話はまた後日書けたらいいなと思います。

そして、その時の主催者様が、个LABO(こらぼ)の代表である藤本竜輔さんです。
个LABOの強みはなんと言ってもテーマの多様性だと思います。
初めて参加したものは季節がテーマ。
月星座をモチーフにしたもの、ラーメン屋で催す朗読劇、魅惑のメンズのみの朗読などなど多岐にわたります。

そして、今回参加させて頂くのは个LABOの中でも異色企画。

黑笑い」です。
笑うせえるすまんやY氏の隣人、カイジなどのブラックユーモアにテーマをあてたリーディングライブ。
私はこの中で黑の案内人、黑笑魅霊を演じます。

5/7は2度目の稽古日でした。私自身、世にも奇妙な物語や、ストーリーランドが好きなので、お話を頂いた時は感無量でした。さらに黑笑いは今回がseason1なのです。加速するブラック・ユーモアの世界の始まりに立ち会えるんです。その初回案内人になれるとは…

舞台の上で

久しぶりの舞台に立った時、バンドマンとしてのステージとは違う血の滾りを感じました。自分を生きてきたそのものを表現できるのが芝居なのだと思ったものです。
容姿が秀でていなくても、声そのものへの自信がなくても、自分をその世界で生きればいいのだとその時初めて体で感じた気がします。

どれかひとつではなければいけないと思っていたのですが、バンドマンとしての私も、役者としての私も、撮影スタッフとしての私もそれも全て何かに生かせるのです。
それが私だけの芝居になるんだと、今なら思えます。


私はミュージシャンであり、アーティストであり、創造製作者であり、役者です。そう胸を張って言える日は遠くないと信じています。

予約サイトは以下です。
https://reserva.be/seimenjo
私は5/18のスペースヤポンに出演致します。
備考欄に「中島麻友美」と記載いただけたら嬉しいです。
お問い合わせのみもお待ちしております。



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