登校ハードルと心のエネルギーという考え方
登校ハードルと心のエネルギーという考え方
登校ハードルという壁を想像する。
その壁を乗り越えるにはエネルギーが必要だ。
そのエネルギーが心のエネルギーである。
登校ハードルよりも高い心のエネルギーがあれば、壁を乗り越えることができるので、登校することができる。
この登校ハードルと心のエネルギーという考え方は小柳憲司氏の書籍に詳しい。
不登校が増えている。
コロナ禍でさらに増えたようである。
学校以外でも学びの場はあるが、やはり学校でしか学ぶことができないことがあるのは事実である。
長期休業明けは、一般的に登校ハードルが低くなりやすい。
登校していない自分だけでなく、周りも友達も学校が休みだから同じスタートラインに立てるためだと考えられる。
心のエネルギーが低かったとしても、登校ハードルが低いこの時期は登校することができる子もいる。
だが、徐々に登校ハードルは上がってくるので、心のエネルギーの消耗によって登校ハードルより心のエネルギーが低くなってしまえば、登校することが難しくなってしまう。
では、どうしたらよいのか。
その子にとって何が心のエネルギーを消耗させているのか、また、どういったことで心のエネルギーを高めていくことができるのか、そういったアセスメントをしていくことである。
そういった考え一つ一つが、授業や休み時間、学校風土に関わってくる。
一人一人の子どもを大切にする授業。
一人一人の子どもを大切にする学校風土。
一人一人に光りを当てる学級経営。
子ども視点で学校現場の一つ一つを見つめ直していくことが必要である。
だからこそ、学び続けることが大切。
子どもたちの笑顔のために学び続ける。
<参考書籍>
小柳憲司著『学校に行けない子どもたちへの対応ハンドブック 』【新典医学出版社】
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